2017年2月24日

プロ野球B級ニュース2016⑮ワースト記録

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 勝者が誕生すれば、必ず敗者も生まれる。当然の理に違いない。だが、その光と影の対比には、酸いも甘いも噛み分けた大人でさえ、心を揺さ振られるものがある。

 記録も同じだ。根本的には単なる数字の羅列なのだ。しかし、そこにはドラマがある。そして、人を感動させるベストな記録が生まれれば、ファンを唖然とさせるワースト記録も同じように発生してしまう。

 もちろん、我々「B級ニュース愛好家」が、光り輝く大記録をフィーチャーするわけがない。その逆だ。なぜプロの選手でも、こんな数字を作ってしまうのかというワースト記録をご紹介したいと思う。

 連載第15回は「ワースト記録篇」と題し、

①本塁打ゼロ記録を阻止!
 糸井嘉男(オリックス=当時)
②3球団全てで退場を記録
 梨田昌孝(楽天)
③2番打者の受難──連続無安打ワーストタイ
 荒木雅博(中日)
④先輩・大野豊を超えた最悪防御率
 塹江敦哉(広島)

の3選手、1監督のエピソードをご紹介したい。
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【著者】久保田龍雄
【購読記事の文字数】4800字
【写真】梨田昌孝オフィシャルサイトより
http://www.true-masa.com/
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2017年2月17日

プロ野球B級ニュース事件簿2016⑭ファーム篇

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 当り前だが、プロとアマの差はカネ、つまり生計を立てるか否かという問題に集約される。だからこそ本質的には、1軍と2軍の必死さに、変りはないはずだ。

 いや、生存競争という観点では、2軍の方が強烈で当然だ。ならば、選手を巡るドラマも、2軍の方が劇的だということにはならないだろうか。

「プロ野球B級ニュース事件簿2016」の第14回は「ファーム篇」だ。1軍を目指して必死──という選手だけではないところが、2軍の奥深さだろう。

①打撃投手は70歳
池田重喜(ロッテ)
②甲子園エースの豪華継投
松坂大輔(ソフトバンク)
③2軍で珍デビュー
高橋純平(ソフトバンク)
④東大相手に6回7失点炎上
桜井俊貴(巨人)

の4選手のエピソードをご紹介したい。
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【著者】久保田龍雄
【写真】2014年12月、ソフトバンクホークス新入団記者会見での松坂大輔。福岡ソフトバンクホークス公式サイトより
http://www.ustream.tv/recorded/56131041
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■まさに古来稀なり 球界最高齢の打撃投手は70歳!

池田重喜(ロッテ)

 

 打撃投手が古希なのだ。

 5月1日に70歳の誕生日を迎えたロッテの池田重喜・寮長兼打撃投手は、31歳で現役を引退し、53歳のときに寮長になった。

 だが、2軍の練習で若手選手に投げつづけ、抜群のコントロールを披露。「その歳でこれだけ投げられるのなら」と、12年から2軍打撃投手との兼務も始まった。

 大洋(現・DeNA)時代の69年4月13日の阪神戦(甲子園)で、ルーキーの田淵幸一にプロ初安打、初打点となるプロ1号を打たれたが、6回1/3をこの1点だけに抑えた。

 V9巨人時代のONとも対決し、ロッテ時代の米キャンプでは、若き日のレジー・ジャクソンを4打数4三振に抑えたことも。そんな輝かしい戦績を持つ男が、背番号「110」の打撃投手としてバリバリ投げつづけた。奇跡と言えるだろう。

「体が動くのは、両親が強い体に産んでくれたお蔭。ここまでやらせていただいているマリーンズに感謝をしています」

と言う本人だが、日々続けている自己管理の徹底ぶりも見逃せない。

 投球動作は腰に負担がかかるため、腹筋は1日500回、ウォーキングも1万5000歩以上が日課。食事も「暴飲暴食せずに、腹八分目で済ませる」という。そのお陰で四十肩とも無縁に〝若々しい肉体〟を保ちつづけているのだ。

 70回目の誕生日となったこの日も、ロッテ浦和球場で青松慶侑、井上晴哉、肘井竜蔵の3人を相手に74球を投げた。

 昨夏の甲子園準優勝・仙台育英高出身のドラ1ルーキー・平沢大河も、新人合同自主トレで〝初対戦〟し、3本の柵越えを放って以来、お世話になっている一人。

「最初にお会いした時に、あの年で投げていると聞いて、『マジっすか?』と思いました。70歳といえば自分のおじいさんぐらいの年。コントロールがよく、テンポよく投げていただいている。本当に打ちやすい。1軍で活躍することが一番の恩返しになると思っています」(5月2日付・日刊スポーツ)

 その平沢も同11日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で待望の1軍デビューをはたした。

「(1軍に上がった)選手たちが活躍したときの嬉しい気持ちが活力になる」という「裏方のレジェンド」は、シーズン後に球団から契約終了を告げられ、ついに退団。「この年までやれて、球団には感謝の言葉しかない」と笑顔でプロ野球人生に終止符を打った。

 

■2軍戦で実現 甲子園春夏連覇エース2人の豪華継投で7回をゼロ封

松坂大輔(ソフトバンク)
5月4日 オリックスvsソフトバンク(タマホームスタジアム筑後)

 

 甲子園で春夏連覇を達成したV腕が2人も在籍しているチームはどこか?

 高校野球ファンなら、即座に答えられるはずだ。

 答えはソフトバンク。98年に春夏連覇の横浜高のエース・松坂大輔と10年に春夏連覇の興南高のトルネード左腕・島袋洋奨が在籍しているのだ。

 松坂はメジャーから日本球界復帰、島袋は中大からドラフト5位入団と立場は違っても、15年に揃ってソフトバンクに入団した同期生である。

 しかし、同年に右肩手術を受けた松坂は、2軍で登板わずか1試合に終わり、島袋も終盤に1軍で2試合リリーフ登板しただけと、かつての活躍を知る者には寂しい1年目となった。

 16年も揃って2軍で開幕を迎え、4月27日の中日戦(ナゴヤ)でV腕2人の豪華継投が2年目にして初めて実現した。

 高校野球の長い歴史の中でも春夏連覇を達成したのは7校だけ。2軍戦とはいえ、春夏優勝投手の継投は史上初の快挙と言えるが、残念ながら、試合は1対4で敗れ、4回5安打3失点の先発・松坂は負け投手に。せっかくの〝お披露目〟を飾ることができなかった。

 だが、5月4日のオリックス戦(タマホームスタジアム筑後)では、この年2度目の豪華リレーが見事にハマる。

 先発・松坂は4回2死満塁のピンチにブランコを3球三振に仕留めるなど、4回を2安打無失点。1点リードで迎えた5回から松坂をリリーフした島袋も7回に1死三塁のピンチを招いたものの、3回を2安打無失点。2人で7回をゼロ封し、1対0で逃げ切り勝ち。高校野球ファンには嬉しい一日となったが、1軍への道はまだ険しかった。

 松坂はシーズン最終戦、10月2日の楽天戦(コボスタ宮城)に合わせて1軍登録され、8回裏、西武時代の06年10月7日のプレーオフ第1戦(ソフトバンク戦)以来10年ぶりの登板をはたしたが、制球が定まらず、1回を3安打2四死球5失点。島袋も1軍に上がることなく、2勝7敗1セーブ、防御率5.51でシーズンを終え、3年目の17年は2人揃って背水の陣となる。

 今年は2人とも1軍で結果を残し、交流戦の阪神戦で、12年の春夏連覇投手・藤浪晋太郎(大阪桐蔭高)との春夏連覇同士対決をぜひ実現させてほしいというのが、ファンの切なる願いだが……。

 

■ボーク球を本塁打 期待のドラ1ルーキーが2軍で珍デビュー!

高橋純平(ソフトバンク)
5月28日 広島vsソフトバンク(タマホームスタジアム筑後)

 

 ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・高橋純平が5月28日のウエスタン、広島戦(タマホームスタジアム筑後)で今季初登板をはたした。

 開幕1軍を期待されたが、1月の新人合同自主トレ初日に左すねの張りを訴えてリタイア。リハビリの影響で大幅に出遅れ、開幕から2ヶ月を過ぎて、ようやく2軍デビューと相成ったしだい。実戦登板は15年9月のU-18ワールドカップ、キューバ戦以来、266日ぶりだった。

 2軍戦とはいえ、話題のルーキーの初登板をひと目見ようと、小雨の降るあいにくの天気のなか、スタンドは満員の3113人で埋め尽くされた。

 3回から摂津正をリリーフした高橋は、先頭の9番・中村亘を146キロで遊ゴロに打ち取る。だが、次打者・野間峻祥にスプリットを中前安打され、プロの洗礼。そして、2番・庄司隼人の打席で、B級ニュースファンにとっておきの珍ネタを提供する羽目になった。1ボールから庄司に対する2球目、静止時間の短いクイックモーションが梅木謙一球審に「ボーク」と宣告されたのだ。

 通常なら野間がテイク・ワンベースで1死二塁から試合再開となるところだが、庄司のバットが142キロの内角直球を鋭くとらえ、右越えに運んだことから、話がややこしくなった。

 打者が安打や四死球、失策などで一塁に達し、走者すべてが1つ以上進塁した場合は、ボークに関係なくインプレーになる。つまり、庄司のホームランも記録に残るというわけ。思わぬ形でプロ初被弾と2失点がついてしまった。

 高橋は「投げる途中からボークとわかって、(力を)抜いてしまいました。ルールは後から知りました」と不用意な1球を悔やんだが、気持ちを引きずることなく、次打者・ブライディを3球連続の145キロで空振り三振、4番・ルナを147キロで右飛と大物の片鱗を見せつけたのはさすがだった。

 4回も安打と2四球で2死満塁のピンチを招いたものの、プロ初安打を許した野間を二直に打ち取ってリベンジ。2回を被安打3、与四球2、奪三振2の失点2。「〝ボークラン〟さえなければ……」と1球の怖さを肌で思い知らされたデビュー戦でもあった。

 16年はウエスタンで7試合に登板。2勝1敗、防御率2.22の成績を残したが、1軍デビューは2年目に持ち越しとなった。

 

■真夏の珍事!? 巨人のドラ1右腕が東大相手に6回7失点炎上

桜井俊貴(巨人)
8月25日 巨人3軍vs東大(東大球場)

 

 東大野球部が強くなったのか?

 それとも巨人が不甲斐ないのか?

 真夏の珍事とも言うべき仰天ニュースが飛び込んできたのは8月25日だった。

 この日、巨人は交流試合で東大と対戦したが、乱打戦の末、12対8の辛勝というまさかの結果となった。

 東大といえば、東京六大学リーグ戦で37季連続最下位。16年春はプロ注目の最速150キロ左腕・宮台康平(3年)の快投もあり、3勝を挙げた。

 だが3軍とはいえ、プロが手こずるような相手ではないはず。巨人ファンならずとも「一体何があったんだ?」と首を捻るところだ。

 大苦戦の原因は、巨人先発のドラ1右腕・桜井俊貴の乱調だった。プロ初登板となった3月30日のDeNA戦(横浜)の試合後に右肘の張りを訴えて登録抹消されて以来、3ヶ月半にわたって3軍で調整し、7月16日のBC富山戦(富山市民)で実戦復帰をはたしたばかり。試合の勘はまだ戻っていないものの、学生相手なら〝プロの顔〟でそれなりに抑えてくれるものと思われた。

 ところが、そんな〝未来のエース〟に東大打線が牙をむいて襲いかかる。初回から4回まで2点、1点、3点、1点と毎回得点。5、6回こそ無失点に抑え、計9三振を奪ったものの、毎回の11安打、7失点は、信じられないような炎上ぶりだった。

 初回の自らの野選に味方の拙守や塁審に打球が当たって中前安打になる不運も重なったとはいえ、東大の各打者は桜井のストレートに対応し、的確にとらえていた。

「直球がイメージと違う。全体的に球が高い。それが打たれた原因だと思う」(桜井)

 この日、立岡宗一郎が「1番レフト」で出場するなど支配下選手5人を起用した巨人は、7対7の6回に2点を勝ち越し、やっとの思いで打ち勝ったが、東大はエース・宮台がコンディション不良で登板回避。しかも、巨人はDHを使っているのに、東大はリーグ戦同様DHなし。これでは勝っても後味が悪かっただろう。

 一方、巨人に大善戦して自信をつけた東大も、秋季リーグでは宮台が左肩の疲労感から1試合しか登板できず、1勝10敗。38季連続最下位に終わった。

 だが、東大初のドラ1の期待もかかる宮台が復調すれば、17年は最下位脱出どころか、4位以上も夢ではない。今年も交流戦が組まれたら、巨人は2年連続で新聞ネタを提供という事態だけは避けたいところ?

(無料記事・了)

2017年2月10日

プロ野球B級ニュース2016⑬とんでもハプニング

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 何しろ「プロ野球B級ニュース事件簿2016」がタイトルなのだから、A級、もしくは普通という珍プレーや好プレーが我らの対象ではないということは、ご理解頂いているに違いない。

 それにしても理論的には、スタジアムで繰り広げられるプレーは「好」か「珍」しかないはずなのだ。しかし、やはり野球は奥が深い。「ハプニング」としか形容できない場面が訪れることがある。

 いつものように厳選を重ね、その中でもB級を選んでみた。とどのつまり、「珍」も「好」も選手が原因であり、彼らが真面目であるほどに面白いわけだが、「ハプニング」に選手の責任はゼロだ。

 内容の面白さは折り紙つきだ。それだけでなく、突如、アクシデントに巻き込まれた選手たちのリアクションも見所だろう。今回の「とんでもハプニング篇」は、

①魚ッ、のハプニング
 バレンティン(ヤクルト)
②捕手も歩けばバットに当たる
 小林誠司(巨人)
③認定アウトで「B級ニュース」デビュー 
 オコエ瑠偉(楽天)
④主役不在のサヨナラ
 三輪正義(ヤクルト)

の4選手のエピソードをご紹介したい。
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【著者】久保田龍雄
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【写真】オコエ瑠偉公式Instagramより
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2017年2月8日

【連載】加藤ジャンプの「こんなところで呑んでみた」第3回「大田市場」

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 築地じゃなければ、どこでもいい。

「市場で飲みましょう」と提案されたとき、最初にそう思ったのである。日本一の市場は今、もめている。そういうことを考えずに、素直に飲みたかったのである。

 大田市場まで朝酒を呑みに出かけたのである。築地じゃない、東京の巨大市場といえば、やはり大田市場である。フェラーリとランボルギーニみたいなものである。

 まだ夜も明けきらない朝6時過ぎ、JR京浜東北線の改札で編集者の初山さん(仮名)と待ち合わせた。

 始発に乗ったのである。当然、早起きをしなくてはならない。

 早起きは苦手ではない。案外毎日、朝刊が届くより先に目がさめていたりする。ただ、いつもの早起きに、これといって目的はない。勢いにまかせて、目を開けている状態を維持しているだけである。

 なにか次にやらなくてはいけない行動はない。始発に乗らないといけない、という緊張を強いられると途端に遠足前夜の子供のように興奮状態になり、寝付きも悪くなり勢い早起きは地獄になる。

 初山さんも、おそらく同じ事態に陥ったのであろう。改札のむこうにいた彼の両の目は、長い軟禁生活から開放された政治犯のようにしょぼしょぼで、ほとんど反射だけで横浜から大森までやってきたこちらを安心させた。

 これで大金持ちのファンドマネージャーと朝食を食べながらインタビューというような内容だったら、ひたすら遠い目をするのみだが、待ち受けているのは朝酒である。市場行きのバスの列に並んでいるうちに、すでに心は高揚している。

「長靴、はいてる人いませんね」

 市場を通るバスだから、プレートの付いたキャップを被った人や、ゴム長靴やゴムの前掛けをしている人が乗車しているかと思っていたら全然いなかった。当たり前にスマホをいじり、黙って市場へむかう。

 それで、思い出したことがある。先日、北陸地方の朝市に行った。ほっかむりした老婆が一杯、と期待していたら、ユニクロのダウンの人が大勢いて、ほっかむりの人はほとんど見られなかった。働く人のファッションはとうにグローバル化しているのである。

 大田市場はどこの駅から行っても案外遠い。どの駅からもすぐ着く築地とはそこが大きく違う。そして、建造物はどれも巨大である。ほど近い羽田空港からひっきりなしに離着陸する飛行機が間近を飛び、誰もが納得する近未来がそこにある。

 コンクリートの巨大な塊がいくつも立ち並び、それぞれの屋根の上に、場違いなほどファンシーな葡萄や筍のオブジェが看板代わりに掲げられている。まったく関係ないが、ジオングにドムの足を無理矢理くっつけたガンプラを思い出した。母さん、あの『ホビージャパン』誌、どこに行ったんでしょうね……。

 大田市場ができたのは平成元年のことである。面積は日本最大で約40万平方メートル。東京ドームがおよそ8個分の大きさである。秋葉原の神田市場、いわゆる『やっちゃば』、品川の荏原市場、蒲田分場、大森市場と築地の一部が合体してできた。市場の人に聞いたら、

「築地もみんな来るって話しもあったんだけど、すごく反対してね。あのときこっちに来てたら、今みたいなことにはならなかったのに。ここなら地下に水たまりなんかないですしね」

 と笑っていた。おっしゃるとおり。ちなみに、大田市場は野菜や花は日本最大の取扱高である。これで築地がここに合流していたら、ファイブプラトンで無敵だったはずだ。橋本真也と小川直也の「刈龍怒」をふと思い出す。市場はどういうわけか少年から青年期の記憶が甦りやすい。

 大田市場には築地のような「場外」はない。食堂の類いもぜんぶ市場の敷地内にあって、そこを一般人も利用する。事務棟と呼ばれる建物のなかに、たくさんの食堂が集まっていて、

「まあ、ここが築地で言うところの場外ですなあ」

と事務棟ですれ違った市場の方が教えてくれたが、たしかに、いろんな店がそろっている。

 もちろん早朝からやっていて、酒も飲める。喫茶(ビールはある!)、中華、定食屋、居酒屋兼小料理、洋食、そして寿司。

 楽園である。楽園ではしご酒。最高である。
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【著者】加藤ジャンプ
【記事の文字数】5300字
【写真】山桜食堂の肉団子
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2017年2月3日

プロ野球B級ニュース2016⑫たまたま、こうなりました

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 スポーツの魅力に、偶然性が大きな役割を果たしているのは論を俟たない。常に強いチームが勝ち、弱小チームが敗れるという必然的な結果しか存在しないとしたら、これほどまで世界中の人を熱狂させるはずもない。

 必然の逆、つまり強烈な番狂わせ、ジャイアントキリングの興奮は凄まじいものがある。だが、本欄はそうした〝王道〟には背を向けてみたい。

 我々が見ていくものは、偶然の中の偶然だ。全力を尽くして再現を狙っても、もう二度と起きないのではないかと思わせるほどの〝珍〟偶然。文字通り、野球の神様が悪戯したとしか思えないような瞬間だ。

 具体的には、

①6日間で3連続「メモリアル潰し」
 谷繁元信監督(当時・中日)
②父と同じ巨人戦で大活躍 
 近藤弘基(中日)
③109試合目にしてマイナス0.5ゲーム差2位
 増井浩俊(日本ハム)
④球団創設以来初の不名誉な事態は阻止 
 菊池雄星(西武)

の3選手、1監督のエピソードをご紹介したい。
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【著者】久保田龍雄
【購読記事の文字数】4400字
【写真】菊池雄星公式ブログより
http://lineblog.me/kikuchiyusei/
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2017年1月27日

プロ野球B級ニュース2016⑪コリジョン篇

baseball2017-01-27 17.07.20

 2016年のプロ野球は、コリジョンに始まり、コリジョンに終わった。コリジョンに明け暮れた1年と振り返っても過言ではないだろう。

 シーズン当初はともかく、日本シリーズ第2戦でもリプレー検証が行われたのだ。本塁を巡る攻防は野球の要なのだから、頻発は当然かもしれない。

 とはいえ、我々ファンの間では、未だにコリジョンルールに対しては賛否両論が併存したままになっている。

 クロスプレーは野球の華として絶対に認めないか、看過できぬ捕手の負傷を考えて賛成するか──これは文字通り「野球観」の対立なのだから、一朝一夕には解決できぬテーマということかもしれない。

 第11回の今回は、そうしたコリジョンプレーを集めてみた。

 ご存じの方ばかりだろうが、コリジョン=collisionは「衝突」の意味。リプレー検証を巡って審判と「衝突」する役目は監督だが、そうした背景からか、この回は監督が2人も登場する。

①コリジョンが適用されて鬼の形相
 金本知憲監督(阪神)
②10分遅れのサヨナラ 
 赤松真人(広島)
③コリジョンが適用されず鬼の形相
 真中満監督(ヤクルト)
④自分のヒットが、コリジョン騒動を沈静化 
 福留孝介(阪神)

の2選手、2監督のエピソードをご紹介したい。
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【著者】久保田龍雄
【購読記事の文字数】4500字
【写真】コリジョンルールなどの改正を伝える「NPBニュース」の「2016年度 野球規則改正について」(16年1月28日)
http://npb.jp/news/detail/20160128_04.html
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2017年1月20日

プロ野球B級ニュース2016⑩エラー&ボーンヘッド篇

takagi2017-01-20 10.20.21

さて「プロ野球B級ニュース事件簿2016」の第10回は「エラー&ボーンヘッド篇」という内容になる。

 

率直に申し上げるが、珍プレーは笑える。だがエラーやボーンヘッドは、観客の表情を凍りつかせてしまう。

 

リアルタイムで観戦していたファンともなれば、罵声を浴びせたり、悪態をついたりしなければ、とてもではないが、やっていられないという場面だ。

 

だがシーズンオフに読んでみると、不思議なほど冷静に読める。それどころか、日本プロ野球の一流選手が、草野球レベルの失態を演じてしまうことに、非常な興味を覚えたりする。実際、今回紹介するプレーには、精神科医には格好の研究材料が潜んでいるのではないだろうか。

 

閑話休題。選手にとっては最高に不名誉なことではあるが、厳選に厳選を重ねた4場面は──、

 

①5失策でも勝利 

 4月1日の読売巨人軍

②ドアラの呪い!?

 ルナ(広島)

③珍しすぎるフィルダースチョイス

 田原誠次(巨人)

④悔いの残りすぎる走塁ミス 

 高木勇人(巨人)

 

の3選手・1球団のエピソードをご紹介したい。

 

それにしても、ルナ以外は全て巨人という結果になってしまった。我々には単なる偶然のつもりだが、必然を見出すファンもいるかもしれない。

 

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【著者】久保田龍雄

【購読記事の文字数】4600字

【写真】読売巨人軍公式サイト『選手名鑑』高木勇人選手より

http://www.giants.jp/smartphone/G/player/prof_27261.html

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2017年1月13日

プロ野球B級ニュース2016⑨大谷翔平篇

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 2016年のパ・リーグは、いや、球界全体でも、大谷翔平が強烈な印象を残した1年だったと振り返っていいだろう。チームが日本一となり、パ・リーグM.V.P.に選出。ベストナインでは投手部門と指名打者(DH)部門で史上初となるダブル受賞を果たした。

 そんな大谷を、今回は特集する。厳選に厳選を重ねて振り返る試合は、次の4つだ。

①5月29日 日本ハムvs楽天(コボスタ宮城)
②7月3日  日本ハムvsソフトバンク(ヤフオクドーム)
③7月16日 オールスター第2戦(横浜)
④10月16日 CSファイナルステージ第5戦 

 2018年に大谷がメジャー移籍を果たすことは、もはや既定路線と考えられている。今年で日本球界において活躍する姿は見収めとなるわけだ。

 この連載は「B級ニュース」を銘打ちながら、今回は正真正銘の超A級を取り上げる。〝看板に偽りあり〟をお詫びして、「野球の神に愛された男」の凄さを味わって頂きたい。
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【著者】久保田龍雄
【購読記事の文字数】4300字
【写真】2017年1月、千葉県鎌ヶ谷市の「ファイターズスタジアム」で自主トレを行う大谷翔平(撮影 産経新聞社)
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2017年1月6日

【無料記事】プロ野球B級ニュース2016⑧〝記憶〟の本塁打篇

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 2016年のプロ野球を興味深い記録やエピソードで振り返る本連載も、回を重ねて2017年を迎えた。いつもは珍記録に重点を置くことも多いが、今回は何よりも、おめでたい話題としたい。

 野球の華は投手が奪う三振か、打者の放つホームランという説もある。特に後者は「花火」の連想もあり、初春にふさわしいのではないか。

 ただ、本連載がありきたりのホームランを取り上げるはずもない。特に厳選を重ね「記憶に残る」という観点から飛びきりの4発をお届けする。ラインナップは、

①2度目のリプレー検証
田中広輔(広島)
②1打席でダイヤモンド2周
岡島豪郎(楽天)
③史上「最も遅い」初打席弾
栗山巧(西武)
④やっぱり神ってる本塁打
丸佳浩(広島)

の4選手だ。リプレー検証の多さにも着目して頂きたい。
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【著者】久保田龍雄
【写真】2016年9月17日、広島・丸佳浩の本塁打を中日・工藤隆人が追うも左翼スタンドの観客のグラブの中に入ってしまう(撮影 産経新聞社)
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■〝世紀の誤審〟から9か月……リプレー検証弾、今回はセーフ!

田中広輔(広島)
6月10日 広島vs楽天(コボスタ宮城)

 田中広輔といえば、2015年9月12日の阪神戦(甲子園)で延長12回にフェンスオーバーの当たりを放ちながら、リプレー検証の結果、「ラバー上部のフェンスに当たった」とされ、三塁打に格下げされた〝悲劇〟を思い出す人も多いだろう。

 何しろ、完全な誤審だったのだ。その後に広島が確認を要求すると、NPBは間違いを認め、異例の謝罪を行った。しかし既に試合は成立していたため、文字通り「幻の決勝弾」となり、この試合を引き分けた広島は3位の阪神に僅か0.5ゲーム差で届かず、3年連続のCS進出を逃した。

 あの〝世紀の誤審〟から約9か月。6月10日の楽天戦(コボスタ宮城)で、またしても田中がリプレー検証弾を打ち上げた。

 広島が2点をリードして迎えた2回2死二塁、楽天の先発・塩見貴洋の高めストレートを引っ張ると、大きな弧を描いた打球は右翼ポール際へ。深谷篤・一塁塁審が腕をグルグルと回し、「本塁打」と判定した。

 だが、梨田昌孝監督がベンチを飛び出して「ファウルではないか」と抗議。昨年9月同様、リプレー検証となる因縁めいた展開となる。

「あれ(昨年9月のリプレー検証)はもう仕方ないけど、今日のは絶対に入ったと思った」

 試合後、田中は自身が確信していたことを明かしたが、広島ファンだけでなく、本人も嫌な記憶が蘇ったはずだ。検証時間は、さぞかし長く感じられたことだろう。

 約5分後、責任審判の佐々木昌信三塁塁審が「判定どおり、本塁打で再開します」と場内に説明すると、すでにホームインしていた田中はベンチの中で改めてナインとハイタッチして喜びをあらわにした。

「僕としては入ったと思っていたんですけど、みんながベンチでファウルと言うので、不安になりました。ホームラン判定になって良かったです」

 何と田中が不安に感じたのは、チームメイトの野次が原因だったというオチもつき、試合は6対0と快勝。首位キープに大きく貢献したばかりでなく、黒田博樹の日米通算198勝目をもアシスト。前回と打って変わって、めでたいことだらけのリプレー検証弾となった。

 今季は7月29日の巨人戦(京セラドーム大阪)で高校(東海大相模高)、大学(東海大)時代の同期生・菅野智之から2打席連続弾を放つなど、不動の1番打者として打率2割6分5厘、13本塁打、39打点、28盗塁と活躍。チームの25年ぶりリーグ優勝に大きく貢献した。

■1打席でダイヤモンド2周 ビデオ検証で打ち直し弾!

岡島豪郎(楽天)
7月9日 楽天vsソフトバンク(ヤフオクドーム)

 5点をリードされた楽天は8回表1死。1番・岡島豪郎がカウント1-0から東浜巨の内角高め、カットボールを引っ張った。快音とともにライナー性の鋭い打球が右翼ポール際に飛び込んだ。

 東利夫一塁塁審の判定はホームラン。岡島は淡々とした表情でダイヤモンドを1周してベンチに戻った。これで2対6と思いきや、ポールに当たったかどうかという微妙な弾道の打球だったため、4人の審判団が集まり、リプレー検証に持ち込まれた。

 約5分間の協議の結果、「打球がポールの右側を通過していた」として、「ファウル」に覆った。

 ベンチで成り行きを見守っていた岡島はガッカリ。ウィーラーも「そりゃ、ないぜ。ホームランじゃないのか?」と言わんばかりに右手を激しく動かしてアピールしたが、もとより判定が覆る由もない。

 仕切り直しで再び打席に立った岡島は、1球ボールを見送り、カウント2-1からの4球目、真ん中高め、140キロの直球をジャストミートすると、今度は右中間席に突き刺さる文句なしの一発。「敵ながらあっぱれ」と地元・ホークスファンからも惜しみない拍手が送られた。

 ロッテ・角中勝也も14年9月24日の日本ハム戦(QVCマリン)で「打ち直し弾」を記録しているが、これは一度「ファウル」とジャッジされた打球がビデオ判定でも「ファウル」とされた後に放ったもの。それだけにホームラン→ファウル→ホームランの経過を辿った岡島のほうがより劇的だった。

 試合は2対6で敗れたものの、梨田昌孝監督は「あのバットが野球殿堂入りするんじゃないか。バットを残しておくように言っておくわ」とご機嫌。

 思わぬ形で今季3号を記録した岡島も「あり得ないことです。たまたまだけど、良かった」と喜びながらも、「(3回1死二塁の)2打席目、(2点差に追い上げた5回の)3打席目で自分が打っていれば、展開も変わっていた」と殊勝な反省を忘れなかった。

 9月11日の日本ハム戦(コボスタ宮城)では、初回に同点弾となる先頭打者アーチを放ち、2番・ペレスとともに2者連続弾。これもDeNAの梶谷隆幸、松本啓二朗が15年7月13日の巨人戦(横浜)で記録して以来、プロ野球史上39度目、楽天では初の珍記録だった。

■思わず〝びっ栗〟!? 15年目に初出場の球宴で史上「最も遅咲き」の初打席弾!

栗山巧(西武)
7月15日 オールスター第1戦(ヤフオクドーム)

 15年越しの想いを、一振りに込めたような、会心の一発……。

 7月15日のオールスター第1戦(ヤフオクドーム)、9回裏無死一塁、広島の守護神・中崎翔太の143キロ直球をフルスイングした西武・栗山巧の打球は、右中間席に突き刺さる2ランとなった。

 9回表からレフトの守備固めで途中出場していた栗山にとって、プロ15年目で初出場をはたしたオールスター初打席での快挙である。

 球宴の初打席本塁打は12年(第1戦)の陽岱綱(日本ハム)以来16人目。74年(第1戦)の高井保弘(阪急)と07年(第1戦)の森野将彦(中日)の11年目を抜いて、最も遅咲きの初打席本塁打となった。

 9回の守備では、同じくオールスター初出場の広島・鈴木誠也がサードとレフトの間に打ち上げた飛球をレアードとお見合いして安打にしていた。その裏、「僕が捕らなあかんフライだった」と危機感を持って打席に入ったことが、球宴史に残る快打につながった。

「一生忘れないホームランになりました。ミスした後でしたし、(オールスター初打席初安打の)鈴木誠也君も、僕のお蔭で神ってましたけど、その分、もっといいもんが返ってきました」

 そして「今風に言うと、〝栗って〟ましたね」と笑顔を浮かべた。

 7月4日に発表された監督推薦で、栗山が初めてオールスターに選ばれたと聞いて、「えっ、まさか! 遂に!?」と思った人も少なくなかったはずだ。

 08年に最多安打のタイトルを獲ったのをはじめ、毎年打率3割前後を記録し、ベストナイン3回、10年にゴールデングラブ賞も獲得。12年からチームの主将を務め、今年6月19日のヤクルト戦(神宮)では、史上120人目の通算1500本安打を記録している。

 これほどの実績を持つ一流選手がなぜこれまでオールスターに1度も選ばれていないのか、球界七不思議のひとつでもあったのだ。

 本人も「オールスターっていうのは、テレビで見るもんだっていう、なんか僕の中でありますし、選んでくださった工藤(公康)監督には感謝したいです」と半ば夢見心地だった。

 だが本来なら何度も出場していてもおかしくない実力の持ち主。第1戦での敢闘賞受賞に続いて翌16日の第2戦(横浜)でも二塁打を含むマルチ安打を記録。オールスター戦における〝不遇の日々〟を一気に引っ繰り返してしまった。

■ホームランを観客がキャッチ……リプレー検証で初の20号達成!

丸佳浩(広島)
9月17日 中日vs広島(マツダスタジアム)

 6月14日の楽天vs巨人(東京ドーム)で、オコエ瑠偉の右邪飛をエキサイトシート最前列の観客が横取りし、守備妨害で認定アウトになる珍事が起きたが、今度は9月17日の中日vs広島(マツダスタジアム)で左翼席最前列に飛んだ打球をスタンドのファンが左翼手の頭越しに捕球。ホームランか否かで揉めた。

 問題のシーンは、8回1死一塁。広島の3番・丸佳浩がフルカウントから中日3番手・岡田俊哉の8球目の外角高め、143キロストレートを高々と打ち上げ、左翼へ運んだ。レフト・工藤隆人が必死にジャンプ捕球を試みたが、あと一歩及ばず。打球はスタンドから男性ファンが工藤の頭越しに差し出したグラブの中にスッポリと入った。

 橘高淳三塁塁審は「ホームラン」と判定したが、工藤のグラブに男性ファンのグラブが接触し、「(妨害がなければ)捕れていた」とアピールしたため、リプレー検証となった。もし、男性ファンが明らかに工藤の捕球を妨害していたと判断されば、もちろん、本塁打は取り消される。二塁打に〝格下げ〟となることもあれば、最悪の場合は「認定アウト」となってしまう。

 だが、約10分間の検証の結果、「観衆の妨害はなく、判定どおり、本塁打とします」(橘高責任審判)と、リプレー検証弾が成立した。

 検証の間、「(観客の捕球は)見えていなかった。二塁打になっても、新井(貴浩)さんにチャンスが回るので」と冷静を保っていた丸は、判定どおりの結果に安堵した様子。そして、2年連続19本塁打の丸にとって、自身初の大台到達となる20号。「いいきっかけというか、壁を越えられて良かったです」と喜びをあらわにした。

 じつは、リプレー検証が行われたのは、この日2度目。4回無死一塁で新井が左越え二塁打を放った際に一塁走者・丸が一気に本塁を狙った。当初の判定はセーフだったが、リプレー検証の結果、判定が覆り、アウトに。

 同じ日に2度もリプレー検証の主役になり、最初は本塁タッチアウト、お次は本塁打取り消しだったら、ショックで寝込んでもおかしくない(?)ところだったが、そこは「神ってる」カープの一員。野球の神様の霊験あらたか、めでたく20号達成となった。

(無料記事・了)

2016年12月30日

プロ野球B級ニュース2016⑦珍プレー篇

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 いよいよ2016年も残りあと僅かだ。今年の球界を「珍記録」などから振り返るこの連載だが、師走最終週は王道たる「珍プレー篇」としたい。

 珍プレーといえばテレビなど動画でなければ楽しめないのでは、と疑問に思う方もおられるだろうが、活字だからこそ場面の味わいが増すものも少なくないのだ。

厳選に厳選を重ね、

①幻のランニングホームラン
 岡田幸文(ロッテ)
②トリック説の消えぬ珍プレー
 丸佳浩(広島)
③「僕のフライは魔物」
 梶谷隆幸(DeNA)
④「球界の千両役者」は達川光男の後継者!?
 石原慶幸(広島)

の4選手のエピソードをご紹介したい。
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【著者】久保田龍雄
【購読記事の文字数】4400字
【写真】2016年3月29日の対楽天戦で、3塁に立つ岡田幸文選手(撮影 産経新聞社)
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