戦後を走り抜けた「肉体女優」三原葉子の圧倒的な魅力──淀川長治や川本三郎も夢中になった「心ときめく女」──未だに謎に包まれた後半生

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 平成に入ってから「女優」が脱がなくなったと言われている。確かに「昭和の女優」は、みなよく脱いだ。昭和の銀幕では、映画女優は脱いでナンボと相場は決まっていた。
 関根恵子や松坂慶子のように脱いでくれる大物女優や、ヌードが売り物のポルノ女優が登場する以前にも、スクリーンに美しい裸身を披露し、溢れる色香をふりまく女優たちがいた。
 当時の男性ファンの目を釘付けにしていた「肉体女優」「グラマー女優」と呼ばれる一群の女優たちである。
 清純派女優とは一線を画す「肉体派」の先駆けの一人に、1950年代後半から新東宝でグラマー女優のトップスターとして活躍した三原葉子という女優が存在する。

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【筆者】鈴木義昭(映画ライター)
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【写真】日本におけるグラマー女優の草分け、三原葉子。「海女もの」映画は彼女が得意とするジャンルだった
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