高嶺のハナさん ネタバレあらすじ 83話 最新刊4巻をお得に読む

「本当の気持ち」

凪は妄想の事を口に出してしまったのだが、高嶺はその言葉を参考にして歯応えがあるお菓子の企画を急造とは言え、あっという間に仕上げる事に成功する。

そして高嶺は凪にこの企画でどうかと聞くと、凪は妄想の事や疲労の事で肉体的にも精神的にも限界に達していたが、それでも残された力を振り絞ってサムズアップしたのだ。

高嶺はサムズアップする凪の姿を見て、自分の企画はこれでいいのかと察したのか彼にお礼を言い、この企画を明日までにちゃんとまとめて出すつもりだからこれで失礼すると言って去る。

そして部屋には凪だけになったのだが、彼は白目をむいて気絶をしていたのだ。

その理由は仕事の筋肉トレーニングを始め、高嶺に言い寄られて緊張してしまった事、その両方で脳が疲弊して変な妄想を見てしまった事によるものだった。

因みに凪は2時間後に何とか意識を取り戻すと、コーラを飲んで糖分を得る事で何とかなった。

そんな事になっている頃、弱木の家では家に来ていたイチゴが企画の事で色々言った後、弱木に近づいて、彼のズボンに顔を埋めて泣いていたのだ。

突然の彼女の行動に弱木は何が何だか分からず、むしろ困惑していた。

そしてイチゴは泣きながら弱木に対して、弱木は自分が抱いている想いをとっくに分かっているのにずるいと言うのだった。

そして泣き止んだイチゴだったが、泣いている顔を見られたくないのか弱木のズボンに顔を埋めたまま、弱木は自分の事を好んでいるのか、嫌悪しているのかどっちかと聞いたのだ。

対する弱木はどちらでもないと言って話を濁そうとするのだが、イチゴはそんな答えは駄目だと言いつつ、好んでいるのか、嫌悪しているのかをちゃんと答えてと言うのだった。

そうしたら弱木はどちらを答えろと言われたら、嫌悪していると答える。

しかし、このような答えを言うのは不本意だと言う思いが弱木の体を震わせ、それを感じたイチゴは弱木は本心からこのような答えを言ったわけじゃ無いし、本心から言った言葉じゃないから申し訳なく思っていると感じていた。

そしてイチゴはようやく顔を上げて、目には滲ませながら弱木が嫌悪している人間が家にいてはいけないと呟く。

同時に心の中で、ここで退いておけば、弱木も自分も無駄に心を痛める事はないと思うイチゴだったが、何故か彼女は退かないで弱木にキスをするのだった。

余りに突然の事だったので、弱木はキスを受けた状態で目を見開いて驚いていた。

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高嶺のハナさん 83話感想

最初のシーンですが、凪は本当にご苦労様と言いたいですね。

体力的にも精神的に参っていて、仮に失態を犯してしまっても取り返す事が出来ない状態で何も起こらないようにし、気絶した事にも気づかせなかったのですから良かったのではないかと思いましたね。

今回、偶然とはいえ、高嶺を家に招いたのですからこの事によって少しは高嶺に対する緊張も薄れたんじゃないでしょうか。

そしてイチゴですが、まさかキスをするとは思いませんでしたね。

イチゴは弱木は言いたくは無かったのだろうが、自分の事を好ましく思っていなかったからこれ以上いてもお互い無駄に傷つくだけだろうから帰ろうとしていたのです。

しかし、退かずにキスをするとはこれはきっと必ず好きにさせると言う意思表示とも言えるのではないでしょうか。

今はまだ嫌いかもしれないけど、弱木が申し訳なさそうにしていたと言う事からまだチャンスはあると考えたのだと思います。

本当に嫌いだったら、後ろめたい思いとかはないでしょうからね。

ただ単純に弱木が優しいだけだからかもしれませんが、それ故にイチゴは惹かれているのも事実です。

イチゴはまだチャンスが思って、取りあえず何かしらの爪痕は残そうと思ってキスしたのだと思います。

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