「昭和天皇物語」3巻23話のあらすじとネタバレと感想!無料試し読みはコチラ♪

※ここから先はネタバレもあるので、まず無料の立ち読みをお勧めします!

以下のリンク先で「昭和天皇物語」と検索 (^^♪
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
『昭和天皇物語』を無料で立ち読み (^^♪




あらすじとネタバレ

昭和天皇の生涯を描く物語です。
幼少の迪宮(みちのみや)と呼ばれた時代から、丹念につづられた彼の生涯は、実は今まであまりメディアに取り上げられては来なかったのでは、と思います。ことにビジュアルは、映像(動画)が残されている時代でもなく、畏れ多いということから、写真などの情報も限られていました。
そんな彼の生涯を、半藤一利さんの原作(平凡社『昭和史』)をもとに活き活きと描いています。

作画の能條純一さんは『月下の棋士』や『哭きの竜』が良く知られており、その時代に生きた人々の風俗や表情を見事に紙面に描き起こして、まるでそのまま映画になりそうなほどの密度の今作では、明治の元勲や軍人・政治家などの有象無象の老獪さ、大人たちの思惑に翻弄されていく、そんな青年時代の昭和天皇を見事に紙の上に再現しているのです。
迪宮としての幼い日々から、大正天皇の即位により皇太子=時代の天皇としての厳しい教育を受けるようになってきた、というその流れから、二巻でお妃候補として久邇宮良子女王が内定し、一つの節目を迎えたところだったのですが。

ひとつ、大きな問題が提起されました。
久邇宮家の出自の良子の兄弟たちに、色弱の遺伝子が発見されたのです。
これは当時『宮中某重大事件』と呼ばれ、皇太子妃の人選をめぐって対立する勢力があり、権謀術数を巡らせていた長州出身の山縣有朋らは良子女王の母方の島津家=薩摩の血筋を嫌って反対を述べていましたが、それに対し東宮(とうぐう=皇太子)裕仁は『良子で良いのだ』ときっぱり宣言し、その宣言を聞いた山縣有朋は、その背後に明治大帝の姿を見た、と母の貞明皇后に伝えるのでした。

そうして少しずつ人間としての成長を見せる東宮でしたが、父・大正天皇の病状が思わしくなく、不安を抱えている日々の中で、首相の原敬が『今こそご洋行なされませ!』と、将来の天皇として、海外で見分を広めることを勧めたのです。

さまざまな意見が飛び交う中で、誰よりも父・大正天皇がその背中を押してくれたことから、東宮は横浜からお召し艦『香取』に乗って沖縄、そして香港へと向かって出港していくのです。
初めて宮中から離れ、海軍の軍人らに囲まれて過ごす日々は東宮にとっては未知の世界でした。
女性のエスコートの仕方、ナイフとフォークでステーキを食べるテーブルマナーまで、海外経験の豊富な軍人や役人らから教育を受け、新しい世界への見聞を広げていくのです。

沖縄を経由して『香取』が入港した香港は政治的に不穏な時期でもあり、随行の役人たちは東宮の身の安全を図るために容姿が似ている元皇族の北白川家の血筋の将校・小松を身代わりに仕立て、その隙に裕仁を連れて香港の街の中を疾走していくのでした。中国の中に英国が作り上げた美しい香港の街並みを見下ろすビクトリアピークから眺める光景は、裕仁にとって初めて見る『外国』の姿だったのです。

ちょうどそのころ、東京では不穏な空気が流れていました。
裕仁に外遊を勧めた原敬が、東京駅で刺されるという事件が起き、日本の情勢は、決して穏やかなものではなかったのです。

以下のリンク先で「昭和天皇物語」と検索 (^^♪
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
『昭和天皇物語』を無料で立ち読み (^^♪




感想

大正10年(1921年)。
この時代は、明治と昭和に挟まれて密度の濃い文化が育まれたのと同時に、世界が大きく揺れていた頃でした。第一次世界大戦、ロシア革命の後で日本でも様々な政治運動が揺れ動いていた時期です。
そんな世界から隔絶された場所にいたはずの東宮裕仁もようやく外遊の機会をつかみました。

原敬___平民宰相と呼ばれ、当時としては日本のトップエリートとしてパリにも駐在していた経験からリベラルで柔軟な思考を持った彼が、大正天皇の余命がそう長くないことを悟り、裕仁の背中を押したのです。

半藤一利さんがまとめるドキュメンタリーを、能條純一さんが素晴らしい緻密さで描き越している本作です。
ことに当時の風俗、貞明皇后がお召しになっている洋装はかなり話題になっていたそうですし、良子女王(のちの香淳皇后)の優しい桜色の着物や、女学生らしい袴姿などをはじめとして、西洋化の途上にある上流階級の女性たちの日常が濃やかに再現されています。

一巻で登場した足立たか(後の鈴木貫太郎夫人)が幼い裕仁(迪宮)を教え導く様子が素晴らしく、彼の為人がどのようにして形成されてきたか、そのベースの部分が愛されて育まれたものだということがわかってきます。

しかし、成長するにつれて、国を背負うものとしての重圧がのしかかり、軍人や学者らからの厳しい教育を受けるためにそうした温かい場所からどんどん遠ざけられていく彼が、久しぶりに人間らしさを取り戻す機会として与えられたのが外遊だったのです。
後に彼が、もっとも幸せだった日々と述懐するその日々がどのようなものであったのか。
能條さんが描く彼は、『香取』の艦上でとてもみずみずしい、青年らしい明るさを取り戻していくのです。

彼がテーブルマナーを学ぶ食卓の描写はほほえましく、そして『レディファースト』の文化を知った時の驚きや、未来に思いをはせる表情の聡明なこと。
きっと皇太子として常に人の目に晒されてきた彼が、警戒心を解いた素の姿ではこんな顔をしていたんだろう、と思わせてくれました。

彼は、未来の天皇として初めて外遊を行いましたが、その一つ手前で、皇族として初めて沖縄の地に降り立った、というのは、この作品で初めて知りました。
父・大正天皇が叶えたかった夢を、息子の彼が叶えていった、ともいえるのでしょう。

そして、満を持しての初めての『外国』である香港に上陸したのですが。
当時の政情不安から街に降り立つことを危惧する者もいるなかで、彼は替え玉が正規のルートで艦を下りたすきに、平服で街に飛び出しました。

今でも観光名所のビクトリアピークから見下ろした香港は、どんなに美しかったことか。
それをみつめる彼の表情を見ていると、ほんわかした気持ちになりつつ…この外遊を終えて帰国した彼を取り巻くもろもろの厳しさ、そしていずれ訪れるだろう太平洋戦争への流れを思うと、なんとも切ない気持ちになってしまうのです。

平成が終わる今、青年・昭和天皇の姿を通して100年前を振り返るというのも、興味深いものですね。

以下のリンク先で「昭和天皇物語」と検索 (^^♪
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
『昭和天皇物語』を無料で立ち読み (^^♪

↓↓↓続きはこちら【随時更新】↓↓↓
http://www.yellow-journal.jp/?p=




★マンガを無料で読むには★

eBookJapanはコミックの品揃えが世界最大級の電子書店!(約50万冊の本を配信中)

特に漫画は約21万冊を揃えており、人気の漫画はもちろん、
『おそ松くん』や『三国志』など、ここでしか手に入らない名作漫画も多数取り扱っています。

さらに約9000作品が無料で読める読み放題コーナーも充実です!
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

サイトマップ