【会員無料】みずほFGの経営統合「リースと不動産」で暗闘 | イエロージャーナル

 みずほフィナンシャルグループ(東京都千代田区大手町・証券コード8411)傘下の企業が新たに経営統合を模索し始めた。早ければ年内にも道筋をつけ、来年には実施という段取りを考えているようだ。

 経営統合を検討するのは、傘下リースの芙蓉総合リース(千代田区三崎町・8424)と興銀リース(港区虎ノ門・8425)。そして不動産のヒューリック(中央区日本橋大伝馬町・3003)と東京建物(同区八重洲・8804)である。

 みずほFGは2013年2月に『ONE MIZUHO』を掲げ、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の「旧3行による派閥争いをなくす」と宣言した。

 14年6月には委員会設置会社へ移行。社外取締役に就いた川村隆・元日立製作所会長から「グループ傘下企業がいくつもあるのはおかしい」と指摘され、銀行、証券、資産運用会社の統合を実施してきた。  

 そして次に検討課題となったのが、まずリース会社である。グループ内には芙蓉総合リース、興銀リース、そして東京センチュリー(千代田区神田練塀町・8439)の3社がある。