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ギフト± 167話の漫画マンガネタバレ
「…思いの丈」
コンテナ船の様子を双眼鏡で見張っている桜田だったが、不意に何らかの音が耳に入った。
その正体はタグボートであり、タグボートはコンテナ船へと離岸しようとしているのだと桜田は察するとすぐさま海上保安庁に連絡を入れる。
桜田は自らの身元を明かすと、東京湾にあるコンテナ船に爆発があり、しかもタグボートが離岸しようとしていてテロ組織の関与も疑われているとありのままを報告し、保安庁も調べ始める。
何としても止めないといけないと思っている桜田だったが…。
「―――あのもしもし…?海事局にも確認しましたがそのコンテナ船は中東の公用船という事になってます 火災があった事は我々も認識していますが…つまり治外法権が適用されるため向こうから要請がないかぎり現状手を出せません ﾍﾀをすれば外交問題になりかねません」
と保安庁の関係者が電話越しでこのように言い、しかもいたずら電話ではないかと思い始めていたので桜田はすぐさま電話を切った。
あれだけの事故なのに相手側に先手を打たれたと思いながらスマホで写真を撮り始める。
今の自分には写真を撮ることしか出来ないと桜田は思いながら、同時に加藤はあの船の何処にいるのかと思い始めていた。
その頃、コンテナ置き場ではリュウは顔見知りの中国人と話をしていた。
まだ見張りが必要なのかとぼやく中国人に、リュウは大事な積み荷だから念には念を入れろと言うそれらしい理由を伝える。
加藤は生きているのかとリュウは聞くと、中国人は多分と言いつつ鎮静剤を打たれて動けないと答えた。
中国人の後ろのコンテナに加藤がいるのだと確信したリュウは手刀で気絶させると、耳元で見張りご苦労と言うのだった。
そしてコンテナに手をかけて開けると、中にはぐったりとしていてまるで遺体のような状態になっている加藤がいたので、リュウは思わず心の中で大声で叫ぶのだった。
そして加藤は目を覚ますと、目の前にリュウがいたのでお前なら必ず来ると思っていたと口にし、すぐに例の荷物は動かしたかと尋ねる。
「……やっぱりアレはあんたの意図でしたか…桜田という女刑事に俺の連絡先を教えたのもこうなる事を全て計算した上で―――」
とリュウは言うと、加藤はその通りだと言わんばかりに微笑んだ。
そしたらリュウはこれまでの加藤との思い出を回想させながら、昔から人をいいように使ってきたのに今の加藤の姿は全て計画通りなのかと困惑と憤りを抱きながら言うのだった。
「その通りだ 私はお前を拾ってやったんだ 最後の最後まで使役するためにな リュウ
荷物はどこに…」
と加藤は言うと、リュウは何か思うところがありながらも加藤ならここだろうと言うのを考えて、武器弾薬を積んだコンテナの中に用意したと答える。
最初は船外に置いていたので驚いたがそれで加藤の意図が読めたリュウは言った。
加藤はありったけのC4を状況的にボートで運び込むのは無理だと判断し、中国人と顔なじみであるリュウに任せたほうがいいと考えたと言うのだった。
リュウは何時爆発させるのかと聞くと、加藤はリュウにしか出来ないと前置きを言いつつ、自分の腹部には爆弾があり、それは愛怜(アイリン)に取り出されたがそれは囮だと告げる。
この事を知ったリュウは思わず驚きの声を上げる。
「お前に取り出してもらいたい―――この腹の奥の奥にある “起爆装置”をな…………」
と加藤は言うと、リュウは驚愕の表情をするのだった。
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ギフト± 漫画167話の感想
爆弾を既に取り出された時、これは完全に摘んだなと思いましたがまさかその奥に起爆装置が仕込まれていた事には驚きましたね。
この事から察するに加藤は自分が捕まって爆弾が取り除かれた事も想定していたのかもしれませんね。
ただ、仮に引き抜いたら間違いなく加藤の命が危なくなるのでリュウは躊躇するのか、それとも言われたとおりにするのか、見ものです。
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