2017年1月11日

東芝「債務超過回避」か──減損額を大予測

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 仕事納めが翌日に迫った2016年12月27日午前1時すぎ、NHKが「東芝の米国子会社が巨額減損」と報道。その日の夕方には、東芝の綱川智社長など経営陣が会見を行った。

「グループ会社ウェスチングハウス(WEC)の子会社『CB&Iストーン&ウェブスター(S&W)』ののれん代が数千億円規模にのぼり、一部または全額を減損する」と発表。NHKの報道を認めたわけだ。

 年末年始の東京株式市場は「トランプ相場」に沸いていたが、それでも東芝株は下落する。減損が明らかになる前の株価は443円だったが、当日に急落。12月29日には一時232円まで暴落し、年が明けた1月6日時点でも287円と発覚前より約35%安と低迷を続けた。

 そしていま、投資家をはじめ市場関係者は、「果たして巨額減損は実際いくらなのか」に注目する。同時に「債務超過への転落はあるのか」と固唾を飲んで見守っている。

 東芝の仕事始めとなった2017年1月5日、複数の記者から減損額を尋ねられた志賀重範会長は「確定していない。数字は言えない」と回答。いまだ市場の疑念を晴らすまでには至っていない。

 ならば取材過程で浮かび上がった事実を検証し、弊誌が減損額を予測してみよう。
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【記事の文字数】2000字
【写真】2016年12月27日に発表されたプレスリリース『CB&Iの米国子会社買収に伴うのれん及び損失計上の可能性について』
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/news/20161227_2.pdf
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2016年8月29日

業界内で公然と囁かれる「新日本監査法人」の「経営危機」

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 東芝(東京都港区芝浦)の不正会計問題を巡り、同社の会計監査を担当していた新日本監査法人(東京都千代田区内幸町)からの顧客離れが止まらない。すでに40社以上の大手上場企業が新日本との契約を打ち切り、別の監査法人に変更することを決めたというのだ。

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【購読記事の文字数】1300字
【写真】新日本有限責任監査法人(アーンスト・アンド・ヤングジャパン)公式サイトより
http://www.shinnihon.or.jp/index.html
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2016年7月26日

「綱川智」新社長就任でも不協和音の「新生東芝」

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 東芝の新社長を巡り、社内外で不協和音が高まっている。前任の室町正志氏が退任、6月に医療機器部門出身の綱川智氏が新社長に就任した。この人事を主導したのは経産省だったが、有力ステークスホルダー(利害関係者)の1つである銀行団は成毛康雄副社長を推す考えを持っていたのだ。

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【購読記事の文字数】1100字
【写真】綱川智・東芝代表執行役社長(東芝公式サイトより)
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2016年5月10日

【無料記事】『マイナンバー』トラブルの原因は「無責任ドリームチーム」

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 社会保障と税の共通番号『マイナンバー』のトラブルが、相変わらず続いている。
 コンピューターの故障など、一部の自治体でカードを交付できない事態が相次いだ。激しい批判が噴出する中、地方公共団体情報システム機構は4月27日、「トラブルの原因を特定し、システムを改修した」と発表した。
 だが、交付の現場では未だに混乱が続いているようだ。東北のブロック紙・河北新報は5月、仙台市の担当者が「劇的に改善されたという感じはしない」との不安を報じている。
 実際、機構の西尾勝理事長は4月27日の会見で、不具合の責任については「細かく考えるところには至っていない。もっと詰めて検証しないといけない」と説明するにとどまった。そのため一部の業界関係者は「根本的な改修には至っていないのではないか。最悪の場合、トラブル再発もあり得る」と懸念しているという。

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【写真】内閣官房のマイナンバー公式サイト
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2016年4月12日

「社長辞任」「後継不在」「子会社売却〝サギ〟問題」東芝で噴出する悪評

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 東芝の室町正志社長が、周囲に辞意を漏らしていることが分かった。
 文字通り「針のむしろ」の日々は、本人の覚悟を上回ったのかもしれない。あまりにも厳しいストレスに室町社長は「もうこれ以上、社長を続けることはできない」と弱気なのだという。
 とはいえ、もともと室町社長は「危機的な状況を乗り切ったら、後継に道を譲る」と発言していたのだ。
 いわば「暫定トップ」と言える。レームダックどころの騒ぎではない。
 三日天下は既定路線なのだから、いつ辞任するかなど具体的な報道に関心はない。そんなものはニュースでも何でもない──こんな風に考える方も、決して少なくないだろう。
 とはいえ、室町社長の発言は、東芝が今でも迷走を続けている「象徴」と見なすことはできそうだ。
 おまけに今の東芝は「東芝メディカルシステムズ」の売却問題でも、相当な関係者の怒りを買ってしまった。
 東芝迷走の現状を、深掘りしてお届けしよう。

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【購読記事の文字数】3600字
【写真】東芝の2016年度事業計画説明会資料より
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