2017年4月28日

プロ野球B級ニュース2016㉔大記録

baseball2017-04-28 13.33.56

「プロ野球B級ニュース事件簿」と銘打っていながら、今回は「看板に偽りあり」という内容となる。とてもではないがB級ではない、正真正銘の「A」である大記録を取り上げるためだ。

 さすがプロ、と唸りたくなるエピソードは

①18試合連続四球
 柳田悠岐(ソフトバンク)
②史上最遅の2000本安打 
 新井貴浩(広島)
③デビューから14連勝 
 ヘンリカス・ニコラス・バンデンハーク(ソフトバンク)
④まさかのギネス世界記録
 三浦大輔(DeNA)

の4選手となる。さっそく、先に進もう。

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【著者】久保田龍雄
【購読記事の文字数】4300字
【写真】三浦大輔公式ブログより
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■プロ野球タイの18試合連続四球達成も「(王会長に)全然並んでないです」

 

柳田悠岐(ソフトバンク)

 

4月19日 ソフトバンクvsロッテ(QVCマリン)

 2016年、開幕から17試合連続四球の記録を継続中だったソフトバンク・柳田悠岐が4月19日のロッテ戦(QVCマリン)で、王貞治(巨人-現ソフトバンク球団会長)が70年につくった18試合連続四球のプロ野球記録に並んだ。

 この日3打数無安打2三振の柳田は、1対1で迎えた8回1死満塁の勝ち越し機に4度目の打席に入ると、カウント3-1から代わったばかりの左腕・松永昴大の外角低めをしっかり見極め、決勝点となる押し出し四球。「チャンスで打てていなかったので、どんな形でも点が入ればと思っていた」とフォア・ザ・チームを強調した。

 結果的にチームの7連勝と今季初の首位奪取を決める貴重な1点となり、工藤公康監督も「非常に大きかった」と大喜びだった。

 連続四球の記録は、15年にトリプルスリーを達成した〝怪物〟を各球団の投手たちが何とかして抑えようと開幕から厳しい内角攻めを続けてきたのに対し、「自分のスイングをするだけ」とけっしてボール球に手を出さない打撃スタイルを貫いた結果と言える。

 それを証明するように、18試合で選んだ計25四球のうち、フルカウントまで粘ったものが15個もあった。「全部の球を追いかけても打てない。それがたまたま四球になっているだけ」と本人。

 46年ぶりのタイ記録についても、「全然並んでないです。(記録は)何も考えてないです」とまったくこだわっていなかった。

 そして、プロ野球記録更新がかかった翌20日のロッテ戦、柳田は遊ゴロ2つと三振の3打数無安打で9回の先頭打者としてこの日4度目の打席に立った。

 新記録へのラストチャンスだったが、積極的に打ちに行って、ロッテの2番手・南昌輝の初球ストレートを中前安打。この一打を足掛かりに、ソフトバンクは貴重な2点を加え、5対0で快勝した。

 試合後、「これで連続四球のことを聞かれなくなるね」という報道陣の問いに「そう、それですよ」とニヤリ。記録が途切れたことによる解放感から、つい本音が出たといったところか。ファンとしても、柳田が四球で一塁に歩く姿よりも、豪快な一打を見たいという気持ちに変わりはない。

 9月に右手薬指を骨折し、長期離脱するアクシデントもあり、2年連続トリプルスリーは達成できなかったが、今年も〝怪物〟の見出しが何度も躍る予感は十分だ。

■大学&社会人出身では史上最遅! 2112試合目で2000本安打達成!

 

新井貴浩(広島)

 

4月26日 広島vsヤクルト(神宮)

 3回無死二塁、成瀬善久の内角スライダーを、左翼線に運んだ痛烈なタイムリー二塁打が新井貴浩にとって史上47人目の通算2000本目の安打になった。

 プロ18年目の39歳2ヶ月。2112試合目での達成は、大学・社会人出身では史上最も遅い記録になる。また、FAで離れた古巣に戻っての達成も、史上初だ。

 駒大4年の98年秋、「どうしてもプロ野球選手になりたい」と売り込んで、ドラフト6位で広島に拾ってもらった無印の「不器用な男」は、キャンプ早々に故障して挫折を味わうが、周りの人に恵まれた。駒大の先輩にあたる〝鬼軍曹〟大下剛史ヘッドコーチは「この男を何とかモノに」と結果が出なくても、開幕から1軍に置きつづけた。

 そして、99年5月12日の巨人戦(広島市民)で、ホセからプロ初安打。速球に押され、左方向に引っ張ったはずの打球が右前に飛ぶというラッキーな当たり。「ホセの球は速かった」と言うと、もう一人の駒大の先輩・野村謙二郎から「そんな寂しいこと言うな」と叱られた。プロにはもっと速い球を投げる投手がたくさんいるんだから、そんなことを言っていたら、この世界では生きていけない。これが「プロ1安打目の教訓」になった。

 2年連続100打点以上を記録し、不動の4番になった07年オフ、「これまで一度も体験していない優勝を実現したい」と阪神にFA移籍したが、腰や肩の故障に苦しみ、代打要員格下げの悲哀も味わう。この時点では、2000本安打も達成できずに終わるかに見えた。

 だが、14年オフ、自ら自由契約を申し出て、8年ぶりに古巣・広島に復帰すると、阪神での最終年は43本しか打てなかった安打が117本と3倍増。2000本まであと「29」となった。

 そして16年、24試合目で、ついに大台到達。何度挫折を味わっても、必ず誰かが救いの手を差し伸べてくれた。一度広島に背を向けて出ていった男を温かく迎えてくれたカープファンにも、「優勝して恩返ししたい」と心の中で誓った。まさに「ワシほど人に恵まれた男はいない」という感謝の気持ちが大きな力となって築き上げた金字塔だった。

 8月3日のヤクルト戦(神宮)では、2回無死一塁、石川雅規から中越えに先制2ランを放ち、史上42人目となる通算300本塁打を達成。2179試合目での到達はもちろん史上最遅記録である。

■デビューから14連勝! 不敗男が2つのプロ野球記録更新!

 

ヘンリカス・ニコラス・バンデンハーク(ソフトバンク)

 

5月10日 ロッテvsソフトバンク(ヤフオクドーム)

 2015年6月14日の初登板以来、2年がかりで連勝街道を驀進したの「負けない男」バンデンハークが16年5月10日のロッテ戦(ヤフオクドーム)で8回を4安打10奪三振の1失点の快投を見せ、ついに14連勝を達成。

 66年の堀内恒夫(巨人)が持つデビューからの最多連勝記録「13」を抜いたばかりでなく、87年から88年にかけて郭泰源(西武)が記録した外国人最多連勝記録「13」も同時に更新した。

「不敗神話」の主人公は、けっして自らの記録を誇ることなく、謙虚そのものだった。

「自分の名前が残ることは嬉しい。でも、自分だけでできたことじゃない。ホークスというチームで達成できたこと、ホークスの一員になれたことが嬉しい」。

 それもそのはず。5月3日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、自己ワーストの3被弾を喫し、0対4とリードを奪われた7回終了後に降板。

 ついに連勝記録もストップかと思われたが、味方打線が8、9回に奮起。4対4と追いついて初黒星を消してくれた後、延長10回に松田宣浩の左越えソロで逆転勝ち。「頼りにしているし、チームを勝たせたいと思って自分も投げている」と感謝するのもごもっともなのだ。

 そして、仕切り直しとなったロッテ戦、今季初の本拠地登板とあって、「気合が入った」。序盤から150キロ超の速球が唸り、ナックルカーブを中心とする変化球も低めに決まる。

 6回1死から田村龍弘に初安打となる中前安打を許すまでパーフェクトだった。加藤翔平の犠打で2死二塁にされたが、1番・中村奨吾を空振り三振に切って取った。

 その裏、「バンディが頑張っているから」と柳田悠岐が左越えに先制2ランを放ち、勝ち投手の権利をゲット。8回に1点を失って降板したものの、9回は守護神・サファテがきっちり締めて2対1で逃げ切り。まさにチーム全員でかち取った金字塔だった。

 だが、どんな記録も、いつかは途切れるもの。同17日の日本ハム戦(北九州)、15連勝をかけて先発したバンデンハークは、開幕以降ワーストの3四死球と自慢の制球が乱れ、大谷翔平に先制2ランを浴びるなど5回7失点KO。連勝記録は「14」でストップした。

 その後、「疲労蓄積」を訴えて6月1日に登録抹消され、3ヶ月以上も戦線離脱。連勝記録へのプレッシャーは予想以上に大きかった?

■プロ野球新記録ならず! でも、「頭になかった」ギネス世界記録を達成!!

 

三浦大輔(DeNA)

 

7月11日 中日vsDeNA(横浜)

 2015年に引退した山本昌(中日)とともに23年連続勝利のプロ野球記録を持つ43歳のレジェンド右腕・三浦大輔が16年7月11日の中日戦(横浜)で初先発初登板。前人未到の24年連続勝利に挑戦した。

 同年は調整不足から出遅れたが、コーチ兼任であるため、1軍に帯同しながら、黙々と練習を続けてきた。

 だが、開幕から3ヶ月半遅れてのシーズン初登板のマウンドは、ほろ苦いものになった。

 初回に先頭の大島洋平に右越え二塁打を浴びた後、2番・堂上直倫にも右前に打たれ、あっさり先制の1点を許してしまう。

 さらに1死後、ビシエド、森野将彦、福田永将に3連打されて、2点を失った後、エルナンデスにも左越え3ランを浴びた。百戦錬磨の大ベテランも、初回にいきなり大量6失点というまさかの事態に、ベースカバーに走った本塁で呆然とするばかりだった。

「悔しいし、申し訳ないです」

 しかし、ここからが「ハマの番長」の真骨頂。次打者・杉山翔大にも中前安打を許したが、バルデスの送りバントで2死をとった後、大島を二ゴロに仕留め、何とか踏ん張った。
平日にもかかわらず、三浦の快挙をひと目見ようとスタンドは満員だったが、さすがに6点のハンデはきつい。

「今日はダメか」とファンがあきらめムードになりかけた矢先、投手としてではなく、打者としてのもうひとつの大記録を目の当たりにするのだから、本当に野球は何があるかわからない。

 2回2死一塁で打席に立った三浦がバルデスの外角高めの134キロを鋭く振り抜くと、快音とともにライナーがショート・堂上の頭上を越えていった。

 この瞬間、大島康徳(中日-日本ハム)と並ぶ歴代4位タイの24年連続安打が達成された。

「そっちは全然頭になかった」そうだが、こちらの記録もプロ野球史に燦然と残る大きな勲章であるのは言うまでもない。

 否、プロ野球史どころではなかった。8月22日、「プロ野球投手による安打最多連続年数」として、ギネス世界記録にも認定されたのだ。

「(打撃は)得意じゃないけど好き。打席に入って一生懸命打とうとやってきたのが、24年につながったのだと思う」。かくして、「ハマの番長」は、「世界の番長」になった。

2017年4月21日

プロ野球B級ニュース2016㉓代役ヒーロー

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 代役のドラマといえば、映画や舞台といった役者の世界というイメージがあるかもしれないが、プロ野球にも実に興味深いエピソードに事欠かない。

 なじみ深いのはシーズン途中で監督が降板したものの、監督代行がチームを好調に導いた場合だろうか。しかしながら今回は選手しか登場しない。

①緊急登板は「予定継投」
 福敬登(中日)
②前代未聞「ヒーローインタビューの代役」
 熊代聖人(西武)
③2年ぶり先発が「鯉退治」
 村中恭平(ヤクルト)
④代役先発が奇跡のGJ!
 薮田和樹(広島)

の4選手のエピソードをご紹介したい。

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2017年4月14日

プロ野球B級ニュース2016㉒大乱戦&大量得点

baseball2017-04-14 13.47.47

 野球において、最も面白いスコアは何対何か──。

 こんなアンケート調査を行えば、たちまち百家争鳴、収拾がつかなくなるのは言うまでもないだろう。

 シーソーゲームですら前提にはならない。1対0を至上とする者もいるからだ。8対7は「ルーズヴェルト・ゲーム」として有名だが、9対8、もしくは7対6を主張するファンも相当な数にのぼる。

 いや、1点差でさえ、否定されるかもしれない。愛するチームが12対0で勝つのが最も面白い、という意見も、ファン心理としては理解できる。

 とにもかくにも、息づまる投手戦も野球なら、呆れるほど打者が活躍する乱打戦も、同じ野球に間違いない。そして16年のシーズンでも、歴史に残る乱打戦・大量得点の試合が行われた。様々な野球の魅力のうち、1つの究極をお読み頂こう。

「プロ野球B級ニュース事件簿2016」の第22回は「乱打戦・大量得点篇」とし、

①ミスター・ルーズヴェルト・ゲーム!
 川本良平(楽天)
②大量得点でも憮然
 伊東勤監督(ロッテ)
③先発全員「打点」の凄まじい打線
 長谷川勇也(ソフトバンク)
④荒れたのはスコアだけでなく、1試合2乱闘
 T-岡田(オリックス)

の3選手、1監督のエピソードをご紹介したい。

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2017年4月7日

プロ野球B級ニュース2016㉑長いトンネル

baseball2017-04-05 15.57.34

 プロ野球選手の「長いトンネル」と聞いて、思わず自分の人生と重ね合わせてしまう人も少なくないだろう。

 今年もプロ野球は開幕した。こうなると、選手と自分を同一視する余裕など失ってしまうのがファンというもの。

 ひいきのチームだけでなく、応援する選手が「長いトンネル」に入ってしまえば、心配したり、怒ったり、神を呪ったり、テレビの前で悪態をついたり……と、ありとあらゆる狂態を演じるのがファンだ。

 連載第21回は「長いトンネル」に捕まってしまった4選手のエピソードをお届けする。今年もきっと、同じような罠に落ちる選手が出現するはずだが、その「復習」をみんなで済ませておこうではないか。

①日本一MVP投手が1112日ぶり本拠地勝利
 美馬学(楽天)
②71打席ぶり弾も15連勝でストップ 
 中田翔(日本ハム)
③高卒新人ワーストのデビュー6連敗寸前から奇跡が
 小笠原慎之介(中日)
④シーズン2勝目は遠かった 
 東明大貴(オリックス)

 今回は以上、4選手のエピソードをご紹介したい。また、そのうち、美馬学選手の部分は全文、無料記事としてお届けする。

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【著者】久保田龍雄
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【写真】小笠原慎之介選手Instagramより
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2017年3月31日

プロ野球B級ニュース2016⑳珍記録篇

baseball2017-03-31 11.09.12

 そもそも「プロ野球B級ニュース」という時点で、ある程度は「珍記録」の要素を持っている。

 だが、そんな本欄が「珍記録」を銘打って連載の1回とするのだから、これはもうベスト・オブ・ベスト、選りすぐりの中の選りすぐりと受け止めて頂いて差し支えない。

 本当に野球の神様は、様々な瞬間を選手とファンに提供してくれるものだと、改めて実感されるだろう。

 連載第20回は「珍記録篇」とし、

①投手の犠打で、まさかの1対0勝利
 若松駿太(中日)
②通算100暴投を達成 
 新垣渚(ヤクルト)
③1イニング4三振もトレード
 八木亮祐(ヤクルト)
④1球勝利を2度達成
 金刃憲人(楽天)

の4選手のエピソードをご紹介したい。
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2017年3月24日

プロ野球B級ニュース2016⑲忍者走塁

baseball2017-03-23 14.15.28

 俊足の野球選手は魅力的──こう断言しても、反対するファンはいないはずだ。

 例えばトリプルスリーの凄さは、当然ながら長打力と走力を兼ね備えていることにあるのは言うまでもない。実際、歴代達成者は名選手ばかりだ。

 別当薫(毎日)、岩本義行(松竹)、中西太(西鉄)、簑田浩二(阪急)、秋山幸二(西武)、野村謙二郎(広島)、金本知憲(広島)、松井稼頭央(西武)、山田哲人(ヤクルト)、柳田悠岐(ヤクルト) ※チーム名は達成時に所属していたもの

 近年、メジャーリーグでも、日本プロ野球でも、盗塁は減少傾向にあるという。原因としては「バッテリー間の対策技術向上」など所説が入り乱れているが、俊足のバッターが1塁に進塁した時の緊張感を嫌うファンはいないだろう。「盗塁復興」が期待されているとしても過言ではないはずだ。

 だが、だが、16年のシーズンでも好走塁は随所に見られたし、我らが愛してやまない「B級走塁」も展開された。

 第19回は「忍者走塁」と題し、

①〝忍者ホームイン〟で初のビデオ判定
 ホセ・ロペス(DeNA)
②〝巨漢激走〟の破壊力
 ヤマイコ・ナバーロ(ロッテ)
③DeNAの〝忍者DNA〟 
 倉本寿彦(DeNA)
④大捕物の〝逃走塁〟 
 西川遥輝(日本ハム)

の4選手のエピソードをご紹介したい。
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【著者】久保田龍雄
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【写真】日ハム公式サイト・ニュース『西川遥輝選手が児童養護施設の子どもを札幌ドームに招待』(16年5月21日)より
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2017年3月17日

プロ野球B級ニュース2016⑱不運な人々

baseball2017-03-16 21.07.21

 他のスポーツと同じように、野球も運に左右される場面が少なくない。名ピッチャーが打ち取った打球を、名手が待ち構えていても、イレギュラーすればヒットになってしまう。人知の及ばない世界が、確かに野球には存在する。

 16年のシーズンも、選手は運に泣かされた。その中でも、選りすぐりの、

①福留孝介に屈伏
 平良拳太郎(巨人)
②まさに涙雨
 モレル(オリックス)
③ミスター・間が悪い
 岩瀬仁紀(中日)
④V逸の瞬間!?
 サファテ(ソフトバンク)

の4選手のエピソードをご紹介したい。
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【写真】中日ドラゴンズ公式サイト「選手名鑑 岩瀬仁紀」より
http://dragons.jp/teamdata/players/iwase_h.html
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2017年3月10日

プロ野球B級ニュース2016⑰人間離れ篇

baseball2017-03-09 16.57.22

 さる草野球の選手から、興味深い話を聞いたことがある。還暦を目前に控えた、かつての高校球児のチームと対戦したのだが、レベルが全く違うのだという。

「甲子園に出場できなかったと言うから見くびっていたけど、野球部で真面目に練習してきた人は常人ばなれしているよ」

 バッティングセンターで100キロのスピードを体験し、「100キロでもこれだけ早いのか」と腰を抜かした方も多いだろう。元高校球児が常人離れなら、プロ野球選手は人間離れの世界に違いない。

 中でも桁違いのエピソードを探してみると、やはり外国人選手が多い。第17回は「人間離れ篇」と題し、

①省エネ弾も破壊弾も自由自在
 ダヤン・ビシエド(中日)
②猛打賞ならぬ猛砲賞は全て肩書付き
 エルネスト・メヒア(西武)
③日馬富士と同サイズの巨漢で3塁打 
 ジャフェット・アマダー(楽天)
④外国人選手クラスのパワーで天井直撃
 柳田悠岐(ソフトバンク)

の4選手のエピソードをご紹介したい。

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2017年3月3日

プロ野球B級ニュース2016⑯ルーキー

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 今回は、16年のシーズンでルーキーだった選手4人に焦点を当てる。新人にして「Bの洗礼」を受けた、文字通りのエリートと言える(?)。

 本記事と直接には関係ないのだが、同年10月に行われたドラフト会議における、各球団の1位指名を振り返っておこう。
 
【セ・リーグ】
・広島   加藤 拓也(投手)慶応大
・巨人   吉川 尚輝(内野)中京学院大
・DeNA  浜口 遥大(投手)神奈川大
・阪神   大山 悠輔(内野)白鴎大
・ヤクルト 寺島 成輝(投手)履正社高
・中日   柳  裕也(投手)明大

【パ・リーグ】
・日本ハム   堀  瑞輝(投手)広島新庄高
・ソフトバンク 田中 正義(投手)創価大
・ロッテ    佐々木千隼(投手)桜美林大
・西武     今井 達也(投手)作新学院高
・楽天     藤平 尚真(投手)横浜高
・オリックス  山岡 泰輔(投手)東京ガス

 17年のシーズンは3月、WBCという贅沢な〝前座〟で幕が開く。ペナントレースのスタートはセパ共に同月31日。今年は、どんなルーキーが注目を集めるのか、その中に上記のドラフト1位選手は含まれているのか、そんなことも考えながら本稿を読んで頂ければ幸甚である。

 今回の4ルーキーは、

①ドラフト最下位116番目の男、〝下剋上〟勝利を目指す
 長谷川潤(巨人)
②「7度目の正直」でも報われなかった非運
 岡田明丈(広島)
③パ・リーグ60年振りの珍事
 茂木栄五郎(楽天)
④「首位イジメ弾」連発の恐怖
 吉田正尚(オリックス)

という顔ぶれ。今年は全員が「2年目のジンクス」に挑むことになるというのも、プロスポーツの面白さだろう。

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【著者】久保田龍雄
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【写真】楽天イーグルス公式サイト「2016年度:新入団選手発表会」より、茂木栄五郎選手(前列・右から2人目、背番号5)
http://www.rakuteneagles.jp/news/detail/5931.html
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2017年2月24日

プロ野球B級ニュース2016⑮ワースト記録

baseball2017-02-23 19.54.40

 勝者が誕生すれば、必ず敗者も生まれる。当然の理に違いない。だが、その光と影の対比には、酸いも甘いも噛み分けた大人でさえ、心を揺さ振られるものがある。

 記録も同じだ。根本的には単なる数字の羅列なのだ。しかし、そこにはドラマがある。そして、人を感動させるベストな記録が生まれれば、ファンを唖然とさせるワースト記録も同じように発生してしまう。

 もちろん、我々「B級ニュース愛好家」が、光り輝く大記録をフィーチャーするわけがない。その逆だ。なぜプロの選手でも、こんな数字を作ってしまうのかというワースト記録をご紹介したいと思う。

 連載第15回は「ワースト記録篇」と題し、

①本塁打ゼロ記録を阻止!
 糸井嘉男(オリックス=当時)
②3球団全てで退場を記録
 梨田昌孝(楽天)
③2番打者の受難──連続無安打ワーストタイ
 荒木雅博(中日)
④先輩・大野豊を超えた最悪防御率
 塹江敦哉(広島)

の3選手、1監督のエピソードをご紹介したい。
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【著者】久保田龍雄
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【写真】梨田昌孝オフィシャルサイトより
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