【無料記事】「富裕層」ではなく「日本企業」が「内部留保」をシンガポールへ資産を移してアベノミクス失敗

singa2016-02-25 17.32.51

 安倍首相が、アベノミクス失敗論の払拭に必死だ。2月25日には都内で講演を行い、株価急落や円高の発生に関して言及し、

<日本経済のファンダメンタルズはしっかりしており、経済の好循環は確実に生まれている。『アベノミクスが失敗した』などという言説は全く根拠がない>

 と反論した。
 しかしながら残念なことに、アベノミクスの失敗は明らかであり、それには少なからずシンガポールの現状が関与しているという。
 どういうことなのだろうか。
 まず「日本の富裕層がシンガポールに金融資産を移している」という報道を目にした方は少なくないだろう。ひょっとすると、該当者が「身近にいる」という方もおられるかもしれない。
 要するに税制の低いシンガポールで、潤沢な資産を運用するわけだ。現在も、その流れは加速している。それがアベノミクス失敗と、どう関係するのか。
「具体的には、富裕層という個人レベルだけでなく、本社機能をシンガポールに移す日本企業が増えているのです」
 と語るのは、シンガポールで活動するジャーナリストだ。
 2015年末にタイやシンガポールも含むアセアン(東南アジア諸国連合)10か国は、関税の撤廃や物流のさらなる促進に向けて、AEC(アセアン経済共同体)を発足させた。
 ちなみに、このAECを悪用した詐欺グループについて先日、関連記事を掲載した。興味のある方は、これも読んで下さると幸甚だ。

【無料記事】「ASEAN=ダウェイ投資」の詐欺グループに要注意
http://www.yellow-journal.jp/?s=ASEAN

 このAECにより、シンガポールへの「富の一極集中」がより一層、進むといわれている。前出のジャーナリストが語る。

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【写真】シンガポール政府の公式サイト、トップページ
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