2016年12月6日

【完全無料記事】「ファンラン」ブーム「博多屋台マラソン」登場

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「ファンラン」をご存じだろうか。「ラン=マラソン」大会ではあるのだが、一般的に5〜10キロと距離は短めに設定。タイムや順位は二の次、というより無視。逆にコスプレが参加条件だったり、コース景観を楽しむことを求められたり、と「ファン」に力点を置いたランニングイベントのことだ。

 例えば世界的人気の「カラーラン」は様々な色のパウダーを浴びせかけられながら、5キロのコースを走るというもの。日本では14年3月に千葉県で初開催されている。

 この密かなブームに、ならば「おらが街」のPRを行うため、ファンランを開催しようではないかという動きが出てくるのは、ある意味で当然だろう。

 12月17・18日の2日間、明治神宮野球場(東京都新宿区霞ヶ丘町)では「福岡しっとうとマラソン」が開催される。ちなみに「しっとうと」は方言。標準語では「知ってる?」ぐらいの意味だ。

 この大会で用意された「種目」は、

①1.25キロメートルのファンラン

②マラソン好きのための10キロラン

③2〜10人が交代で2時間走り続けるリレーマラソン

──の3つとなっている。

 こうした設定からして〝ストイック〟に走り続ける市民ランナーを対象にしたものではないことは明らかだ。

 走り終えれば、もつ鍋、ラーメン、やきとりなど福岡の屋台料理を堪能できる。もちろんアルコールだけでなく、スイーツも用意されている。つまり、この「ファンラン」は「博多グルメ」に力点が置かれているわけだ。

 先のカラーランを紹介した『日経トレンディネット』の記事は『粉をかけられて何がそんなに楽しいの!? ファンラン人気が拡大の予感』(14年8月5日)とのタイトルになっている。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140804/1059391/

 記事は「粉をかけられるのは楽しい」との結びになってはいるが、実はタイトル通りの疑問を覚える方も少なくないだろう。一方、こちらの「しっとうとマラソン」は博多の屋台グルメが主役。ストレートに「楽しい=ファン」ことは間違いない。

 この「しっとうとマラソン」では、スポーツスクールの運営や、スポーツビジネスのコンサルティングを行う「スクールパートナー」(渋谷区初台)が企画・運営協力を行っている。担当者の守屋佑樹・総合企画部・イベントグループリーダーに話を聞いた。

「ここ5年ぐらいファンランが地道に盛り上がっていまして、弊社も給水所に200種類のスイーツを用意するという『デザートビッフェマラソン』を開催しています。また弊社社長が福岡市出身でして、『福岡をもっとPRしたい』という同郷の会社経営者が集まる会合に参加しています。その席で『福岡グルメをPRできるイベントは何かないか』という話が出て、ファンランと結び付いた、というわけです」

 福岡をPRするイベントなのだから、地元自治体の後援は不可欠だ。守屋リーダーは自治体との折衝を行ったが、予想を越える「高評価」に驚いたという。

「福岡関連のイベントとはいえ、開催地は東京です。『開催地が他所ですから、関係ないでしょ』と断られる可能性も少なくないと覚悟していたんです。ところが皆さん『それは面白いね』と高い関心を示して下さいました」

 結果、福岡市と北九州市を筆答に、糸島市、宗像市、古賀市……と18の自治体が名を連ねることになった。「ファン」の部分に関して地元の〝お墨付き〟を得たというわけだが、守屋リーダーによると中でも特筆すべきは2点だという。

「まずランですが、何よりも神宮球場の中を走れるということです。なかなかチャンスがないということはご存じの方も多いと思います。グルメは全てに力を入れていますが、ラーメンが人気の『博多一幸舎』さんが出店して下さるほか、テレビ出演で話題になった川原浩史さんの『なんでんかんでん』が復活します。この2店のバトルは必食だと自信をもって断言できます」

 参加受付は12月9日の金曜まで。参加費は中学生以上が6000円。走り終えると1600円相当のグルメチケットがプレゼントされ、屋台ブースで使用できる。当日参加は受け付けていないので注意が必要だ。エントリーや問合せ先などが記載されている公式サイトは以下の通り。

http://shittouto.jp/

(了)
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【写真】公式サイトより
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