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生者の行進 Revenge リベンジ ネタバレあらすじ　1巻

生者の行進 Revenge リベンジ ネタバレあらすじ　1話

「はじまりの復讐」

その日、高架下で一人の少年が複数の同級生からカツアゲにあっていた。 顔の形が変わるほどボコボコに殴られながら、「もうお金はないです」と泣いて訴える少年。 しかし同級生達は「親の財布からカード抜いてこいよ」などと言いながら更に少年を暴行。 すると、そこに巨大な化け物が現れる！ 右手に包丁を握っているその化け物は「おじさんと電車ごっこしよおおお」と言いながら暴行していたグループに襲い掛かるのだった……。 翌日、「男子高校生３人の遺体が見つかり、現場状況から『3人は互いの腹部を包丁で刺し合って心中した』と思われる」というテレビニュースが。 そんな奇妙な事件が起きていたとは露とも知らず、憂鬱な気分で月曜日の朝を迎えたのは「玉木理華」。 彼女は学校でイジメを受けていて、登校中にいじめっ子の鞄を持たされたり、教室の机に酷いラクガキをされたりと辛い毎日を送っていた。 しかし、そうした日々に少しずつ変化が現れる。 彼女の通う教室に、産休になった先生の代理としてやって来た若い教師――「神原省吾」。 彼は学級崩壊を起こしているクラスの現状を見ると、一番ケンカが強そうな男子生徒をあっさりと屈服させて、教室の空気を一瞬で変えてみせた。 それでも理華に対するイジメまで一気に無くなるような事はなかったが、彼女が思いつめて屋上から投身自殺を図ろうとしている場面にも省吾は登場。 実は霊能力者である彰吾は、実際にこの屋上から飛び降りて死んだ幽霊の話を理華に聞かせてやり、理科の自殺を止めようとする。 省吾の話は残念ながら理華には信じてもらえなかったものの、「人に見られながら飛び降りるってダサいから」という理由で理華は自殺を断念。 代わりに自分がいかに辛い毎日を送ってきているのかを彰吾に泣いて訴えた。 それを聞いた省吾は「そんな絶望した心に付け込まれたわけか……」と言って、理華の背後を見やる。 そこには高架下で男子高校生3人を惨殺した、あの巨大な化け物が憑りついていたのであった……。 省吾の真の目的は、親戚の警察官から頼まれた「連続自殺未遂事件の調査」だった。 この事件は主に中高生の間で起きており、自殺未遂を起こすのはいじめられっ子ではなく「いじめの主犯格」だという。 さらに高架下の事件では「3人は互いのはらわたを引きずり出してロープのように結び、電車ごっこをしていた形跡がある」という恐ろしくも異様な話が。 また、事件にはもう一つの特徴があった。 それはいじめの被害者達はいずれも「お守り」を持っていたという事。 そして理華の右手にも「いつの間にか制服のポケットに入っていた、持っていると心が安心するお守り」とやらが握られていて……。 そのお守りを回収しようとする省吾だったが、理華は「このお守りがないと生きていけない」とその場から逃走する。 教室に戻ると通学鞄には大量のごみが詰め込まれていて、彼女は泣きながら走って家へ帰ると、様子を心配した母親に「私、学校に行きたくない！」と号泣。 母は理華を抱きしめながら「気づいてあげられなくてごめんね」と謝り、娘にもう学校の事は考えなくていいと言ってあげるのだった。 しかし、その晩に事件は起こる……。 洗った通学鞄の中から出てきた幼虫を見て驚いた理華は、それを窓の外に放り出しながら「いじめっ子達さえいなければ……」と考え始めた。 特にいじめの主犯格である「大山田乃亜」に対しては「死んでしまえばいいのに」と強い怒りを抱く理華。

すると、部屋に置かれたお守りが彼女の暗い想念に反応して……？

生者の行進 Revenge リベンジ ネタバレあらすじ　2話

「呪いのお守り」

省吾は親戚の刑事と電話で話をしながら、彼から預かっている例のお守りを開封する。 その中には白紙が収められていたのだが、省吾の力で霊視をしてみると、そこには気になる文章がうかびあがった。 「おとうさん　ふくしゅうしてくれて　ありがとう」 「あと５にん」 「そのあとは　みなごろしだ」 その「５人」という数字は省吾が見ている間に「４人」へと変化。 そこから「お守りがいじめられっ子に渡ると、それに憑りついた化け物がいじめっ子を自殺に追い込む」という仕組みになっていると省吾は推測した。 「化け物の正体はおそらく生霊――いじめによって自分の子供が自殺してしまった誰かではないか？」 省吾がそんな風に考えていると、親戚の刑事は「それから、お前が探している『佐倉遥』という女性はまだ見つからない」と報告してきた。 遥は省吾が一年前に病院でバッタリ再会した高校時代の同級生。 省吾はアメリカ留学から戻って来たら彼女に交際を申し込むつもりでいたのだが、遥は電話口で泣きながら「父の病院の理事長の息子と付き合う事になった……ごめんなさい」と報告。 それっきり二人は会っていなかったのだが、彰吾が一年前に怪我で入院した際に偶然再会。 そして、その翌日にいきなり遥は失踪してしまった。 噂では「婚約者（理事長の息子）がとんでもないクズ男だから結婚直前で逃げたのでは？」と言われているが、今もってその真相も彼女の消息も分からないまま。 翌日、彰吾が学校に向かうと職員室は大騒ぎしていた。 いじめっ子の大山田が自宅で亡くなったという報せが入っていたのだ。 省吾は理華に話を訊こうとするが、彼女は登校していなかった上、家に電話をかけても不在。 仕方なく理華の家まで出向いた彼は、そこで散歩から戻ってきた彼女と遭遇。

大山田が亡くなった事を説明しながら「お守りを渡してくれ」と言う省吾だったが……？

生者の行進 Revenge リベンジ ネタバレあらすじ　3話

「白石惺流(しらいし　しずる）の復讐その１」

呪いのお守りを手にした高校1年生の男子「白石惺流」。 彼は細い体と中性的な顔立ちから、同級生達に無理やり女装させられてからかわれるというイジメを受けていた。 そんな惺流が立ち寄った場所に、彼と入れ替わりの形で彰吾と理華が到着。 現場にはお守りの気配だけは残っていたものの、惺流に辿り着くまでには至らなかった。 ただ省吾はその場に漂っていた幽霊から「お守りを持って行ったのは、女みたいな顔をした男子高校生だ」という情報を入手する。 その頃、惺流は自宅で母親と夕食をとっていた。 彼の母親は惺流を名門校に進学させたかったのだが、惺流は毎日イジメに遭っていて勉強どころではなかったため高校受験に失敗。 そのせいか母も精神に異常をきたしているような節があり、惺流はイジメについて親に相談することなく、自力で何とかしようと試みる。

そしてネットの相談室で「冷静に受け流したり、距離を取ってみたりするといい」とアドバイスを受けて実行に移してみるのだが……？

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生者の行進 Revenge リベンジ ネタバレあらすじ　4話

「白石惺流の復讐その２」

イジメの主犯格「佐々木莉緒」の企みによって、惺流へのイジメはさらにエスカレートしてしまった。 莉緒は元々イジメグループの一人である町田というイケメン男子に惚れており、その町田の気を引くために色々と立ち回っていた事が発覚。 自分もまたそれに利用されていたのだと知った惺流は、今まで覚えた事のない強烈な怒りを彼女に対して抱いてしまった。 そして「佐々木も町田も、二人とも死んでしまえばいいのに！」と思いながら、その手に中にある呪いのお守りを強く握りしめて……？ 一方、彰吾は親戚の刑事に頼んで、過去の被害者遺族について調査をしてもらっていた。 その調査結果によると、一年半前に「沢田まりえ」という小学6年生の女の子をイジメによって亡くした親がいるらしいと判明。 その父親は現在行方が分かっていない。

さらに、その子が病院に搬送された際に治療を担当したのが彰吾達の捜している遥だったそうで……？

生者の行進 Revenge リベンジ ネタバレあらすじ　5話

「職員会議」

やたらと色っぽい養護教諭「成瀬ひな」に案内されて、初の職員会議に参加する省吾。 大山田が亡くなった件については校長と学年主任「相良俊明」が対応する事に。 また理華がイジメを受けていた件については担任の小池と、副担任の省吾が担当。 学年主任のスムーズな進行によって会議はあっさりと終わったのだが、彰吾には副担任とはいえ教師としての仕事が残っているためそのまま事件捜査には乗り出せなかった。 新人の省吾に印刷室の使い方を教える係となった若手の教師「不破暁」はあからさまに嫌そうな顔をする。

新聞部の顧問だという不破はいつもカメラを持ち歩いているのだが、実は彼、女子生徒の写真を盗撮するのが趣味なロリコン教師疑惑があり……？

生者の行進 Revenge リベンジ ネタバレあらすじ　6話

「恋バナ」

「女の子みたいな男子高校生」が現場に戻ってこないかと待ち伏せしていた理華は、そこで黒いモヤのような何かに追い回される事態に！ 必死に逃げ回っていると、黒いモヤは理華とすれ違った女子小学生に憑りついてしまった。 そんな話を相談された省吾は「多分ただの浮遊霊だから大丈夫だ」と軽く受け流す。 人間をどうこうできる強い力を持った霊はそうそういないし、そんな風にふらふらと憑りつく対象を変えたりもしないらしい。 その後、理華の気まぐれによって二人の話題は「省吾の恋バナ」に変わっていく。 生まれつき人間のオーラのようなものが見えていた省吾は、女手一つで自分を育ててくれた最愛の母に少しずつ死が近づいている事も子供ながらに感じ取っていた。 そして母を亡くして意気消沈する省吾を心配し、寄り添ってくれていた佐倉遥。 彼女に母と同じ優しいオーラを感じ取っていたのだが、それ故に省吾は「この人だけは傷つけたらいけない」と一定の距離を置き続ける事に。 しかし彼女と離れて過ごした海外留学の2年間で「彼女を想うこの気持ちは愛だ」と気付いた省吾は告白を決意。 ところが彼女は省吾の帰国後すぐに謎の失踪を遂げてしまう。

事ここに至って、彰吾はその失踪に呪いのお守りが関わっているのではないかと睨んでいるのだが……？

生者の行進 Revenge リベンジ 1巻 感想

死者とも対話しながら生霊の正体を探っていくホラーサスペンス漫画「生者の行進 Revenge」の第1巻。

前作の「生者の行進」とは作画担当が変わって、さらに迫力のある作品になって戻ってきましたね。

二代目主人公は前作のサブキャラだった神原省吾が引き受ける形に。

初代主人公の「吉田泪」も彰吾の話の中でちょくちょく登場するのが前作ファンとしては嬉しかったです。

事件の方はやはり今回も「生霊による連続殺人事件」というホラーテイスト全開なものになっていて、霊能力者の省吾なしには解決不可能な難事件となっていました。

今のところ生霊の本体として最も疑わしいのは「小学生の娘を亡くしたとされる父親」でしょう。

ただ、そこに佐倉遥の失踪が関係していそうだったり、理華の通う学校の教員達も何やら癖の強そうな人ばかりだったりするんですよね。

怪しい人物が意外と多いのです。

実は一つに繋がっているように見えて別々の事件、別々の犯人だったというどんでん返しが待っているのかもしれません。

「あと４人」という物騒なカウントダウンが出ていますが、この数字がゼロになる前に事件を止められるのでしょうか？

犠牲者が一人でも少なくなるように、省吾と理華の奮闘に期待したいところですね。

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