社畜と少女の1800日 最新話感想あらすじ 12巻ネタバレ 107話 | 漫画ネタバレ配信局～最新話や最新刊のマンガが無料で読める!!～

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社畜と少女の1800日 最新話感想あらすじ 11巻ネタバレ 106話

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社畜と少女の1800日 最新話あらすじ ネタバレ 107話

前回、手術を終えた東根を支えるために、彼の元へ戻ると決意を伝えた優里。 　現在、優里は新居のアパートで料理を作っています。

　無事に東根が退院できたため、身体にいいレシピを吟味して作ったお弁当を持っていってあげようと考えたのです。

　ハナに留守番を頼み、優里は部屋を出ます。大家のおばさんが外にいたので挨拶をしました。
優里の後姿を見ながら、大家さんはいい子で安心したねえ、と呟くのでした。最初は保護者の付き添い無しで部屋を借りに来た高校生に対してちょっとだけ不安に思っていたのですが、杞憂に終わったようです。

　東根の家へやってくる優里。最近まで住んでいた家にインターホンを押して入ってくる優里を、東根は合鍵を使ってもいいんだよ、と笑います。優里が中に入ると、リビングにはパソコンと、積み重なった書類の山がありました。病み上がりなのにもう仕事ですか、と優里は呆れます。寝ているのは暇だから、と弁解する東根に、のんびりした方がいいですよ、と窘める優里。東根の職場復帰は二週間後ということになっており、それまでは自宅療養するように言われていることを知っていたのでした。
　東根もそう考えていました。しかし、何十年も仕事を続けるうちに働くことが身体に染み付いていて、何もしないのは落ち着かないのだと話します。桐谷や貝塚といった職場の面々にも迷惑をかけることになったので、その辺も気になっているのでした。

　お仕事が好きなんですね、と優里は東根に言います。 　すると東根は、納得できないように首を傾け、どっちかと言えばしんどいし嫌いだと思っていたんだけどな……と口にします。

　自己分析を始める東根。では自分は何で今も仕事をしているんだろう？嫌いが一周回って、好きになってしまったのか……と考えます。

　そんな東根を見て、お仕事は一旦、お休みにしてご飯にしましょう、と持参したお弁当を温め始める優里でした。 　暖めたお弁当を広げると、机の上には沢山の料理が並ぶ状態になりました。ごちそうだねえ、と東根は頬をほころばせます。東根さんの退院祝いだから、と言う優里に、嬉しいけれど無理はしないでね、と気遣う東根。笑いながら優里は、来週ある卒業式まで学校の授業もゼロだし、アルバイトも終わったから大丈夫だと答えます。 　ただ四月になると働き始めるので、あまりここへは来れなくなってしまうことは確かでした。 　優里の就職先はケーキ屋。仕込みがあるから朝は大変なんだって？と訊く東根に、職場の先輩も早起きがきついと言っていた、と優里は答えます。 　新聞配達に慣れている優里ちゃんには寝坊の心配はなさそうだね、という東根。優里は、お店で働くのが楽しみだと笑顔を咲かせるのでした。 　笑いながら、二人は豪華な料理を平らげます。 　 　食べ終えた東根に、優里はまだデザートが控えているんですよ、と桃の缶詰を取り出しました。 　桃缶だ！しかも、俺の好きな白桃だ！と子供のように東根は喜びます。 　優里は桃缶が東根の好物であることを覚えていました。以前、東根は、桃缶は風邪をひいて床についているときだけの贅沢だと話していたのです。

　きちんと冷えており、シロップも利いた桃に東根は舌鼓を打ちます。そして、自分がちょっとだけ口にした好みの話を優里が記憶してくれていたことに驚くのでした。

　食事を終え、優里は東根の家を後にします。 　玄関で優里を見送る東根。ネコのハナは元気にしているかと聞くと、優里ははいと答えました。ハナは新居の窓辺が気に入ったらしく、そこで眠っていることが多いようです。 　ネコの世話をしながら一人暮らしをするのも大変だろうと心配する東根ですが、優里は大丈夫だと答えます。ずっと自活したいと考えていたので、働いて自分の生活を自分で世話する毎日は大変かもしれないけれど、その大変さも楽しみなんだと言うのでした。 　東根の家へ戻ってくることを決めた優里でしたが、今のアパートで一年お世話になるとも約束しているため、それまでは一人で暮らします、と優里は宣言します。 　ちゃんと大人になった自分を東根さんに見て欲しい、一年経ってこの部屋へ戻ってくるために、自分に必要なけじめなんだと語ります。 　そうして優里は自分のアパートへ帰って行きました。

　彼女の後姿を眺めながら、真剣な表情で東根は、けじめか……と呟くのでした。

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社畜と少女の1800日 最新話感想 107話

東根と優里の幸福な関係を凝縮したような一話でした。

　最後に東根が呟いた「けじめ」という言葉の意味が気にかかります。

疑似親子のような共同生活を送っていた二人ですが、前回、優里が東根のことを「父親のようだと思ったことはない」と言い切ったことで、優里が東根の家に戻ってくるという行為に重い意味合いが生まれているように思われます。

ただ、二人の関係はよくある展開のような恋愛関係になるものかな？という疑問もあります。

優里が東根のことをどう思っていようと、東根が彼女を奥さんにするような行動を執るとは思えないからです。

では彼が口にした「けじめ」とはどういう行動なのでしょうか。

おそらく優里が東根を父親とは思っていないという状況を承知の上で、彼女と繋がりをつくるために養子縁組のような手続きをとるのかもしれません。

そちらのほうが、誠実な東根の性格に相応しい行動であるように思われます。

　とはいえ、東根の決断が実を結ぶものなのかはわかりません。

本作品の『社畜と少女の1800日』というタイトルが重くのしかかってくるからです。

このタイトルは、この二人が共に過ごす時間が五年弱しかないことを示すものであり、何らかの理由で二人が再び離れ離れになってしまう運命を示しているので、不安を感じています。

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社畜と少女の1800日 最新話感想あらすじ 11巻ネタバレ 108話

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