【無料記事】要注意!!「ASEAN=ダウェイ投資」を呼びかける会社は、タイ系、日系にかかわらず詐欺師グループの危険性あり

aec2016-02-16 17.28.41

 特にタイへの投資を呼びかける「AEC詐欺」が横行しつつあるという。
 AECと言われても、初耳だという方も少なくないかもしれない。
「Asean Economic Community」の頭文字を取ってAEC。日本語では「ASEAN経済共同体」と訳される。
 乱暴に言えば、このAECによって、ASEAN(東南アジア諸国連合)はEU(欧州連合)化を進めていくということになるわけだ。
 発足は2015年12月31日。まさに今、成功しても失敗しても世界史に残る「大変革」が幕を開けている。
 ここで加盟国を確認しておこう。ASEANの10か国と全く同じなのだが、経済規模などを見て頂けるとありがたい。
 順番は、米ドルベースでの2014年名目GDPとした。
 丸括弧の中は、名目GDPの金額と世界順位、更に同年の1人あたり名目GDPと世界順位とした。ドルという単位と、概数の約は省略させて頂く。冒頭には参考として日本のデータを示す。

★ 日本(4兆6000億・3位/3.60万・27位)
1 インドネシア(8800億・16位/0.35万・120位)
2 タイ(400億・30位/0.58万・94位)
3 マレーシア(330億・35位/1.1万・65位)
4 シンガポール(300億・36位/5.6万・9位)
5 フィリピン(280億・40位/0.28万・130位)
6 ベトナム(180億・56位/0.20万・135位)
7 ミャンマー(60億・72位/0.12万・156位)
8 ブルネイ(17億・111位/0.41万・24位)
9 カンボジア(16億・115位/0.10万・160位)
10 ラオス(11億・132位/0.16万・142位)

 日本の1人あたりGDPの少なさが目立ってしまうが、それは別の問題だ。
 こうして10か国のデータを見ると、先進国レベルから発展途上国まで、バランス良く多彩な国々が加わっていることが分かる。アジア経済に詳しいジャーナリストが解説する。
「EUほどではありませんが、関税の撤廃、人やモノの流れを自由化し、ASEAN域内の経済活性化を狙っています。そのため東南アジアに進出している日系企業の中では、昨年ぐらいから『AEC時代にどう対応するか』が最新、最大の関心事になっています」
 人やモノが集まれば、もちろんカネも引き寄せられる。とすると、怪しい詐欺師が群がってくるのも当然だろう。
 バンコクで投資コンサルタント会社を経営する日本人が明かす。

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【写真】2015年12月、クアラルンプールで開催されたASEANサミット(ASEAN公式サイトより)
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