【無料記事】タイの日本人社会で拡がる麻薬渦──〝伝統〟の「ワイロ」は効力がダウン

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10月24日、タイ警察は、茨城県出身という板倉大容疑者(34)ら、日本人の男4人を逮捕したと発表した。
 警察によると、板倉容疑者らは23日午前、バンコク郊外のレストランで覚醒剤約2.3キロと拳銃1丁を違法所持していた容疑があるという。
 捜査は、板倉容疑者が麻薬密売に関わっていると日本側が情報提供を行ったことから始まった。おとり捜査をタイ警察が実行し、覚醒剤の購入を持ちかけたところ、待ち合わせ場所が「タイスキ」レストランのチェーン店「MK」に決定。ここに覚醒剤を持って現れた板倉容疑者が逮捕された。
 ちなみに、この「MK」は日本人駐在員や観光客にも人気のチェーン店。タイの有名百貨店には、必ずといっていいほど出店しているという。それだけでなく日本国内でも「Hotto Motto」や「やよい軒」などのフランチャイズを運営する株式会社プレナス(福岡市博多区)によって〝日本上陸〟を果たしている。福岡県内の10数店舗を筆頭として九州圏内に集中しているが、東京の新宿三丁目にも店舗を構えている。
 タイ警察は板倉容疑者が日本の暴力団と関係があると見ており、インターネット上では「板倉容疑者の腕に入れ墨が確認できる写真」も出回っている。タイの刑法では、覚醒剤の不法所持や密売の最高刑は死刑と定められている。
 また、今回の事件で特筆すべきは、板倉容疑者と共に逮捕された日本人男性の3人に、贈賄の容疑がかけられていることだ。調べでは、3人の男は警察に対して板倉容疑者の釈放を求め、見返りの賄賂として100万バーツ(約340万円)を所持していたのだという。
 海外では賄賂が有効だと言われるが、タイはどうなっているのだろうか。バンコクを拠点に活動するジャーナリストが解説する。

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【写真】逮捕された板倉大容疑者 (撮影 時事通信)
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