2016年8月22日

沖縄で「琉球新報」VS.「國場組」の全面戦争が勃発

okinawa2016-08-22 13.27.13

 沖縄の代表的県紙の1つ琉球新報(沖縄県那覇市天久)と、建築土木・飲食サービスを営む〝コングロマリット〟國場組(同市久茂地)が〝全面戦争状態〝に入ったという。県内有数の一流企業がバトルを繰り広げるとは極めて不可解だが、背景には琉球新報の新社屋建設問題と、参院選の支援体制を巡る〝暗闘〟があるようだ。

■――――――――――――――――――――
【購読記事の文字数】1500字
【写真】琉球新報公式サイトの「会社案内概要」より本社ビル
(http://ryukyushimpo.jp/pages/page-96.html)
■――――――――――――――――――――

» Read more

2016年6月24日

【完全無料記事】115回きのうの1面〈参院告示翌日〉6月23日一般紙

1men2016-06-24 10.53.10

 6月23日朝刊のテレビ欄で、朝の情報番組は次のような内容紹介となっていた。

▽あさイチ(NHK)
・①スゴイぞ アスパラガス最新情報 ストレスも血圧も軽減
  捨てがちなアノ部分に新成分
・②アッキーの沖縄旅

▽スッキリ!!(日本テレビ)
・カレー店 給料未払い閉店・解雇 インド人ら〝助けて〟店寝泊まり自主営業
・揚げぬカツ丼…クックパッドの〝神レシピ〟 ヘルシー&時短ワザ
・英国EU離脱? きょう国民投票どうなる日本

▽羽鳥モーニングショー(テレビ朝日)
・激ヤセの鳩山邦夫さん 急逝前に炭水化物抜きダイエットか
・九州に大雨〜道路冠水し濁流川も危険
・福島汚染土全国拡散へ!! 大丈夫?

▽白熱ライブ・ビビッド(TBS)
・九州に記録的大雨爪痕 関東も雨…通勤の足は
・隣人トラブル20年の惨劇…住民約1000人が減刑嘆願の理由は?
・毛染めアレルギー実態

▽なないろ日和!(テレビ東京)
・豚のしょうが焼き極意
 ①ロース肉VS薄切り肉
 ②漬け込み派VS絡め派
 ③カリッとジューシー 人気店のスゴ技

▽とくダネ!(フジテレビ)
・①乙武氏 不倫謝罪から3カ月…妻から切り出し…別居
・②都も区も…リオ視察 なぜ必要? 高額のワケ
・③創業家VS経営陣 大戸屋でお家騒動勃発

 では新聞はどうだったのか。2016年6月23日付(木曜日)の日経を含む一般紙の見出しを見てみよう。

【1面見出し】
▽読売新聞(約926万部)
「アベノミクス問う 参院選389人立候補 来月10日投票 社会保障・憲法 争点 「「安倍一強」継続か否か」政治部長 前木理一郎 18歳に選挙権」
▽朝日新聞(約710万部)
「問われる安倍政治 アベノミクス・安保法 改憲4党 3分の2焦点 参院選公示 「憲法 避けずに議論を」政治部長 立松朗」
▽毎日新聞(約329万部)
「改憲巡り攻防 「3分の2」議席焦点 経済政策 是非問う 参院選公示 389人立候補「これまでとは違う」政治部長 末次省三」
▽日経新聞(約275万部)
「英離脱リスク 市場備え きょうEU巡り国民投票 FX取引制限の動き 邦銀ドル・ポンド確保 ポンド買い 協調介入も」
▽産経新聞(約161万部)
「自公VS.民共の構図 参院選公示 389人立候補 来月10日投開票 「野党共闘」に温度差 「18歳」初の国政選 「迫る危機 各党の覚悟は」政治部長 有元隆志」
▽東京新聞(約51万部)
「第一声 争点くっきり 参院選7・10投開票 自公アベノミクス加速を 共闘野党 改憲勢力2/3許さない 389人立候補」

 参院選が告示された翌日の紙面でも、日経ブロックが発動した。さすがに全紙共通だと思っていたが、日経はイギリスEU離脱問題の方が重要だったらしい。基本は経済紙だから当然ではあるだろうが、有権者が参院選に関心を示していないことを踏まえているのではないかと言えばうがち過ぎか。

【コラム】
▽読売・編集手帳
(〝長寿物質〟の研究が進む/参院選)

「伝説によれば、月の世界には霊水がある。名前を「変若水(おちみず)」といい、飲んだ人は若返るという。その霊水を調合した品かどうか、『竹取物語』のかぐや姫も月へ帰るとき、不老不死の薬を帝に献上している」
「以前、本紙で読んだ川柳がある。<寿命より貯金が先に逝っちまい>。長い気が生活苦を連想させる世の中ほど悲しいものはない。さまざまな声のなかに、あすの希望を探す18日間である」

▽朝日・天声人語
(沖縄慰霊の日)

「沖縄市出身の国仲瞬さん(23)は小学生のころ、「平和学習」があまり好きではなかった。沖縄戦の話は暗くて重いからだ。戦争体験者から、例えばこんな話を聞いた。住民が隠れた洞窟の入り口に爆弾が落ちた。ばらばらになった人の体を見た──」
「きょうは「慰霊の日」。71年がたち、戦争を体験した人は減っている。語り継ぐ機会も。それが、基地が存在し続けることに疑問を持たなくなる危険をはらむのではないか。沖縄で、そしてとりわけ本土で▼「がちゆん」。まじめななおしゃべりが求められているのは、決して沖縄の中だけではない」

▽毎日・余録
(九州各地で豪雨)
(http://mainichi.jp/articles/20160623/ddm/001/070/162000c)

「「集中豪雨」という言葉が広まったのは1957年7月25〜28日の諫早豪雨がきっかけといわれる。一昼夜の雨量が1100ミリを超えた場所があった一方、わずか20キロ離れた場所ではその1割にも満たなかったことがこの用語を普及させた▲この時は、川の氾濫や土砂災害などにより長崎県と熊本県で700人以上の死者・行方不明者が出ている。梅雨の後半、前線に向かって南西からの湿った空気が流れ込んで起こる豪雨が「荒れ梅雨」「暴れ梅雨」の正体という。この列島、とくに西日本の宿命である▲だが今季は梅雨入りから20日たっていない九州地方を見舞った大雨だった。熊本県での記録的豪雨に続いて長崎県や福岡県も豪雨に見舞われ、各地に避難指示や勧告が出ている。20日夜半の熊本県甲佐町で記録した1時間の雨量150ミリは観測史上4位の記録だった▲熊本県内では土砂災害などで6人が犠牲になり、宮崎県や福岡県でも死者・行方不明者が出た。この豪雨のさなかにも熊本地震の大きな余震の速報が報じられて、胸が騒いだ。当の被災地の不安に思いをめぐらせば、暴れ梅雨の非情をうらむしかない無力がくやしい▲「時によりすぐれば民のなげきなり 八大竜王雨やめたまへ」は鎌倉三代将軍、源実朝の止雨祈願の歌だ。八大竜王は水をつかさどる竜王で、この歌に竜王をも叱りつけるまっすぐな勢いを感じた明治の俳人、正岡子規は「真心より詠み出でた」「善き歌」と評した▲梅雨前線の活発な状態はなおも続きそうで、緩んだ地盤が心配だ。せめて被災地の窮状にまっすぐに届く「真心」はともにしたい災害列島の住民である」

▽日経・春秋
(イギリスEU離脱問題/参院選)
(http://www.nikkei.com/article/DGXKZO03954700T20C16A6MM8000/)

「 ロンドンについて忘れられぬことを書いてください、と頼まれたら……。食通だった作家の開高健さんは晩年の短編をこう始め、白身魚フライにポテトを添えた「フィッシュンチップス」を挙げた。お堅い新聞で包んでもらっては冷めるのが早い、とのジョーク付きだ。
▼次いで、夕方の酒場の床にまかれたオガ屑である。場所は忘れたが「雨のあとの森のようにいきいきと香りをたてていた」。ソーダの爽やかな音が響き、一日が終わったというささやかだけれど切実な喜びが人の声に感じられたという。欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票後、街に穏やかな日常は戻ってくるのだろうか。
▼英国を二分した10週間だった。金融機関や企業が流出する、と残留派が訴えれば、離脱派は「EUが雇用を破壊した。権限を取り戻そう」と叫んだ。移民へのまなざしも両派で異なる。主張の違いは根が深く、結果を尊重してノーサイドで乾杯、とは落着しない雲行きだ。社会の分断を繕う作業は、そう簡単ではあるまい。
▼一方、我が方は参院選である。多くの有権者が不安視する将来の社会保障で、各党の議論は活発といえない。例えば2025年度に70兆円を超す医療・介護費をどうまかなうか。負担増は世代間の深刻な分断を招くかもしれない。潮は沖へ引いているように見えても、満ちる時は瞬く間だ。熟議にも長い時はかけられない」

▽産経・産経抄
(東京都議団リオ五輪視察問題)
(http://www.sankei.com/column/news/160623/clm1606230003-n1.html)

「選挙のたびに新聞は、候補者の経歴や座右の銘などを紹介している。「尊敬する人」の欄には、明治維新の志士の名前をよく見かける。司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』のなかに、こんな記述があった。
 ▼「要するに、史上名を残した志士というのは、足で取材し、足で伝播した旅行家ばかりということになる」。確かに竜馬も吉田松陰もひたすら諸国を歩いて人に会い、時勢を論じたものだ。それにあやかろうというのだろうか。
 ▼国会議員や地方議員にとって、視察旅行も大事な仕事の一つらしい。リオデジャネイロ五輪・パラリンピックにも、次期開催地の東京都議会の視察団が派遣される。ただ、問題は総勢28人分の経費の金額である。6200万円もの予算が確保されていた。ホテル代などの高騰によって1億円前後になる可能性もある。税金の無駄遣い以外の何物でもない。規模を縮小するのは当然である。
 ▼21日に東京都知事を辞職した舛添要一氏もあきれているはずだ。視察団には、高額な海外出張費をはじめとする、舛添氏の金銭問題を追及していた議員も含まれている。都議団による豪華な海外視察には、これまでも疑問の声が上がっていた。平成20年には、視察団が帰国後に作成した海外調査報告書に、専門家の論文の丸写しが見つかっている。
▼観光という語は、中国の周の時代の古典『易経』にある「国の光を観る」から来ている。もともと他国の政治や文化を視察して、自分の国で役立てるという意味だった。日本では明治に入って、英語の「ツーリズム」の訳語に当てられてから、物見遊山の意味合いが強まった。
 ▼遊覧旅行と見分けがつかない議員の視察の実態を知れば知るほど、観光の語源を忘れてしまいそうになる」

▽東京・筆洗
(鳩山邦夫氏を悼む)
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016062302000148.html)

「ある夏の日の軽井沢。小学三年生の兄がきれいなチョウを採ったと飛び込んできた。真っ赤な翅に美しい目玉模様。小学一年生の弟はうらやましくて仕方がなかった▼クジャクチョウ。別荘を飛び出し、<兄が捕まえた場所を何度も何度も歩き回った。しかし、ついには出現しなかった>。兄のいる方ならば、その悔しさが分かるか▼クジャクチョウを手にした兄とは元首相の鳩山由紀夫さん。弟とは二十一日亡くなった自民党衆院議員の邦夫さんである。六十七歳▼二十八歳の若さで衆院初当選。総務相や法相などを歴任する一方でその政治人生は収集していたチョウのように所属政党を飛び回るようでもあった。自民党、無所属、改革の会、自由改革連合、新進党、旧民主党、民主党、無所属、自民党、無所属、自民党…▼政界は感情の世界。これだけ、<ナノハニアイタラ>と飛び回れば、不信感と恨みで花畑を追放されかねないものだが、このチョウは不思議と飛び続けた。問題発言もあったが、頭の回転の速さとどこか憎めぬ風貌と人柄のおかげだったかもしれない▼兄は一九九三年、自民党を飛び出したとき、弟にはその計画を一切伝えていない。兄はその後、首相という巨大なチョウを捕まえたが、弟にはそれがどう見えていたか。<兄が捕まえた場所を何度も何度も歩き回った>。夏の日の思い出が切なくもある」

 コラムで参院選を話題にしたのは読売と日経の2紙にとどまった。とはいえ、コラムは「きょう告示」の22日が競作になったことも大きい。
 読売は最後の1行で参院選になるので少し驚いた。日経もEUと2本立てになっているが、それだけ「書くことがない」参院選なのか。
 相変わらず東京は追悼記事で「世間並み」になる。
■――――――――――――――――――――
【写真】『池上彰の『マンガでわかる』投票ガイドブック』より
(http://www.akaruisenkyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2012/07/tohyo_guidebook_0511.pdf)
■――――――――――――――――――――

2016年6月23日

【完全無料記事】114回きのうの1面〈参院選告示〉6月22日一般紙

1men

 6月22日(水)朝刊のテレビ欄で、朝の情報番組は次のような内容紹介となっていた。

▽あさイチ(NHK)
・①最前線! おしゃれレイングッズ
・②ほめて伸ばす! 子どもの発達障害
  子育てにも役立つ注目トレーニング法

▽スッキリ!!(日本テレビ)
・女性死亡 包丁男が買い物客襲う 緊迫映像…店内で何が
・取材中に豪雨と地震 熊本被災地で被害拡大
・15㌔金塊を質屋へ…盗んだ男は造幣局職員
・海外セレブ続々実践 グルテンフリーって?

▽羽鳥モーニングショー(テレビ朝日)
・大型スーパーに刃物男 買い物時…女性ばかり4人死傷
・1億円リオ視察〜都議ら「白紙」が相次ぐ
・東京近郊でクマ度々目撃!! 対策は

▽白熱ライブ・ビビッド(TBS)
・知事去ってまた一難…リオ五輪視察に1億? 都議の実態を緊急検証
・毎晩クマ出没の現場 恐怖の瞬間を密着取材
・新田理恵家族の支え

▽なないろ日和!(テレビ東京)
・360度アジサイ公園 都内ベスト3!!
 超穴場350㍍アジサイ小径 
 名勝百選公園に花ショウブとコラボも

▽とくダネ!(フジテレビ)
・①悲鳴…大型モールに刃物男が通り魔? 女性4人殺傷 売り場は〝パニック〟
・②〝舛添騒動〟その後 都議のリオ視察1億円 またも〝高額出張〟?

 では新聞はどうだったのか。2016年6月22日付(水曜日)の日経を含む一般紙の見出しを見てみよう。

【1面見出し】
▽読売新聞(約926万部)
「党首討論 アベノミクスで応酬 首相「継続」 野党「転換」 参院選きょう告示 立候補予定390人 国政初「18歳選挙」」
▽朝日新聞(約710万部)
「改憲・経済 9党首討論 首相、選挙後「憲法審通じ 2/3勢力」 きょう参院選公示」
▽毎日新聞(約329万部)
「首相「成果出してきた」 野党「政策転換必要だ」 党首 アベノミクス論戦 参院選きょう告示」
▽日経新聞(約275万部)
「「後継」アローラ氏退任 ソフトバンク 孫子、禅譲撤回 社長交代時期 認識ずれ」
▽産経新聞(約161万部)
「アベノミクス是か非か 2016参院選 きょう酷似 問われる民共合作の憲法観 志位氏「自衛隊は違憲。必要時には活用する」」
▽東京新聞(約51万部)
「参院選きょう公示 アベノミクス論戦 与党 雇用増 成果強調 野党 格差拡大と批判」

 参院選が5紙で共通トップとなり、日経ブロックが発動された。ちなみに前の日経ブロックは6月14日の紙面で、舛添前都知事が辞任する前日の新聞だった。

【コラム】
▽読売・編集手帳
(参院選)

「年齢も境遇もさまざまの人々に語りかける仕事が世間にはある。作詞家がそうだろう。不特定多数の誰に向かって語りかけるか、がむずかしいところである」
「政策そっちのけの醜い足の引っ張り合いはご免である。藤田さんの『傷だらけの人生』(歌・鶴田浩二)を借りるならば、♪ 右を向いても左を見ても/ばかと阿呆のからみあい…。有権者にそんな印象を持たれては〝良識の府〟が泣く」

▽朝日・天声人語
(水害)

「自然の無情さに、怒りをおぼえる。地震の被害を受けて2カ月余りの熊本を、豪雨がおそった。住宅に土砂が流れ込むなどして、6人が命を落とした。地震のときと同じように孤立状態に陥った地区もある」
「20世紀前半に活躍したチェコの作家チャペックは、町の人々が雨を待つ姿を書いた。誰もが体内に「なにか、先祖伝来の農民の血が流れているようだ」(「園芸家の一年」飯島周訳)と。雨の大切さは変わらないが、現代の日本ではそれほど牧歌的に語れないかもしれない。九州ではきょうも、大雨のおそれがあるという。備えを警戒を、怠るまい」

▽毎日・余録
(参院選)
(http://mainichi.jp/articles/20160622/ddm/001/070/160000c)

「議案に賛成の者は「もっとも、もっとも」、反対の者は「この条、いわれなし」と声を上げ、その声の大きさで事を決めたという。いや平安時代の話で、場所は比叡山、寺の大事に臨んでの僧徒数千人の集会での多数決のとり方だった▲こんな話をするのも、日本で多数決や選挙で物事を決める慣行を最初に定着させたのが各地の大寺院だったからだ(利光三津夫ほか著「満場一致と多数決」)。僧徒数が少ない時は、紙に記された賛否の表題や候補者名の上に点などの印をつける形で投票が行われた▲点などによる投票を書き入れていく紙は「合点状」と呼ばれた。そう、今は承知するという意味となった「合点」である。「がってん承知」は日本の民主的意思決定の原点だったらしい。今や日本中で書き入れられる「点」を合わせて決められるこの国の未来である▲来月10日の投開票にむけて第24回参院選が始まる。すでに安倍晋三首相が「新しい判断」を理由に消費増税再延期を表明したことで火ぶたを切った選挙戦である。増税延期の「信」を問うという選挙は前にもあったが、その後を知る有権者の反応は当時と同じだろうか▲野党は、民進、共産、社民、生活が1人区で候補を統一する共闘態勢を組んだ。こちらは改憲派が憲法改正の発議に必要な議席の3分の2を占めるのを阻止するのだとして憲法問題の争点化を図る。候補者選びの基準となる争点も自分で見定めるのが今の選挙である▲18、19歳の有権者を迎える初の国政選挙だ。釈然とせぬ点、だまされていまいかと思う点は合点のいくまで問いただした上で投じたい1点、いや1票である」

▽日経・春秋
(中国では「被」の意味が変わりつつある)
(http://www.nikkei.com/article/DGXKZO03907700S6A620C1MM8000/)

「「被」という漢字には「~される」といった受け身の意味がある。何をいまさら、とおっしゃる方も多かろう。では、発祥の地である中国で近年、微妙なニュアンスを帯びるようになったのは、ご存じだろうか。「本当は違うのに、したことにされる」。そんな含みだ。
▼たとえば「被失踪」。天安門事件が起きた6月4日の前後など共産党政権が神経をとがらせる時期に、当局は民主活動家や人権活動家を地方に連れ出したり外部と連絡できなくしたりする。そんなとき、ネット空間では「失踪したことにされた」との表現が飛び交う。だいたい数日のうちにもとに戻るが長引くこともある。
▼先ごろ東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相たちは、南シナ海での中国の動きを批判する声明を発表した。ところが、わずか数時間後には撤回に追い込まれた。親中的なカンボジアなどが強硬に撤回を主張したためだとみられるが、結果として、中国に批判的な声明は「最初からなかったことにされた」といえようか。
▼中国の国内だけでなく、外交の面でも「被」という漢字が存在感を発揮し始めたような印象を受ける。オランダにある常設仲裁裁判所は近く、南シナ海をめぐる中国の主張について判断を示す見通しだ。結果はどうあれ受け入れないと、中国は表明している。仲裁裁判所の判断までも「なかったことにされる」のだろうか」

▽産経・産経抄
(参院選と中国の民主化)
(http://www.sankei.com/column/news/160622/clm1606220002-n1.html)

「1972年9月、日中国交正常化のために訪中していた田中角栄首相の一行はある夜、毛沢東主席の家に案内される。「(周恩来首相との)喧嘩は済みましたか」。会見は、毛主席が日中首脳会談を「喧嘩」に例える有名な言葉で始まった。
 ▼2人の間で、こんなやりとりもあった。毛「日本には選挙があって大変ですね」田中「25年間に11回選挙をしました。街頭演説もやらなければなりません」(『田中角栄と毛沢東』青木直人著)。
 ▼確かに共産党一党独裁の下、指導者は選挙の結果や世論調査の動向に一喜一憂する必要はない。そんな中国で広東省の烏坎村は、「普通選挙の村」として有名である。かつてこの村では、幹部による公有地の不正売却が発覚し、暴動が起きた。地元当局は4年前、特例として村民の直接投票による村長選挙を認めた。選ばれたのが林祖恋氏である。
 ▼もっとも「烏坎に続け」と各地で住民が立ち上がると、ことごとく鎮圧された。烏坎村でもまだ土地問題は解決していない。林氏が当局に抗議する村民集会を計画したところ、治安当局に連行されてしまった。現地では、反発する村民と当局の対立が続いているようだ。▼「一国二制度」の下で高度な自治が保障されているはずの香港に対しても、習近平政権は、圧力を強めている。来年の香港行政長官選挙について、2014年に中国政府が打ち出したのは、民主派を事実上排除する、名ばかりの「普通選挙」だった。これが、「雨傘運動」と呼ばれた街頭占拠デモの発端である。
 ▼第24回参院選が今日、公示される。18歳と19歳が有権者となる、初めての国政選挙である。世界を見渡せば、投票に行きたくても行けない若者がいる。まずそれを肝に銘じてほしい」

▽東京・筆洗
(参院選)
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016062202000133.html)

「<頭巾屋は、ガイウス・ユリウス・ポリュビウスを二人委員に推薦します>。イタリア・ポンペイ遺跡で発見された「選挙広告の書かれた壁面」の中にある宣伝文句である▼「ポンペイの壁画展」(本紙主催、七月三日まで)で知った。描かれたのは紀元後五〇年から七九年の間で、ポンペイの最高公職者「二人委員」を決める選挙用の広告だそうだ▼参院選の公示日である。選挙権年齢が十八歳以上となって初の国政選挙である。気になるのは新たに選挙に加わる若者たちの投票率である▼最新の意識調査によれば、十八、十九歳有権者で投票に「必ず行く」「行くつもりだ」は56%。高いといえば、高いのだが、お初の選挙であることを考えれば、高揚感のある数字とも思えぬ。この手の調査には自分を良く見せたいと回答する傾向もあろう。疑り深い小欄の杞憂ならばよいが、実際はもっと低いかもしれぬ▼若者に、関心を持てとか一票の大切さを一方的に説く気はないが、選挙はおもしろいとお薦めしたい▼選挙用ポスターの掲示板を見ていただきたい。いろいろな顔をした人がいる。主張は違っても、どなたも真剣で、この国を少しでも良くしたいと願い、意見をぶつけ合う。訴える。中には叫び、怒り、泣く人もいる。選挙はむき出しの人間の闘い。おそらく、あの古代ローマの頭巾屋も。選挙に興味が湧いてこないか」

 朝日と日経以外が参院選で競作となった。どれも悪い意味で新聞らしい。手堅すぎて面白くないが、東京新聞は19、18歳有権者の低投票率を懸念しているが、それは全体に敷衍されるような気がして仕方がない。史上最低は1995(平成7)年の44.52%だが、上回ってもおかしくないはずだ。

■――――――――――――――――――――
【写真】6月21日に日本記者クラブで開かれた9党党首討論会(日本記者クラブ公式サイトより)
■――――――――――――――――――――

2016年6月21日

【完全無料記事】112回きのうの1面〈改憲議論先送り〉6月20日一般紙

1men2016-06-21 11.36.04

 6月20日(月)朝刊のテレビ欄で、朝の情報番組は次のような内容紹介となっていた。

▽あさイチ(NHK)
・①答えます〝おりもの〟の悩み
  におい・量・下着汚れ がんのサインの見分け方
・②廃品回収トラブルにご用心

▽スッキリ!!(日本テレビ)
・女性監禁 電車内で熟睡中に狙う「お姫さま抱っこで」目撃者明かす男の手口
・アモーレ長友に出題 分かる? 平愛梨クイズ
・どうなる…都知事選 18歳に聞くポスト舛添
・行列ローストビーフ

▽羽鳥モーニングショー(テレビ朝日)
・電車で熟睡女性を自宅監禁! 手口は
・都議団リオ視察に1億円なぜ

▽白熱ライブ・ビビッド(TBS)
・なぜ? 119番 イタ電 600回女がまた逮捕
・ネコ丸のみ!? 巨大怪魚
・密着! 黒木瞳故郷へ
・テレビ初公開! 僧侶と巡る鎌倉のアジサイ

▽なないろ日和!(テレビ東京)
・梅雨は掃除のチャンス
 カビも汚れもピカピカ 
 酢でヌメリが取れる?この時期にも結露が? 
 トイレ芸人奮闘

▽とくダネ!(フジテレビ)
・①監禁男 狙いは〝泥酔女性〟か 自宅布団に〝抱っこ〟
・②飲食店でセクハラ男「出入り禁止」で逆ギレ 嫌がらせ一部始終映像
・③急転〝ポスト舛添〟

 では新聞はどうだったのか。2016年6月20日付(月曜日)の日経を含む一般紙の見出しを見てみよう。

【1面見出し】
▽読売新聞(約926万部)
「参院比例選 投票先 自民35% 民主12% 内閣支持率低下49% アベノミクス評価8ポイント下落 本紙世論調査」
▽朝日新聞(約710万部)
「海兵隊撤退求め決議 沖縄県民大会 元米兵事件に抗議 自公、参加せず」
▽毎日新聞(約329万部)
「改憲 次期国会で議論 首相 参院選争点にせず ネット党首討論」
▽日経新聞(約275万部)
「リスク資産に最大6兆円 ゆうちょ銀、運用難で 不動産やインフラ 代替投資 公的年金も7兆円」
▽産経新聞(約161万部)
※企画連載『検証 文革半世紀 第2部 動乱が変えた運命①』「紅衛兵世代 中国を動かす 「暴力信仰」横の連携で出世」
▽東京新聞(約51万部)
「安倍首相「次の国会から改憲議論」参院選後 具体的に条文審査」

 毎日と東京が憲法改正問題で重なった。「次の国会から改憲論議」との先送りは、自民党の名が泣くと思うがどうだろうか。

【コラム】
▽読売・編集手帳
(青少年の健全育成などに取り組んできた仏教者を検証する正力松太郎賞)

「お寺の評判が、最近どうもよろしくない。「多額のお布施を求められた」といった不満はよく聞くところだ。だが、良い話よりも醜聞の方が広まりやすいのは人の世の常。立派なお坊さんが消えたわけではない」
「全国のお寺は7万超。意外なようだが、5万余とされるコンビニ店より多い。はやりの言葉でいえば、お寺は地域の共同体にとってのレガシー(遺産)だ。志のあるお寺さんの頑張りを応援していきたい」

▽朝日・天声人語
(待機児童問題)

「「『子ども』は、今や聖域の中のイキモノなのだ」。コラムニストの中野翠さんが「サンデー毎日」にそう書いたのは、1987年のことだった。皮肉を込めて。タレントのアグネス・チャンさんが子どもをテレビ局などの仕事場に連れて来る、それを批判した文章だった」
「中野さんは、アグネスさんが本気で託児所を求めるなら「まず自分の会社で実現してみたらどうか」とも書いた。見回せば、企業が託児所を持つのはそう珍しいことでなくなった。自治体も、保育施設の確保に懸命に取り組む▼しかし施設や制度を支える私たちの心持ちはどうだろう。仏を作って魂が十分に入らないのは寂しい。いや、魂がなければ仏づくりはままならないと言うべきか」

▽毎日・余録
(沖縄県民大会/沖縄女性殺害死体遺棄事件)
(http://mainichi.jp/articles/20160620/ddm/001/070/134000c)

「天からの恵みを受けてこの世界に生まれたわが子よ、わたしが守り育てる−−。沖縄出身の歌手、古謝美佐子さんが歌う「童神」は授かった子供を母親が優しく包み込むようにあやす曲だ▲強い陽光が注ぐ会場に、彼女の歌が響き渡った。沖縄県うるま市の女性会社員(20)が殺害された事件で大規模な県民大会がきのう那覇市内で開かれた。被害者の無念、わが子を奪われた親の思いを参加者は自分のことのように感じている▲事件はもう一つの悲しみも生んだ。容疑者の米軍属と日本人の妻との間には生まれて間もない子供がいる。「この子には何の罪もない。これからどうやって生きていくのでしょうか」。そう案じる沖縄の人たちの声を聞いた。この子は基地があったから生まれてくることができた。そして基地がなければ事件は起きなかった▲遺体が見つかった現場の近くを訪れ、花束を供えて手を合わせる人が絶えない。まだ若かった女性の死を悼むからだろう。ピンクや薄紫のかわいらしい花が目立つ。一方、容疑者の家は静まりかえり、訪れる人はいない。5月には窓にこいのぼりも飾られていたという▲戦後の占領期には本土の各地でも進駐軍の兵士らによる事件が多発した。髪や肌の色の違う子供が生まれ、親に育てられず孤児になった子も多い。戦後70年が過ぎた沖縄は今なお、終戦直後の日本の影を独り背負い続けている▲県民大会で古謝さんが歌う「童神」を聞きながら涙を流し、黙とうをささげる人も多かった。怒りの底にある深い悲しみを本土はどれほど感じられているのか。同じ日、被害女性の四十九日の法要が営まれた」

▽日経・春秋
(梅仕事で落ち着きながら、英国民投票と参院選の結果を待とう)
(http://www.nikkei.com/article/DGXKZO03809230Q6A620C1MM8000/)

「「梅雨」をバイウと読むと、なんだか物々しくなる。誰もがふだんは「つゆ」と呼び、バイウの出番は梅雨前線という言葉くらいだろう。辞書を引けば「黴雨」なる表記も出ているが、黴とはカビだ。字づらが良くないから梅の字を当てるようになったという説がある。
▼その真偽はともかく、6月の雨景色に梅の実がよく似合うことだけは確かだ。スーパーには青々とした実が山積みにされ、それが徐々に黄色みを帯びたものに変わっていく。さあ梅酒を仕込もう、梅干しをつくろうという人は多いらしく、ガラス瓶や氷砂糖、焼酎が売り場に一緒に並んでいるのもこの季節の風物詩だろう。
▼実際にやってみれば、これがじつに愉快な仕事である。ホワイトリカーに浸った大粒の実は日々、色合いを変える。塩を投げ入れた瓶のほうでは、澄みきった梅酢がじわじわ上がってくる。出来合いが幅をきかせる時代に、なんと貴重な体験か。梅にまつわるこういう地道な作業いっさいを昔は「梅仕事」と言ったそうだ。
▼今週あたりから梅雨前線は本領を発揮しそうな様子だ。そんななかで参院選が公示され、英国からは欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票の結果が報らされよう。世情は揺れ、どうにも落ち着かないが、ここはじっくり事にあたりたいものだ。「青きより出でて琥珀の梅酒かな」(福井まさ子)。慌てず騒がず――」

▽産経・産経抄
(リオ五輪)
(http://www.sankei.com/column/news/160620/clm1606200003-n1.html)

「ブラジルのリオデジャネイロの住民はカリオカと呼ばれる。彼らはよく遅刻する。リオに日本から20年間通い続けているケイタブラジルさんは、デートの相手に6時間も待たされた経験をもつ。
 ▼ビジネスの場でも、ギリギリになるまで何も決まらない。そこから最終的につじつまをあわせてくるところが、ブラジル人のすごさだと、ケイタさんはいう(『リオデジャネイロという生き方』双葉社)。
 ▼そのすごさをぜひ、8月5日に開幕する五輪とパラリンピックに発揮してもらいたい。市内の競技会場や施設の整備は、なんとか間に合いそうだ。ただ、観客輸送の大動脈となる新地下鉄の開通が、当初予定の7月から開幕直前の8月1日にずれ込んでしまった。
 ▼中央政界では、五輪そっちのけの混乱が続いている。ルセフ大統領は、政府会計を不正操作した責任を問われて、職務停止となっている。それを受けて、大統領代行を務めているテメル副大統領にも、汚職疑惑が持ち上がった。ルセフ大統領の弾劾裁判は五輪の期間中も行われる。競技場近くで、デモが起きるかもしれない。
 ▼何よりブラジルが抱える最大の問題が、経済危機である。財政赤字に苦しむリオデジャネイロ州政府は、非常事態を宣言した。警察官らに給料も払えず、五輪開催の「義務を果たせない」というのだ。期間中には約50万人の観光客が海外から訪れる。果たして治安は確保されるのだろうか。
 ▼「すべては最後はピザになる」。ケイタさんから、カリオカがよく使う言葉を教わった。オリーブやサラミ、いろいろ具材があっても、ピザになって腹におさまったら同じ。プロセスはどうあれ結果がよければオーライ、という意味らしい。それを願うばかりである」

▽東京・筆洗
(イギリスEU離脱問題)
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016062002000129.html)

「その少年にパン屋のおばさんはパンを売ろうとしない。「よそのお店行ってよ。いろいろ言われんのやなのよ」。少年が宇宙人だと、うわさになっているからである。「帰ってきたウルトラマン」の第三十三話「怪獣使いと少年」(一九七一年放映)。覚えている方もいるか▼パン屋の娘さんが少年を追い掛けてパンを渡そうとする。「同情なんかしてもらいたくないな」。娘さんがいう。「同情なんかしてないわ。売ってあげるだけよ。だってうちパン屋だもん」▼脚本は上原正三さん(79)。関東大震災時の朝鮮人虐殺を題材に差別と群衆の恐ろしさを描いた。パン屋はパンを売る。差別や立場を異にする人間への憎しみが当たり前の営みを忘れさせてしまう▼英国で女性下院議員が殺害された。背景には、英国のEU離脱をめぐる意見対立がある。離脱か残留か。対立の中で憎悪に心を失い、異なる意見の人間を消し去ろうとしたか。それは意見対立の解消とはほど遠い▼わが国にも国民同士で意見対立する問題が山積する。日本だけは大丈夫とは言い切る自信がない。銃規制の厳しい英国でも事件は起きた▼意見は意見であって、違いがあろうと、誰かがこの世から消えてよい理由などに決してならぬ。生きるためのパンは意見とは無関係にお互いに差し出す。意見対立を乗り越えていくためのヒントはそこにしかあるまい」

 朝日だが、この論旨で中野翠氏のエッセイを引用するのは適切ではないはずだ。あの論争は「子連れ出勤」の是非だったのだから、重なっている部分と、そうではない部分が折り重なっている。筆者は否定するだろうが、「保育園建設に反対する人たち=中野翠」と誤読されかねない。短いコラムのくせにアクロバティックに話題を変えるから、筆者にも読者にも不幸な読み物ができあがる。
 東京新聞はいつもつまらないのだから、今後は〝サブカル〟(?)的な題材を頭に持ってきたらいいかもしれない。

■――――――――――――――――――――
【写真】自民党・憲法改正推進本部『漫画政策パンフレット』の『ほのぼの一家の憲法改正ってなあに?』より
(http://constitution.jimin.jp/pamphlet/)
■――――――――――――――――――――

2016年6月3日

【連載・無料記事】96回きのうの1面〈参院選スタート〉6月3日一般紙

20160602kaigi01

 6月3日朝刊のテレビ欄で、朝の情報番組は次のような内容紹介となっていた。

▽あさイチ(NHK)
・①10年以内に脳梗塞? 確率わかる
・②桂文枝 怪演! 利休 真田丸秘話&新婚さん舞台裏 創作落語への情熱!

▽スッキリ!!(日本テレビ)
・長友佑都〝結婚したい〟平愛梨 真剣交際…公造㊙情報
・偽キャラに困惑…! 米ディズニーが告訴? 中国パクリ事情
・逮捕夫は〝有名なワル〟妻不倫相手アイスピック暴行
・傑作! 地方CM

▽羽鳥モーニングショー(テレビ朝日)
・25億円着服した60歳男 愛人にマンション豪遊生活
・7再男児いまだ不明…元刑事が現場の謎追跡
・舛添氏今度は公用車使い選挙応援か

▽白熱ライブ・ビビッド(TBS)
・田嶋陽子氏も生激怒! 舛添氏ボーナス380万
・愛人にマンション車約25億円横領男の素顔
・独白・キャシー中島 皮膚がんを招く顔イボ

▽とくダネ!(フジテレビ)
・小2不明「手がかりなし」の謎
 ①警察犬が立ち往生?
 ②虫嫌い…親族が証言
・舛添知事に支給確定 夏のボーナス380万円 脱宣言でリオ視察は?

 テレ朝のモーニングショーと、フジのとくダネ!は、番組中に男児が発見され、放送内容が完全に変更されたことは付記しておくべきだろう。
 テレビが朝から男児発見を大ニュースとして報じる中、その日の新聞・朝刊はどうだったのか。2016年6月3日付(金曜日)の日経を含む一般紙の見出しを見てみよう。

■――――――――――――――――――――
【購読記事の文字数】約4400字
【写真】6月2日に開催された、経済財政諮問会議と産業競争力会議合同会議(首相官邸公式サイトより)
■――――――――――――――――――――
» Read more

【連載・無料記事】95回きのうの1面〈安倍会見で増税延期〉6月2日一般紙

headline20160601_600

 6月2日朝刊のテレビ欄で、朝の情報番組は次のような内容紹介となっていた。

▽あさイチ(NHK)
・①健康効果で人気! 大学グルメ
・②夫のウソ見破る技術&どう対応?子のウソ
・③ジョディ・フォスター生登場

▽スッキリ!!(日本テレビ)
・ジョニデ離婚騒ぎ
 ①アンバーに同性婚報道・交際重複疑惑
 ②映画ライター生解説 アンバー○○な女
・水こぼし…舛添知事 都議会で謝罪・各会派反応
・渋谷パルコ閉店へ・43年の流行発信史

▽羽鳥モーニングショー(テレビ朝日)
・舛添氏2分40秒謝罪で脱スイートルーム宣言
 ①「言語道断」与党・公明党も批判
 ②独自! 詳細公務日程を入手
 ③5人の都議が生激論!!

▽白熱ライブ・ビビッド(TBS)
・騒音理由に2人の隣人を刺した40代男逮捕
・行方不明の大和君…なぜ見つからない?
・39回美術館等視察検証 舛添氏への新たな疑問

▽なないろ!(テレビ東京)
・雨でも安心!
 地下鉄一日乗車券で行く限定グルメと珍土産の旅〜新地下街の激ウマ天丼&デパ地下限定カツサンド

▽とくダネ!(フジテレビ)
・①舛添氏 都議会で謝罪…出張時ファーストクラス封印 説明は〝わずか2分〟
・②60歳男25億円着服か 元総務部長の豪遊生活
・③不明7歳男児安否は

 では新聞はどうだったのか。2016年6月2日付(木曜日)の日経を含む一般紙の見出しを見てみよう。

■――――――――――――――――――――
【購読記事の文字数】約4500字
【写真】6月1日、安倍首相の記者会見(首相官邸公式サイトより)
■――――――――――――――――――――
» Read more

2016年1月28日

参院選で『SEALDs=ReDEMOS』を〝要注意団体〟にした安倍官邸

ŽQ‰@•½˜aˆÀ‘S–@§“Á•ÊˆÏˆõ‰ï‚ÉŒöql‚Æ‚µ‚Ä—Õ‚ÞŠw¶ƒOƒ‹[ƒvu‚r‚d‚`‚k‚c‚“iƒV[ƒ‹ƒYjv‚Ì’†Sƒƒ“ƒo[‚Å–¾Ž¡Šw‰@‘å‚S”N‚̉œ“cˆ¤Šî‚³‚ñ‚P‚T“úŒßŒãA‘‰ïEŽQ‰@‘æ‚PˆÏˆõ‰ïŽº

 安保法案に反対して注目を集めた学生グループ『SEALDs(シールズ)』だが、昨年の2015年12月、政策課題の分析や緊急提言を行うシンクタンク『ReDEMOS(リデモス)』の設立を発表した。
 SEALDsといえば『2015 ユーキャン新語・流行語大賞』でベストテン入りを果たしたことも記憶に新しい。参院で反対意見を述べた奧田愛基氏(23)のことが強く印象に残った方も多いのではないか。写真は、その時の1コマだ。
 安保反対派、反安倍派にとっては、ReDEMOSに〝闘争〟の勢いを持続させる役割を期待している。そのため代表理事には〝スター〟の奧田氏が就任し、理事に上智大学の中野晃一教授、水上貴央弁護士が名を連ねて脇を固めた。
 関係者はReDEMOSを「国会前抗議を原点に、日本の民主主義を問い直す場」「市民のためのシンクタンク」などと位置づけ、政治課題に関する情報発信や、議論の場の提供、政党や市民への政策提言をメールマガジンやイベントなどを通じて行うとしている。
 ところが、公安筋の見立ては、かなり異なる。SEALDsは政党設立を目標に掲げており、ReDEMOSはそのための準備組織、との分析なのだという。
 ある公安当局者は、次のように指摘する。

■――――――――――――――――――――
【購読記事の文字数】2,100約字
【写真】参院平和安全法制特別委員会・中央公聴会での奥田愛基氏
■――――――――――――――――――――

» Read more