「それでも世界は美しい」121話のネタバレと感想!無料試し読みはコチラ♪リビ達に次々と困難が・・

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121話「陥穽」のあらすじ

ニケをあえて残し、一人リビはウルスラを止めようと神殿へと向かいます。御守りにと、ニケからもらった髪の毛がいけなかったのか、ついに神殿の装置が作動してしまいます。その装置は”雨人、天を裂き、一つの地、三つの国を滅ぼす”と伝えらる装置。
ウルスラは正気に戻りますが、アルは世界の破滅を喜んでいます。
神殿の溶けないはずの氷も溶けてきてしまい、危機が迫ります。

「また揺れた…っ」
何度も地震が起こる異常事態にニケは焦ります。ニケのいる場所でも氷が溶けてきました。
皆に知らせないとと、ドアを開けると外はいつの間にか嵐になっています。
ニケは悪い予感がする、と嵐の中リビの元へ行こうとします。
「行ける。正確には”行ける”とされておる。
神殿手前の聖域までじゃが、この氷の洞窟、そこと繋がっているという話じゃ」
とおじいさんが話し出します。
おじいさんの祖父は聖域管理の要職についており、最北の研究をしていたそうです。
「最北の土地には災いが眠っていて、氷の王国の氷はそれを封印しているという。
実際 万年氷が自然と溶けるなんてはじめてしゃ。嫌な感じがする」
ニケたちは氷の洞窟を進むことに決めました。

一方のリビは
アルは事態に冷静な態度です。そんなアルにリビは掴みかかりますが、
「言ってただろ、”これより先の機能停止は受け付けられません”って」
「近日中に世界は滅びるよ」
「そして今、最北の道も開かれつつある」
「”あまねく世界を支配する”本当の力。やっと会える。行かないと」

リビはアルを追いかけようとしますが、足元の岩が急に崩れ落ちます。
(ちくしょう。俺はいつもお前に届かない)




気を失っていて目が覚めたリビ。
(全身、痛くてたまらねぇ…
けど、体は動かせる。)
少し暖かい空気が周りにあります。
(そういえば落下した時、何かに包まれて衝突をやわらげたような)
(仕組みはさっぱりだが、装置が俺を守ってくれたらしい)
物思いにふけっていると
「ネロ!!ネロっ、目を開けて!!」
というウルスラの声がします。

ウルスラの前には瀕死のネロの姿がありました。

(息はある。今すぐ処置できれば、まだ…)
(崩落は続いている。上からの助けを待つことはできない)
「ウルスラ、とにかく安全なとこへ…」

「ネロの息が止まった…
体もどんどん冷たくなってく」
リビたちのすぐ後ろの岩が崩れそうになります。
「ウルスラっ、早く」

「もういい。私はもういい」
「ネロまでいなくなったらもう生きていてもしかたない」
「私は償えない罪を負った。だからここでネロと一緒にいくわ」

(ついに一度も好きだと言えなかった。
次、生まれかわるのなら、あなたに愛される存在になりたい。なんの隔たりもない世界にーーー…)

リビはウルスラを避け、人工呼吸をします。
ネロの息が戻りました。
「ネロを動かしたくはないが仕方ない。
あとな、手ぇ出せ、これつけてネロにぴったりくっついてろ」
「これがあれば多少体の周りが暖かくなるし、さっきみたいな崩落があっても”魔法”が助けてくれる」

「たっ助かるつもりなの?この状況で?できっこないわ」
「だろうな。でも俺は決めてるんだ。運命には支配されない」
「それに命を放る程度で犯した罪を償えるとは思わない。憎まれる側になった自覚があるなら尚さら軽く自分を扱うな。傷めつけた奴らが自分めがけて怨みをぶつけてこられるくらいふてぶてしくなってろ」
「だからお前は俺を殺していい。ただし、ここを無事に出られたらだ」

凛としたリビの言葉はウルスラに届いたようです。

ウルスラの人工呼吸により、ネロの意識が戻りました。が、三人の元に溶けた氷の地下水が迫り来ます。
早速ネロを抱えて地下水から逃げる三人。
風が吹いていた隙間に逃げ込みます。
隙間の先には道が続いていました。
ネロの具合をみて、進むことにします。

水際にうずくまるリビ。そのリビの背中を押そうとするウルスラ。しかし、今はだめだと思い留まります。
(殺すのはいつでもできる。心を許したわけじゃない)

必死で三人は地下水から逃げます。
やがて出口が近づいてきました。
しかし、その出口は到底登れるとは思えない高さにありました。
ウルスラがまず登ります。なんとかルートを確保できたウルスラ。次にネロを引き上げます。
最後に残ったリビ。
「俺も今行…」
と言った途端、足元が崩れ落ちます。
体制を大きく崩すリビ。

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感想

一つの国と三つの地を滅ぼすという装置が起動してしまっただけでも大変な事態なのに、リビたちには次々と困難が押し寄せました。
ウルスラの憎しみもまだ止まってはいません。
緊迫感がさらに増す展開でした。

そんな緊急事態でも決して折れようとはしないリビが格好良かったです。
元々、太陽王として強いリビでしたが、ニケと共に困難に立ち向かううちに、優しく、そして強く、粘り強くなったリビ。
幼く小さな体ですが、すっかり頼もしく成長しているのがよく分かります。

足元が崩れ落ちてしまったリビは一体どうなってしまうのでしょうか。
ニケはリビの元へ無事にたどり着けるのか、世界を滅ぼしてしまう装置は止めることができるのか、アルはどこへと向かったのか、先の展開が待てないお話となりました。

次号2号(12月19日発売)に続きます。

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