プロ野球B級ニュース2016⑲忍者走塁 | イエロージャーナル

 俊足の野球選手は魅力的──こう断言しても、反対するファンはいないはずだ。

 例えばトリプルスリーの凄さは、当然ながら長打力と走力を兼ね備えていることにあるのは言うまでもない。実際、歴代達成者は名選手ばかりだ。

 別当薫(毎日)、岩本義行(松竹)、中西太(西鉄)、簑田浩二(阪急)、秋山幸二(西武)、野村謙二郎(広島)、金本知憲(広島)、松井稼頭央(西武)、山田哲人(ヤクルト)、柳田悠岐(ヤクルト) ※チーム名は達成時に所属していたもの

 近年、メジャーリーグでも、日本プロ野球でも、盗塁は減少傾向にあるという。原因としては「バッテリー間の対策技術向上」など所説が入り乱れているが、俊足のバッターが1塁に進塁した時の緊張感を嫌うファンはいないだろう。「盗塁復興」が期待されているとしても過言ではないはずだ。

 だが、だが、16年のシーズンでも好走塁は随所に見られたし、我らが愛してやまない「B級走塁」も展開された。

 第19回は「忍者走塁」と題し、

①〝忍者ホームイン〟で初のビデオ判定  ホセ・ロペス(DeNA) ②〝巨漢激走〟の破壊力  ヤマイコ・ナバーロ(ロッテ) ③DeNAの〝忍者DNA〟   倉本寿彦(DeNA) ④大捕物の〝逃走塁〟 

 西川遥輝(日本ハム)

の4選手のエピソードをご紹介したい。 ■―――――――――――――――――――― 【著者】久保田龍雄 【購読記事の文字数】4800字 【写真】日ハム公式サイト・ニュース『西川遥輝選手が児童養護施設の子どもを札幌ドームに招待』(16年5月21日)より

(https://www.fighters.co.jp/news/detail/6220.html)

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