無料連載『不惑のインターネット・関係者インタビュー』①西村博之氏・第4回

2017-06-29 16.00.15

 西村博之氏を迎え、花田庚彦、本堂まさや両氏がインタビューを行う「ネット・ブラック鼎談」の第4回は、西村氏が「飛行機の旅を愛する理由」について語る。

◇第3回記事(リンク)

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【写真】ユナイテッド航空公式サイトより
https://hub.united.com/
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本堂まさや氏(以下、本堂) ビジネスか、ファーストクラス?

西村博之氏(以下、西村) 僕は常にエコノミーです。

花田庚彦氏(以下、花田) え!? そうなの?

本堂 11時間も平気ですか?

西村 映画も見られるし、ゲームもできます。飯も食べられるし、飲み物も飲み放題で、僕は割と好きです。

編集部(以下、編) 今、タバコを吸っておられますが、機内禁煙は辛くないですか?

西村 僕はタバコがなければ、吸わなくて平気なんです。

花田 私が海外に行く時は機内の時間が面倒で、睡眠薬を飲んで寝ちゃうなあ。

編 その気持ち、分かります。

西村 映画を無料で見られるのに、もったいなくないですか?

花田 いや、9時間とか10時間とか、乗っている時間が嫌です。

西村 僕は多分、24時間でも平気です。長ければ長いほど、「次は、この映画を見よう」と思いながら寝てしまったとしても、起きて続きを見られるじゃないですか。ですから、割と楽しい感じの11時間を過ごしています。

花田 飛行機は楽しめて1時間半。それ以上は嫌だなあ。

西村 となると、映画が好きかどうかによるかもしれないですね。

編 僕も11時間の禁煙が辛くて、日本の航空会社の人に愚痴を言ったら、「もう困ったらトイレで吸うといいですよ。もちろん禁煙だけど、チェックに来るCAも黙認してますから」と教えてくれたんです。それでコンチネンタル航空のニューヨーク便で吸ってみたら、現行犯的に取り抑えられたんです(笑)

花田 そりゃ当然だ(笑)

編 僕の座っている席の真正面に、NASAの警告書を貼られたんです。アメリカ航空宇宙局だから、飛行機もNASAなんでしょうね。次に吸ったら、その時はアメリカの法律に従って処分するから覚悟しろ、みたいなことが書いてありました。

西村 ということは最初の1回目は見逃してくれるんですか?

編 そういうことなんでしょうか。アバウトに英文を読んだだけなので、責任は持てませんけど……。

西村 そうですか。いい話を聞きました。

編 CAは日本人の女性でしたけど、トイレから出たら「あなた、タバコを吸いましたね!?」と詰問されて……。

西村 アラームが鳴ったわけではないんですか?

編 アラームは鳴りませんでした。先に言った日本の航空会社の人が教えてくれたんですけど、乗客がトイレから出てくると、CAはタバコの臭いがしないかチェックしに来るんです。日本の場合は臭いがしても黙認することが多いらしいんですが、コンチネンタル航空は許さなかったわけです。

花田 トイレから出ると、CAが来ることありますよ。

西村 そうなんですか。

花田 確かに最近は、国内線でも「トイレでタバコを吸う方がいらっしゃいますが」云々というアナウンスをしてるね。

西村 そうなんですか。

編 すいません、本題に戻らせて頂きますが、アメリカに留学したから、次はヨーロッパのフランス、と考えられたんですか?

西村 そうではないです。アメリカも滞在許可証というか、10年いられるビザは持っているんです。

編 今でもですか?

西村 そうです。ヨーロッパとアメリカの両方に、自分の居場所を作っておこうということは前から考えていました。あと、なぜかマレーシアの長期滞在ビザも持っていますね(笑) 何かあったら、どこかに行けるようにしておこうという意識があって、フランスを選んだのも、フランス語が喋られるようになれば、アフリカ圏に行けるようになると考えたからです。

編 フランスの植民地だった国が多いですからね。

花田 アフリカには行った?

西村 まだジンバブエと南アフリカしか行ったことがないです。

本堂 でも凄いですよ。

花田 ジンバブエってインフレが物凄かったところだよね?

西村 今は収束しましたし、結局は米ドルを使うので。

花田 確かに、米ドルはどこでも両替できるからね。

編 先の『就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法』(インプレス)に、こんな箇所があります。

<ヒマなんで、ヒマつぶしはしたいけど、お金を払うのはいやだから、自分で作る>

西村 ほう、そんなことを言ってましたか(笑)

花田 本当に覚えていないね(笑)

(第5回につづく)