「サガラ~Sの同素体~」最新刊2巻のあらすじとネタバレと感想!無料試し読みはこちら♪

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「サガラ~Sの同素体~」1巻8話のあらすじとネタバレと感想!試し読みはコチラ♪最新話は成瀬の目的

[mokuji]

2巻のあらすじとネタバレ

9話 『外務官僚』

話題の子供向けアニメ映画が公開になり、家族連れで混雑する映画館。
人の群れから、男たちがそっと抜け出して”PRIVATE”の表示があるエリアへと歩いていく防犯カメラの映像に、サガラと堂殿が見入っていました。
マタギ(真藤官房審議官)からもたらされたその情報では、集結したのは国交省や警察庁などの気鋭の官僚ら21名、さらに政財界、シンクタンクなどの若手幹部17名に憲法学者という顔ぶれでした。
そのシネコンが入ったビルは成瀬産業が管理する物件であり、彼らが、ダミーの家族を仕立ててまでその建物に集った理由とは何か?
成瀬完治とその組織「㉖:ふたじゅうろくまる」らが企む軍事的なクーデターに加え、彼らが、独自に作ろうとしている新しい憲法草案までもが最終段階に及んでいるのでは…?という懸念が膨れ上がってきたのです。

その頃、紛争地帯で負傷した部下を抱え、徒歩でアフガニスタンの国境を目指していた成瀬は、国境を越えて、彼らを待ちかねていたユニットと合流を果たしていました。
そんな彼らの活動を日本国内で密かに彼らをサポートしている成瀬産業の来島をマークしていた真藤は、彼がとある建物に入っていったことを確認しました。

そこは“春霞会館”という特別な建物です。

ホテルとして営業されてはいますが、一般的には開かれておらず。
堂殿曰く、利用者は霞が関の官僚とそのOB、一部の政治家など、特別な紹介がなければ立ち入ることもできず、セキュリティも厳しい場所、そこにサガラは議員秘書のバッジをつけて潜入することになりました。
サガラは来島に対し、㉖(ふたじゅうまるろく)の現状を調査するよう依頼していたため、今彼が会おうとする人物は、その組織の重要メンバーだと考えられるのです。

来島が話していた相手は外務省の富岡岳史国際協力局長でした。
アフガニスタンなど、紛争地帯にコネがある、という富岡の情報を即座に伝えてくれた堂殿は、サガラに「外務省は古巣だから」と告げるのです。
彼曰く、富岡の好物は「権力」___サガラは王立保険リスク査定協会の“塚崎”として彼らに接触を図ったのです。

10話 『ヒューミント』

外務官僚の富岡は「日本にも外務省を母体にしたインテリジェンス部門創設の声がある」と“塚崎(サガラ)”に語りました。
それが、そう遠くない時期に具体化するかもしれない、というのです。
「ここだけの話にしておいてくださいよ」という富岡でしたが、サガラはそんな彼の前で来島に成瀬完治の話を振って揺さぶりをかけました。

その話の流れに戸惑う来島の前で、互いに探り合いをしながらも、富岡は“塚崎”に在外公館でイレギュラーにパスポートを得る仕組みがあることや、そうした法のはざまの様々な可能性について語るのです。
そして彼は成瀬完治がいるであろう場所についての示唆もを与え、去っていきました。
ヒューミント(humint)とは、人間を媒介とした諜報活動を意味します。
サガラも富岡も、互いにその相手を認識し、探り合いを始めていたのでした。

富岡が言う、危機を逃れた成瀬の居場所は「快適なホテルのプールで冷えたビールでも飲んでいると思う」__アフガニスタンから民間航空機で直行できる7都市の中で、ホテルのプールで飲酒でき、今の季節それが可能なのはインドのデリーのみ。

来島は成瀬がイランからアフガニスタンへと自ら飛んで作戦に従事したことをサガラには告げていなかったのです。
彼はサガラを完全に信用しきれずにいたのでした。
しかし、状況は既にその甘さを許すものではなく、彼と家族の安全は風前の灯だったのです。

成瀬産業に滞在しているユニット㉖(ふたじゅうろくまる)の金剛らは、来島と塚崎、そして富岡が一堂に会したことで混乱し始めていました。
ことに塚崎の身分、その存在そのものに関して調査を進め、警察が保有するデータベースにまでアクセスする手段を講じていたのです。
今まさに警視庁内部から「つかさき えいじ」を検索しているところをつかんだ真藤は、逆にその様子をモニターし、サガラの身の安全を図るよう策を講じて見守っていたのでした。

11話 『ブラッドクロスダイヤモンド』

警視庁・警備部警備企画室の端末で、現職警官たちが“塚崎永次”の個人情報が検索されていました。
彼らは、成瀬完治の組織“㉖(ふたじゅうろくまる)”の配下でした。
警察のデータベースにある“塚崎”の個人情報は本籍・出生地、そして学籍などの記録に及ぶものであり、運転免許証で顔写真までもが白日の下にさらされることになったのです。
指紋、そして怪しまれていた警察職員名簿などの照合をされている中で、その検索の様子をモニターしている者がいました。
雑居ビルの一室で、真藤審議官と彼の部下、穂積巡査部長はこうなる事態を予想して警察庁のサーバーを遠隔操作していたのです。
穂積は巧みにデータを差し替えて、サガラの警察官としてのオリジナルデータを隠蔽し、“塚原”のデータを組み込んでサガラの“カバー”を作り上げたのでした。
一連の作業を終えて、穂積は真藤に質問します。
「気になるんですが、本物の塚崎さんはどうしているんですか?」
後ろ姿のままで問う彼女に、真藤は「優秀な男だが、ギャンブルに目がなく、マフィアに大きな借金を作った」と答えます。
真藤がその借金を肩代わりし、塚崎自身も別人格を手に入れて、現在はケイマン諸島でくらしているのだ、と。
「では…生きてるんですね」
穂積は安堵して口元を緩めるのでした。

新宿御苑の長閑な昼下がり。
サガラはイスラエル情報部員のシシと話をしていました。
エルサレムを去る日に、サガラは一人のダイヤモンド商のもとを訪れていたのです。
イェフダというその男は、いわくつきのダイヤを扱うことを稼業としていたのですが。
サガラが持ち込んだ父親の遺品のロレックスにはめ込まれたダイヤを見て、イェフダは驚きと興奮を隠せませんでした。
そしてサガラに、そのいわれを語るのです。
昔テルアビブにいたダイヤの研磨の名人のもとに持ち込まれた大きな原石が、37個の粒に分割され、そのうちの8つだけが銃撃の振動で赤く発行する“ブラッドクロスダイヤモンド”、その一つが目の前のロレックスに埋め込まれていました。
そのダイヤの研磨を依頼した男の名がキングダム。
その名は、成瀬をキプロスからザーヘダーンへと運んだプライベートジェットのオーナーのものでした。
サガラは、彼のことを訪ねたくてモサドに通じているシシを呼び出したのです。
J.P.キングダム___彼は、莫大な資産を持ち、中東やアフリカに大きな影響を与える人物として知られていたのです。
そして90年代にはテロ支援者として裏社会で名前が知られるようになっていました。
シシはモサドの保有している情報をサガラに与え、「お前の出せる情報はあるのか?」とサガラに問います。
「俺の父親は、イラクに派遣された自衛隊員だった」___サガラは、その本当の名前すら明らかにならない中で、大きな秘密を語ったのです。

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12話 『ミルフィーユ』

サガラはシシに「自衛官だった父親がイラクで警備活動中に発生した銃撃戦で戦死したが、政府は事故死で処理した」と語りました。
あきれたようにシシは答えます。
「戦死を戦死と認めなければ、誰が国のために戦う?…犬死じゃないか」
それでお前はどうする?と問い返されサガラは決意を語るのです。

「父の死の真相を知りたい」

彼は、ただシンプルにそう思っているのだと知り、シシは「今日また日本の謎が増えた」と言って立ち去るのです。
たえず戦争を繰り返しているイスラエルに生まれた彼にとっては、その感覚は理解しがたいものだったのかもしれません。
なぜ父親は成瀬完治と同じブラッドクロスの腕時計を持っていたのか。
サガラは真藤に教えられた動画の中にきらめく赤い閃光をみつめて自問を繰り返していたのです。

サガラは某国の幹部が夫人同伴で日本に密入国をし、観光中であるとの情報をつかみ、外務省の富岡にリークしました。
公安側から提示されたその情報を外務省が知らなかった、では済まされない事態です。
富岡は「未確認情報として報告を受けている」とは答えましたが、即座にその裏取りを始め、その結果、サガラ=塚崎にホテルでの会合を持ち掛けてきたのです。
その情報伝達の様子を見て、堂殿は「㉖(ふたじゅうろくまる)はまるでミルフィーユのようだ」と評するのです。
海外に出る実働部隊、実務をこなす中堅幹部、その上に局長クラスがおり、上に行くほど失敗を恐れて手厚い保険をかけたくなる___だから、サガラの情報力はぜひとも味方につけておきたいものなのだ、と。

富岡に指定されたホテルには、彼のほかに財務省の山中理財局長、総務省の黛官房長、防衛省の加茂防衛政策局長が揃っていました。
彼らは、富岡の勉強会の共同代表だというのです。

最初の興味は、サガラ=塚崎がいかにしてその密入国の情報を得たのか、というルートでした。
その国の要人らは、北京で必ず乗り換えて、世界中に移動するのです。
ある国は、それを監視する人員を専門に配置しており、パスポートを他国のものに取り換えて北京を発ったとしても、顔認証システムで確実に彼らの状況を把握できるのだ、とサガラは説明しました。
つまり、その“ある国”とサガラ=塚崎は情報の共有ができているのだ、ということを富岡らは確認したのです。

彼らはサガラに言うのです。
「日本のために働く気はないかね?」
彼らは政界の再編について具体的な話を始めました。
官僚の手に、官僚機構の人事権を取り戻す…それが、絶対の要件だ、と富岡は言うのです。
彼らが見ている日本の状況は、サガラが驚くほどに切迫したものでした。

13話 『蛇の頭』

外務省の富岡は、成瀬完治の名前を出したサガラ=塚崎に、インドの大反乱についての話を始めました。
1858年、ムガル皇帝が降伏した翌日に息子や孫が殺され、イギリスはセポイ(インド人の傭兵)の反乱に乗じて国際法上のインド支配者であるムガル帝国を滅ぼしてインドの支配を確立した、というのです。
同席していた官僚たちは、サガラが成瀬の名前を知っていたことにも動じるそぶりはなく。逆にそれを前提として、富岡の話に同調していくのです。

虚偽・恫喝・買収、そして武力の行使を経てインドを支配したイギリスのやりようは、褒められたものではなかったが、世界の変化から取り残されて停滞していた当時のインドの近代化を推し進めることになった…これが、歴史の教訓なのだ、と。

会合を終えて街に出たサガラはマタギ(真藤)と合流し、富岡らの様子を報告していました。
真藤は、外務省の富岡、財務省の山中、総務省の黛、防衛省の加茂のなかに、㉖(ふたじゅうまるろく)の頭目がいるのではないか、と考えていたのです。
しかし、サガラは「彼らは誰かからの指示で動いている」と断言、彼らはだた、クーデター後の官僚機構を設計していたが、その重視するポイントは官僚の人事権の奪回であり、それは制度の面にのみ限定され、トップを狙っているわけではなかった、というのです。
“蛇の頭”は存在するはずであっても、まだその姿はさだかではなく、しかし彼らが企んでいるクーデターは現衆議院の任期中(満了で2021年10月21日)であり、解散があればその時期は容赦なく早まるのです。
サガラは「成瀬完治に合わない限り、蛇の頭は見えない」として、彼が潜伏しているだろうインドへの渡航を進言しました。

そんな彼を真藤はとある場所に連れて行きました。
工場のような建物の中に、小規模の医療設備が整えられており、招き入れられたサガラはただ一言「どんな顔にする?好みは?」と問われ、「勝手にやってくれ」というのです。
姿を変え、かれは成瀬のもとへと飛ぶ決意を固めていました。

14話 『変身』

「成瀬に会うためにインドへ行く」という決意を聞いて、真藤はサガラをとある場所へと連れてきました。
羽田の倉庫街の片隅にあるビルの一角で、彼を待ち構えていたのは一人の白衣をまとった女性でした。
彼女に「どんな顔にする?好みは?」と聞かれて、サガラはこれから何が起こるかを悟り「勝手にやってくれ」と言ったのでした。
女性は、サガラの頬に特殊メイクの傷をこしらえ、ひげの形で骨格を偽装していくのです。
さらに耳の形までもシリコンで形成し、微妙な差異を加えて認証装置をも欺瞞できる顔を作り上げました。
髪と服装を変え、撮った写真で加工したパスポートを見て、“カバー”となった人物のことを真藤に尋ねるのです。

新しい名前、垣内 鋼(カイト ハガネ)はインド~中東~北アフリカまでを網羅したハワラという送金ネットワークに雇われた日本人の男のものでした。
ハワラとは信用を意味する言葉で、現在はそのシステムで世界の半分をつないでいるとも言われているのです。
彼はその組織の仕事を請け負って様々なところを飛び回っていた男でした。

真藤から手渡されたマイクロSDカードには、カイトに関する情報がみっしりと組み込まれていました。
その資料を徹底的に読み込み、乗り移れ、と真藤は言うのです。
彼が手渡したのは古びた鍵。
そしてデリーについたら“ミルクマン”という男に会え、と告げました。
サガラはそのまま成田へ直行し、身一つでインドに向かうのです。
彼は、その機内で父が殉職したときのことを思い出していました。

警察官に任官したばかりの頃、父親がイラクで殉職しました。
自宅で、帰国して弔問に訪れた父の部下たちからその時の様子を聞こうとしたサガラでしたが、彼らは頑なに口をつぐみ、関係者には箝口令が敷かれていたこと直感したのです。
サガラがもう一つ、知りたいことを彼らに問いました。
あの、ダイヤが埋め込まれたロレックスは、父親の遺品としてもたらされましたが、古いそれを父親が着けているところと、一度も見たことがなかったのです。
しかし、だれもが目に涙を浮かべるだけで、答えられませんでした。
そこに何か大きな謎があるはず…その時から彼の戦いは始まったのでしょう。

インドの街並みに溶け込むように歩く彼は、真藤の指示のおとり、“ミルクマン”と呼ばれる男を訪ねるのでした。

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15話 『ダダのネットワーク』

“カイト ハガネ”としてデリーの街に出た彼は通りにある露店でミルクを扱う老人を尋ねました。
素足に粗末な服、痩せて小柄な彼が“ミルクマン”…インドを中心にしたハワラ(闇金融)のネットワークを牛耳る重要人物だったのです。
「カイトか」と呼ばれ、サガラは古いカギを彼に手渡しました。
それを改めた“ミルクマン”はカイトを連れて路地裏を歩き、とある場所に連れて行きました。

そこは貸金庫。
ミルクマンが渡したそのカギで引き取ってきたのは一つの小さな袋でした。
その包みから現れたのは大粒のダイヤだったのです。
「全部あります」
部下の言葉にミルクマンは立ち上がり、両腕を開いてカイトを抱きしめて告げるのです。
「今日から俺をダダ(祖父ちゃん)と呼べ。俺はお前の家族だ」

その言葉に、カイトは問いました。
「ダダ…あんたは世の中を変えてみたいと思ったことがあるか?」
彼の答えは「人間の営みなどちっぽけなものだ」というものであり、さらに、お前はあるのか?と問い返してきました。
カイトは素直に「わからない」と答えましたが。
「ただ、あんたがミルクを売っているのを見て少し感動した」と吐露するのです。
「ミルクを搾り、ミルクを売る。それが俺たちのカーストだ」
インドに生まれた彼は、その身分(カースト)から抜け出せるものではなく、しかしそれをはねのけるようにして働いてきたのでしょう。
彼はカイトの目を見て言うのです。
「俺がお前のボスと取引した通り、俺のネットワークはお前のものだ」

ミルクマンのもとで働く若い男・サンジャイがカイトを連れてデリーの街に出ました。
サンジャイは「ミルクマンのネットワークはすごいんだ」と言い、車で人があふれる道を進んでいくのです。
「ほら来た」と渡されたスマホには一人の男の姿が映っていたのです。
デリーで生きてる人間を見つけるのは朝飯前___そう言っていたサンジャイの言葉通り、今、カイト=サガラの目の前に成瀬完治が現れたのです。

16話 『接触〈コンタクト〉』

始めて見た成瀬完治の姿に、サガラ=カイトは車を降りて歩きだしました。
サンジャイは「荒っぽいことの手伝いはするなと命令されているんだ」と彼を止めますが、挨拶をするだけだ、と言ってカイトは周囲を見回します。
成瀬の背後には複数の男が様子をうかがっているのが見えました。

そしてすれ違う瞬間に、カイトは言葉を発するのです。

「あんた、尾行がついてるぞ」
成瀬は目を合わせることもなく「知っている」と返し、そのまま立ち去ります。

それが、二人のファースト・コンタクトでした。

成瀬のホテルを確認したカイトは、ミルクマンに「仕事をさせろ」と頼むのです。
そんな彼に、ミルクマンはミルクの商売の手伝いをさせながら、少し前に起きたことを語り始めました。

信頼で成立している彼のネットワークに、ありえない事態が起こったのは三か月前。
ベルギーのアントワープに送ったはずの莫大な価値のあるダイヤモンドが消えたのです。
運び屋五人までが消息を絶ち、すぐに信頼できる男を現地に送りました。
それが本物の垣内鋼(カイト)でした。

しかし、彼もまた連絡を絶ち、その代わりに真藤がミルクマンのもとを訪れたのでした。
彼がもたらしたカイトの情報は驚くべきものだったのです。
動画の中で、彼は病院のベッドに伏してミルクマンに許しを請い、真藤を頼ることでしか彼の信頼に応える方法が無くなった、と。
真藤とその部下らは、在外公館を使って世界中で情報提供者を探すプロセスでインド~中東~ベルギーを頻繁に行き来していたカイトに目を付けて接触を図っていたのです。
そんな中で彼が瀕死の重傷を負いブリュッセルで助けを求めてきたのですが、ほどなくして死亡しました。
その最期の取引で、カイトの死を3年伏せてパスポートの名義を提供することと引き換えに家族のもとに彼を還すことを、真藤は約束したのです。
そして、真藤は本物のカイトからあの“カギ”を預かりました。
ミルクマンは彼の死を嘆きはしましたが。
彼が命がけで残したカギを持ってくる者を「俺はカイトとして迎える」と言ったのでした。

真藤(日本警察)の尽力でダイヤを取り戻すことができて、面目を保ったミルクマンは、約束の通りに新しいカイト=サガラに力を貸す、と言いました。
しかし、暗殺には手を貸さない、それが彼のポリシーなのです。

カイトはミルクマンのデリバリーの仕事を請け負いました。
一抱えある袋を車でホテルの駐車場まで運んだカイトは、その割符として紙幣を渡されました。
指定場所に運ぶと、痩せた老人が待っていたのです。
袋の中身は彼の幼い孫娘ニーラムでした。
ところが、彼女自身が何者かに狙われており、祖父はミルクマンを頼ったのです。
再会を果たした次の瞬間、数名の男らが二人に襲い掛かり、少女を奪おうとしていました。
カイトは「この仕事はミルクマンの命令だ。用があるならミルクマンに言え!」と叫び、彼らを撃退したのですが、そこに居合わせ、手を貸したのは成瀬___それはカイトとミルクマンが仕組んだ成瀬との再会だったのです。

17話 『磁力』

成瀬はカイトの“ミルクマン”という言葉に興味を示しました。
カイトはインドに根付く送金システムの“ハワラ”のことや、ミルクマンがその王であること、自分は彼の下で働いているのだと教えるのです。

成瀬は「あなたにも興味があるが、ミルクマンにはもっと興味がある」と言い、物おじする様子もなく「会わせてくれないか」と請うのです。
社会を動かす人間に会う、彼らが社会を動かす力に触れたい___それは仕事ではなく、自分の命をどう使うか、彼らから得られるものは多いのだ、と成瀬は言いました。

サンジャイに案内されて、カイトと成瀬は近代的なミルクマンのオフィスを抜け、銃を持つボディガードのいるプライベートエリアへと入りました。
豪奢な部屋の中に、しかしミルクマンはいつもの通り裸足で粗末な服を身につけた姿で成瀬を出迎えたのです。
彼の眼をじっと見つめたミルクマンは「育ちがいいな。自分の運命を疑ったことがない男の顔だ」というのです。
名乗りながら握手を求めた成瀬でしたが、ミルクマンはその手を取ることはなく、インド式の挨拶で合掌すると、成瀬も穏やかにそれに応えました。

静かに始まったその会話で、成瀬はミルクマンになぜあんな小さな少女を“デリバリー”したのか、と問いました。
あの少女ニーラムは、ミルクマンの仕事仲間ヴァルマの屋敷で床掃除をする掃除をしていたのです。
ヴァルマは読み書きができない彼女を除いて仕事部屋には誰も近づけませんでした。
そんな彼が急死し、PCを開くこともできず、彼の息子はその莫大な財産の在処がわからず、苦戦し、そのさなかに掃除カーストのニーラムが書斎に出入りしていたことを思い出して彼女にパスワードを吐かせようと試みたのでした。

実際、ニーラムは18桁にもなる文字と数字を記憶し、書くことができました。
ミルクマンはをれを確認したうえで「あの子は頭がいい」と言うのです。
カイトが「そのPCにはダダのハワラに不都合な情報が入っている可能性が高い。ヴァルマの息子はいずれ音を上げる。その時PCごと買い取ればいい」というと、ミルクマンは二人を見比べて言いました。
「カイト、お前は育ちがよくない。俺と一緒だ。二人は正反対だ。磁石のプラスとマイナスみたいにな。だから2人は似ているのか…」

磁石はプラスとマイナスなら接続できる。
だが、プラスとプラスなら強く反発する。
我々はどちらかな?

その成瀬の言葉にカイトは「さぁ…な」と明確には答えませんでした。
“迷い”のない二人の男たちはいずれどこかで再会する予感を胸に別れたのです。

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2巻の感想

まさに諜報モノの醍醐味というような始まり方をした9話で、新しいキャラクターが登場しました。
端正な顔立ちに、静かな迫力のある外務官僚の富岡は、“塚崎”の身分に興味を示します。
保険と外交、そしてインテリジェンスは紙一重の分野だというのです。

彼らが顔を合わせた“春霞会館”は、いかにもそうした雰囲気を醸し出している建物です。
モデルは九段会館ではないでしょうか?
震災で事故があったことから廃業されてしまいましたが、今なお九段の日本武道館の近くにその遺構は残されてします。
226事件の舞台の一つでもあり、かつては軍人ら限られたものだけが集まっていた場所、ということで物語に説得力が増しますね。

さて、成瀬完治は無事に国境を越えてアフガニスタンへ入国しました。
一つ危機を乗り越え、彼自身も次のステージへと進むことになるのです。

伝統ある豪奢なサロンで繰り広げられているのは、日本の政治経済のみならず世界情勢を覆しかねないレベルの諜報戦でした。
こうしたアンダーグラウンドな方法を在外公館が行っているのであれば、国家自体がテロリストにもなりうる…?
フィクションということを忘れてしまいそうなサガラたちのやりとり。
なんだか、映画を見ているようなその舞台設定と会話は、原作者の真苅信二さんのテイストが前面に出ていて、小気味よいテンポで話が進みます。

サガラ本人が預かり知らないところで、彼に迫る危機的状況に気づいた真藤ですが、彼のもとにいる穂積巡査部長はパソコンを操作してサガラを救うべく情報を処理していきます。
彼女の、一見おっとりした風情とは裏腹な処理能力の高さは、おそらく真藤が信頼して引き抜き、単身で補佐業務を行っていることからも、かなりなものであると推察されるのです。
そのスピード感のある仕事ぶりは、ちょっとカッコいい。
これから地味にいい仕事をしてくれそうだなぁ、という予感がします。

成瀬完治の組織に現役・退役含めて自衛官や警察官、官僚などが含まれると目されていましたが、その職権を使って成瀬のために、そして彼の掲げる理想のために働く者がいるのだという描写がはっきりしてきました。
相反するように、真藤のもとにも優れたスキルを持った者がいたのです。
穂積巡査部長は、その活動の拠点となる雑居ビルで金融会社の事務員と言った風情でサガラの情報戦をバックアップしていました。
その彼女は、“塚崎永次”の身分のもととなった男の現在を知った時にふっと安心した表情を浮かべたのです。
この物語の登場人物がみな非情な世界に身を置いており、さまざまな部分で容赦のない動きを見せている中で、唯一“普通の感覚”を持つ人物が現れた、と少しほっとしました。
彼女の存在は、ちいさな“良心”のようだと思えたのです。

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さて、サガラは自らの出自について初めて語りました。
自分の父親のこと。
そして謎めいたその遺品のロレックス。
埋め込まれたダイヤモンドからキングダムという男へ、そして成瀬完治へと運命の糸はつながっていくのです。

新宿御苑の長閑な風景の中で交わされていたサガラとシシの会話は、今の日本では現実離れしすぎています。
しかし、日本を取り巻く世界のスタンダードはもっと切迫しているのだと、シシの言葉が言外に語っているようにも感じられます。
そのはざまに立っているサガラは、こんな世界に足を踏み入れたきっかけになった父の遺品のロレックスを眺め、成瀬との見えない因果に思いをはせるのでした。

サガラ=塚崎が外務官僚に切ったカードに、彼らは予想を超える反応を見せました。
サガラたちとは対極の意味で、日本の危機を憂いているのでしょう。
ただそれが絶対的に正しいとは言えず、また、既存の秩序を脅かすものであることは間違いないのです。

堂殿が言った「ミルフィーユ」という言葉。
それはいみじくも、さまざまな立場で国の現状を憂いている人々の姿を言い当てているように感じました。

富岡は、春霞会館における来島とのやり取りで、アフガニスタンへと脱出した後の成瀬がインドのデリーにいるだろうことを示唆していました。
さらに、昼食会の席でインド大反乱になぞらえて、彼らが企むクーデターと臨むべき政治の在り方を説くことで、さらにその情報の信ぴょう性を増したのです。
サガラは自らその“蛇の頭”を探り、組織の解明を図るために、まず成瀬に会うことが最優先課題であると考えたのです。
しかし、国を変えよう、動かそう、と口では言うものの、官僚らは高級ホテルでランチを楽しみながら、理想論を述べるのみです。
彼らはあくまでも高い場所から駒を動かすように物事を見ているのでしょう。
サガラは、彼らを見ておりながら、その先にいる蛇の頭の存在を探り、さらに㉖(ふたじゅうろくまる)の組織を解明するために、自らインドへと向かうことを決断します。
個人的には、そんなサガラに接触を図る真藤審議官のアクティブな活動ぶりがツボでした。
しかし、彼の見識と嗅覚があってこそ、サガラのような人材が見いだされ、国難となりうるクーデターの萌芽に気づくことができたのだと考えます。

サガラは全てを真藤に託し、身を危険に晒して任務を遂行しているのだということは解っていましたが、身一つで顔を変え、スーツから派手な服に着替えたらそのまま空港へ行き、一足飛びにインドへ旅立つ、というのは結構な衝撃です。
しかし、ここにきてやっと父親の“事件”がどんなものであったかが詳らかになりました。
日本から海外に派遣された自衛官は、今に至るまで一人も“戦闘”や“銃撃(被弾)”で殉職したものはいない、とされています。
しかし、それがもし欺瞞であったなら。
家族はその最期の事情を知ることは許されないのでしょうか。
サガラはその理不尽をかみしめながらもチャンスを狙い、そのために利害が一致した真藤の申し出を受けて“幽霊警察官”になったのです。
さて、新たに彼のカバーとなった“カイト ハガネ”は保険の調査員だった塚崎と違って、アンダーグラウンドの世界で暗躍する男でした。
精巧に作られたパスポートにはフェイクのサガラの顔写真が本物と変わらないレベルで作り込まれています。
それを即座に用意できるだけの真藤の組織力、そして自らタクシーの運転手に扮して現れる身軽さ、フレキシブルさは意表を突いてくることが多く、むしろ彼自身が若ければ、世界中を飛び回って働きたいと思っていたのではないか、と思うのです。

闇組織ハワラのボスであるミルクマンは、身内と認めた者に対して寄せる信頼は絶大なようで、カイトの欲する情報をすぐに手配してくれました。
すなわち、それは成瀬完治の存在と居場所です。
スマホのようなツールを使いはするものの、その根源は人間。
道端の物売り、警官、ホテルマン、駅員、占い師…サンジャイが言う“ミルクマンのネットワーク”とはまさに街中にあふれた人と、長い間に蓄積してきた信頼関係を指しているのでしょう。
カイト=サガラは初めて、データの上の彼ではなく、生身の成瀬完治を目の前にしたのです。

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さて、ミルクマン。
小柄な老人はその大きなネットワークを統べると同時にまさにその通り名のまま、ミルクを商っています。
そこで幼い子供らを店番や使い走りから仕込み、育て、仕事を教えているのです。
彼らはカーストを超える組織の中で、その恩義から忠実に働き、世界に散っていくのでしょう。
小さな描写からいろいろなことが垣間見える一話でした。

国内外を問わない真藤審議官の八面六臂の活躍ぶりは、サガラ以上のフットワークではないかと思ってしまうのですが、今回はサガラの活動を見越した情報提供者、そしてカバーを探す中で出会った本物のカイトの運命が見えてきました。
過酷な世界で生きていた彼の人生です。
真っ当でない仕事の中で、もしかしたらこうなることすらも、どこかで予想をしていたのかもしれません。
しかし、自らの死期を悟った彼自身が真藤に託したのは、ミルクマンへの忠誠心だったのです。
彼の死を知ったミルクマンもまた、その死を悼み、橋渡しをしてくれた真藤に対して礼を尽くし、新たに表れたカイト=サガラをも家族として迎え入れたのです。
その協力を得て成瀬との再会を仕組み、まんまと果たしたサガラは、老人その孫娘を逃がすために手を貸してくれた成瀬に「おかげで助かった」と握手を求め、互いを認識しあったのでした。
その流れを作ったのは明らかにミルクマンとカイトです。
しかし成瀬はもしかしたらそのことに気づいており、逆に潜入と情報収集のためにカイトに近づいてきたのかもしれません。
成瀬は情報を知るカイトにとっては暗躍するクーデターの首謀者に近い存在でしたが、迷いのないその表情はとても魅力的なものだったのです。

成瀬の「育ちの良さ」は立ち居振る舞いや言葉遣いに表れており、彼はそれを当たり前としてどんな時でも自分を変えようとはしていません。
ミルクマンに「育ちが悪い」と言われたカイト=サガラが姿を変えて様々な人を演じながら彼を追う様子とはまさに対照的です。
そして彼らを表すミルクマンの言葉___「似ているのに正反対、磁石のプラスとマイナスのように」が見事にその様子を言い当てているのです。

成瀬が言う「自分の命をどう使うか、彼らから得られるものは多い」という言葉に、カイトは「贅沢だな」と評しますが、自らの意思で突き進む者と、それを追うために命を懸ける者の違いがそんなところにも表れているのだというのは、興味深いですね。

そんな二人の左腕には形状こそ違え、その文字盤にブラッドクロスダイヤが埋め込まれた腕時計がありました。
日本から遠く離れたインドで邂逅した二人は、いずれその赤い光に導かれ、また翻弄される運命なのでしょう。
ミルクマンの哲学的ともいえる言葉には静かな説得力がありました。
出会ってしまったことでどんなふうに未来が変わるのか。
ここから日本に伝播する影響、そしてその結果が待たれます。

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