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プレイボール2 漫画63話ネタバレ
「倉橋の過去の巻」
丸井とイガラシの連打でノーアウトランナー1、2塁の好機で3番の倉橋を迎えていた。
まさか小野田が連打を喰らうとは思ってなかった川北商業高校の応援団、監督の田淵は動揺し、そして小野田自身も動揺していた。
キャッチャーの戸田が小野田の元にやって来て、セオリーなら送りバントをしてくる筈だと言うと…。
「倉橋は実は野球部浪人している期間があった かわいそうに思った田淵さんがある日倉橋を連れてきた」
と小野田が言うと、2年前に遡る。
田淵はジャージ服姿の倉橋を当時の川北ナインに紹介し、いずれ硬式に戻るけどそれまでの間だけ練習に混ぜてもらえないかと頼む。
しかし、川北ナインは倉橋は今は軟式止まりであり、他校生を怪我させても困ると余り賛成では無かった。
田淵は自分の専属キャッチャーをしてもらうだけだと言うも川北ナインは反対し、妥協案として当時1年生の小野田の相手をしてもらう事になったのだ。
小野田は倉橋相手にブルペンで投げるが何で墨谷の一般生徒にと言う思いがあったが、倉橋はこれが同級生が投げる球かと内心興奮していた。
(倉橋は硬式未経験だったがスグおれのボールを捕れるようになった 当時からセンスはあった…倉橋はいつもは4番に入っているが今日は3番に…)
と小野田は倉橋が打席に入る姿を見ながらこのように思っていた。
そして倉橋はサインを送り、丸井とイガラシは内心で了承する。
小野田は倉橋はヒッティングの構えをしているが、送りバントをしてくるだろうと思っていた。
「いや~小野田っチのボールをバントするのは難しい!よし!おれもヒッティングにするか!」
と倉橋はわざと小野田に聞こえるように大声で言い、小野田は内心動揺する。
ファーストの井上とサードの田辺もどうすればいいのか分からない状態にあった。
そして小野田が投げようとするのに対して倉橋は構えたままだったので、2人はヒッティングか見逃すのかと思っていた。
対する倉橋は丸井とイガラシが特訓の成果を見せてくれたから、自分は何としても送ると言う思いを込めて小野田に捕らせるようにバントをした。
その理由は小野田は成長したかもしれないが、本質までは変わってないと思っているからだった。
小野田はボールを拾うもサードにも、セカンドにも投げられないのでファーストに送球するもその送球が倉橋のヘルメットに直撃してしまう。
各ランナーは次の塁へと行こうとするも、井上がすぐにボールを処理したので進塁出来ず、ノーアウト満塁の好機となった。
倉橋は2連打されて動揺している小野田の心の隙を突いたら浮足立ってくれたと、去年と比べたら完成度は高いが性格は治りきっていないと確信する。
田淵に呼ばれた小野田はタイムをかけ、彼の元に向かう。
小野田はもう昔の自分では無いと言い、田淵はこれまでの小野田は次期エースと言われてプライドを形成していたが既に克服してきた筈だと言って送り出した。
谷口は打席に入ろうとした際、小野田がゲッツー体勢を敷いてきたのを見てスクイズのサインを出す。
塁上の3人は唖然とし、倉橋はたまらずタイムを出して何を考えているんだと詰め寄る。
谷口は小野田の球は去年とは比べ物にならないから、確実に先制点を取りたいと言う。
対して倉橋はスクイズはフォースプレーになる確率があるから分が悪いと、昨日の特訓の成果が出ていて、大島戦ではホームランを打っているんだからバントをする必要はないと諭す。
そう言われた谷口は引き下がってサインを取り消し、倉橋は1塁に戻ると自分自身を俯瞰して見れなくなっていると思う。
そして小野田は球を投げると、高かったのでボールとなる。
谷口は去年の練習試合の時よりも球威があると感じ、この好機を逃したら点は取れないと思って力が入る。
その様子を見ていた倉橋はさっきのやり取りでプレッシャーがかかってしまったかと感じるのだった。
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プレイボール2 漫画63話の感想
今回の2人の意見に関してはどっちも正しい気がしますが、今回の場合は倉橋が正しいと感じましたね。
小野田も動揺から立ち直った感じですし、下手にスクイズしてフォースプレーになってしまっては墨谷の士気が下がってしまいます。
ヒッティングに出れば、仮にゴロになってゲッツーになっても打球次第では1点を取れる可能性も十分あります。
故に倉橋の言っている事が正しいと思いましたね。
しかし、谷口は迷いが生じていてプレッシャーもかかっていますので場合によってはまたスクイズのサインを出すかもしれませんね。
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