2016年12月13日

2017年都議選で「小池百合子」の放つ「自民党」刺客

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「(塾生の)かなり多くの方が立候補に意欲を燃やしている。選挙戦術などについて、懇切丁寧にサポートしたい」

 先日行われた政治塾「希望の塾」の第3回講義終了後、小池百合子東京都知事は来年7月の都議選に候補者を擁立する考えを初めて明らかにした。

 果たして小池新党結成はあり得るのか、都議選に向けてどのような戦略を持っているのか。取材をすると具体的なある〝数字〟を聞き出すことができた。

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【記事の文字数】
【写真】「希望の塾」公式サイトより
(https://koikejyuku.tokyo/)
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2016年12月8日

【完全無料記事】王氏「五輪委」理事就任は「小池VS森」第2幕

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 現在のところ、2020年東京オリンピックに関する最大の関心事は、小池百合子・東京都知事(64)と、五輪組織委員会会長・森喜朗元首相(79)の〝暗闘〟だと断言していいだろう。

 そんな中、ひっそりと(?)プロ野球ソフトバンク・王貞治会長(76)を新理事として迎え入れる人事が発表された。追加種目に決まった野球やソフトボールなど5競技の代表として運営に携わる。

 全くサプライズのかけらもない、日本人なら誰もが「そうなんだろうね」と頷くニュースのはずだ。だが事情に詳しい関係者たちは、こぞって「これこそ、小池VS森の新たな局面入りを示すものですよ」と読み解くのだ。

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【写真】『東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会』公式サイトより、大会エンブレムを発表した王貞治氏(左)
https://tokyo2020.jp/jp/news/notice/20160427-02.html
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 何しろ小池知事には、いまだに世論の絶大を受けている。その勢いに乗じて、東京都議会の「ドン」こと内田茂・自民党都議(77)と、森元首相への追及を強めていた。2人の密接な関係は、これまで報道された通りだ。

 失敗に終わったが、ボートなどの会場見直し問題を提起したのも、究極の狙いは森=内田ラインに対する攻撃だったのだ。成功すれば世論の喝采が「政治的功績」を演出し、小池知事の政治的影響力は今以上にアップしただろう。つまり「女性初の首相」を求める声が強まるということだ。

 ところが一方の森元首相も、さすがの古狸だ。いつまでもやられっぱなしのはずもない。得意の「政治的嗅覚」で対抗策を打ってきた。それこそが王氏の組織委招聘だというのである。

 先に見た王氏の「野球などを代表してもらう」との招聘理由に異議を唱える日本人は皆無に違いない。また王氏はエンブレム委員会の委員にも就任しており、既に2020東京五輪に関与した〝実積〟もある。理事に就任しても唐突な印象はゼロだ。

 だが、そんなことが目的で、この人事が行われたのではないのだという。さる自民党関係者が「これは『二階対策』なんですよ」明かす。

「王さんと関係が深い政治家といえば、二階俊博幹事長です。二階さんは王さんが当時の福岡ダイエーホークスの監督に就任したころから親交を結び、王さんが理事長に就く一般社団法人『世界少年野球推進財団』の設立にも協力しています。二階さんの事務所には王さんのサインボールやツーショットの写真が飾られていますし、二階さんが海外の要人と会談するときには、王さんのサインボールをお土産にしているほどです。こうなると2人の関係は親交というより深交と呼ぶべきでしょうね」

 二階幹事長は先の都知事選で、自民党都連が推した増田寛也元総務相(64)を支持せず、裏で小池氏支持に回った。増田氏を応援していた特別区長会でも、会長で、衆院議員時代は二階氏の「子分」で知られた西川太一郎・荒川区長(74)も小池氏支持に回った。

 更に都知事選に立候補し、森氏らの辞任を公約に掲げた山口敏夫元労相(76)が、村上正邦元労相(84)や亀井静香元金融相(80)と共に「二階幹事長支持」を表明、接近を図っている。山口氏らの狙いは「二階さんを通じた森おろし」(永田町関係者)だという。

 森元首相に対する「二階包囲網」が着々と構築されつつあり、だからこそ森元首相は王氏を必要としたのだという。

「森さんは、王さんを〝人質〟に取ったんですよ。王さんを通じて、二階さんを自陣に引き込もうとしているわけです。これが成功して、一定の関係を構築できれば、二階さんに『小池封じ』で一役買ってほしいとも考えているのではないでしょうか」(前出の自民党関係者)

 敵の親友を自陣に引き入れるというのは、なかなかの奇策と言えるかどうか。しかしながら、王氏の就任は森元首相にとって「諸刃の剣」との見方もある。

「二階さんからすると、王さんを通じて組織委に手を突っ込んで、かき回すことができるようになったわけですからね」(前出の永田町関係者)

 元首相と現職の幹事長が、「世界の王」を自分サイドに引き入れようと、綱引きをしている図というわけだ。

 滑稽と笑うか、政治とはそういうものだと頷くかは人それぞれだろう。いずれにしても、東京五輪の成功とは無縁の動きであることは間違いない。

(完全無料記事・了)

2016年11月16日

【検証・小池劇場⑤】知事と若狭勝議員の「隠微な対立」〈下〉

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(承前)この前川燿男・練馬区長を「内田の心安き先兵」と評する声もある。もちろん「内田」とは〝都議会のドン〟たる内田茂都議を指す。〝小池知事の忠臣〟だったはずの若狭勝・衆院議員(東京10区)に白旗を掲げさせた前川区長とは、いかなる人物なのだろうか。
 前川区長は1945年11月12日生まれ。鹿児島県立甲南高校から東大法学部に進学し、71年に東京都庁に入庁。副都心開発部長などを経て、99年に石原慎太郎氏が知事に初当選すると2000年に福祉局長へ就任する。
 02年に知事本局長となり、誰もが副知事コースの王道を歩んでいると見た。だが、その後は石原知事と、いや、正確には浜渦武生・副知事と半ば反目する形で都庁を辞職する。
 後に前川区長は、この騒動を勲章よろしく改革派を自称する〝証拠〟と喧伝し、それに賛同する向きも少なくなかったという。いずれにせよ当時の石原知事に〝下放〟されたにもかかわらず練馬区長に返り咲いたのだから、よほどの傑物なのだろうか。
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【購読記事の文字数】4800字
【写真】若狭勝議員のFacebook10月26日記事より
https://www.facebook.com/masaru.wakasa.9
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2016年11月15日

【検証・小池劇場④】知事と若狭勝議員の「隠微な対立」〈上〉

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 小池百合子・都知事が強気な理由に「新党カード」がある。もし知事が全面戦争に踏み切れば、自民党は苦戦を強いられる。だが、両サイド共に和平指向も本音としてあり、微妙な均衡が成り立つ。かくして今日も「小池劇場」は大入り満員というわけだ。
 ところが最近、知事選で真っ先に支持を表明した「偉大なる忠臣」たる若狭勝・衆院議員(東京10区)と小池知事の2人が、非常に微妙な関係なのだという。どうも安定性を欠いているらしい。都政担当記者が明かす。
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【写真】若狭勝議員Facebook「10月21日記事」より。右は三原じゅん子参院議員(神奈川県選挙区)
https://www.facebook.com/wakasamasaru/
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2016年10月4日

【『内田茂〝院政〟の研究』㊦】〝神通力〟の原点

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 都議会のドン・内田茂には様々な武勇伝があるが、対外的な存在感を示した〝原点〟の1つに、都議会の自民分裂騒動時の行動がある。1998年7月、都議会の自民党会派が『都議会自民党』と『自民党東京』に分裂したのだ。前者が内田派であり、後者が反内田派。この分裂は中央政界にも影響を与えた。
 98年7月といえば、12日の参院選で自民党が大敗。結果、橋本龍太郎内閣は総辞職。自民党総裁選には小渕恵三、梶山静六、小泉純一郎の3人が争って小渕が勝利した。
 そして30日に小渕内閣を発足させたものの、与野党逆転の参院では民主党代表の菅直人が首班指名されるなど、自民党は極めて厳しい政局運営に直面していた。
 中央政界の激変と呼応するように、内田派=都議会自民党は、小沢一郎が幅を利かせていた経世会と良好な関係を持ち、一方の自民党東京は、自民党幹事長として力を付ける加藤紘一との関係を深めることとなった。短期集中連載『内田茂〝院政〟の研究』最終回にあたる「㊦」では、この激動期に内田茂が挑んだ〝デビュー戦〟について見てみたい。

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【写真】東京都議会自由民主党公式サイト「所属議員」より「内田茂」
http://www.togikai-jimin.jimusho.jp/member/uchida.html
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2016年9月27日

【初回無料・『内田茂〝院政〟の研究』㊤】消えた〝神通力〟

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「内田茂という名前がこんなに表に、しかもお昼のワイドショーにまで出るなんてことが、今でも信じられない。今まで水面下の存在だった都議会のドンが、正に全国区になってしまった」(都庁職員)
 裏で権勢を誇っていた政治家が表舞台に引きずり出されたことで、その影響力が削がれることはままある。内田都議の場合も、知名度が上がることと、マスコミのバッシングが強まることは完璧な比例関係にある。
 あえて「なぜ内田茂を〝陽の当たる場所〟に引っ張り出せたのか?」という小池サイドの観点ではなく、「なぜ内田茂は〝楽屋〟に隠れ続けることができなかったのか?」とドン側の疑問を提示してみたい。
 短期集中連載『内田茂の研究』第1回は、内田都議に対するバッシングの〝原点〟を追ってみたい。

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【写真】内田茂都議公認ブログより
http://uchida.publog.jp/
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2016年9月6日

リオ五輪終了で小池百合子VS.内田茂VS.安倍晋三のバトル再燃

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 リオ五輪=一時休戦も終わり、遂に小池百合子・都知事VS.自民党東京都連の大バトルが再開される。ポイントは内田茂都議と、自民党本部のスタンスだ。小池、内田、自民党=安倍の3者が各々の事情を踏まえ、どんな駆け引きを水面下で行い、どんなケンカを特にメディアで売るのか、これが見物と言える。
 さて、この小池VS.内田VS.自民党の第1バトルだが、小池知事にとっては元の選挙区である衆院東京10区(豊島区や練馬区の一部)で行われる補欠選挙だ。候補者は誰になるのか。3者の駆け引きはエスカレートを始めている。

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【写真】小池百合子氏のTwitterより(7月31日)
https://twitter.com/ecoyuri
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2016年8月1日

小池百合子新都知事誕生で、余裕綽々の「内田茂」の恐怖

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 男たちを完膚なきまで叩きつぶし、小池百合子・新都知事が誕生した。小池氏の得票率は44%に伸び、増田氏でさえ27%、鳥越氏に至っては自民分裂という追い風を受けながら20%がやっという大惨敗だった。しかし「ブラックボックス」と名指しされた自民党都連側には何の動揺もない。それどころか「百合子は必ず、いずれ意趣返しを受けるよ」と涼しい顔なのだという。
 小池都政がスタートすれば、完全なオール野党からのスタートとなる。過去に2人の都知事を葬ってきた内田茂都連幹事長は、小池百合子氏とどんなバトルを繰り広げるのか、互いにとっての〝勝機〟はどこに存在するのか──。
 編集部は、都政を丁寧に取材している、さる記者に取材を申し込んだ。結果、匿名を条件にしてインタビューは始まった。

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【写真】内田茂氏の公式サイトより
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2016年7月28日

猪瀬直樹の「元腹心」が明かす「猪瀬VS内田都議」の真相

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 猪瀬直樹が止まらない。文字通りの〝猪突〟直樹だ。舛添要一・前都知事への批判が高まると突如としてテレビに復帰。更に小池百合子氏が〝都議会のドン〟内田茂都議との対決姿勢を匂わせると、ネットメディアで暴露記事をアップするなど存在感を爆発させた。今や徳洲会5000万円問題など、どこ吹く風。毎日、自ら多くのメディア関係者に電話をかけて「内田をやらない?」と水を向けているという。都議会改革派の急先鋒として立つ姿は、かつて道路公団改革で名を売った頃を思い出させる。
 しかしながら、冷静になれば「猪瀬に内田を批判できる資格があるのか?」という当然の疑問も浮かぶ。「ここが叩きどころ、露出のしどころだと見れば、しゃにむに前面に立とうとする。あの性根は若い頃から変わらないね」との声も漏れ聞こえる。そんな元都知事の原点を探るべく、弊社は信州大学・全共闘議長時代から猪瀬氏を知り、知事選当選の会見にまで立ち会った、かつて「影の腹心」と呼ばれたある人物を訪ねた。
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【写真】猪瀬直樹氏Facebook(15年5月4日の記事)より
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