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ドラフトキング最新話24話の漫画ネタバレ

「怪物(エース)と司令塔(キャプテン)④」

明英大と石垣商工との練習試合は2回裏が終わっており、両チーム無得点のままだった。

神木は仲眞も凄いけど、明英大も石垣商工を抑えていると口にする。

「元高校球児のオールスター集団の東京六大学…みんな守備がバカウマっスね　見て下さいよ郷原さん　さっきの東海林への三遊間のゴロです　この守備範囲の広さ…見事ですよ」

と神木は続けて言うと、郷原に東海林より照屋の方が上なのかと聞くと、郷原は今はそんな事どうでもいいと言う。

そっけない言い方に神木は怒り、自分達は同じスカウトなんだから意思の疎通は大事だと声を大きくして言うも郷原は2人はタイプが違うからすぐには判断出来ないと返す。

しかし、それでも怒りが収まらない神木はどうタイプが違うのか教えてほしいと、ちゃんと話してくれなければ分からないと言う。

流石の郷原もカチンと来て、プレーを見てどうタイプが違うのかが分からない奴と意思の疎通は出来ないと、東海林を獲得するならセカンドか外野だと言って二度と自分に話しかけるなと言うのだった。

そう言われた神木は郷原の言葉が気になりながら、試合を見る。

試合を見ていると仲眞の球が全然前に飛んでおらず、郷原が持っているスピードガンを密かに見ると143km/hが出ていた。

このまま体が出来て球速が上がればいい投手になると思い始めるも、同時に郷原が言っていた気になる事が気になっていた。

コントロールが悪いことかなと思っていると仲眞が〇球でランナーを出すと、セットポジションに不安があるのかなと思い始める。

しかし、クイックが早い上に145km/hが出たので、神木は郷原には何が見えているのかと思っていた。

それが気になって試合に集中できなくなった神木は電話をかけ始める。

「あ　神木です　お疲れさまです　郷原さんが言っていた仲眞に対してまだ少し気になるところって一体どこですか?僕の眼には彼の存在さえ知れ渡ってしまえば興味を持つ球団は多いだろうなと…そう映りました　郷原さん…お願いがあります　メールでも電話でもいいんだお手すきの時に必ず教えてください　よろしくお願いします　では…」

と神木は郷原に対する留守電をかけるのだった。

隣にいるのに何で電話にかけるんだと郷原は言うと、神木はさっき二度と話しかけるなって言ったじゃないですかと反論する。

そんなガラスのハートでよくプロに入ってきたなと郷原が言うと、神木はそれとこれとは話が別と叫んだ。

遂に折れた郷原は去年の親善試合でも2人は対戦しており、前回は東海林が3打数3安打1四球3盗塁で彼が圧勝していたが、今回は2打数無安打なので今のところ仲眞が勝っていると言うと、続けてわずか1年で成長できるのが高校生の良いところである爆弾だと言う。

特に仲眞が凄い所は大きな身体をしているのにも自分の体をコントロールする能力が高いところだった。

自分のイメージ通りに身体を動かせるという事は再現性が高く、いいモデルがいるだけで猛スピードで進化を遂げると郷原は言う。

「確かにそうだわ!プロにもってこいじゃん…仲眞大海…無限の可能性を感じますね…え?でも…郷原さんは仲眞に対してネガティヴに気になることがあるんスよね?」

と神木が言う。

郷原はさっき言ったのはあくまで仲眞の状態がいい時の話で、まだ確証がないが仲眞は肩か肘を痛めている可能性があると述べる。

郷原は以前の投げ方では仲眞の成長に身体が追い付かないから故障し、その結果投げ方を変えたんだと推測するも、もし故障が完治してなかったら夏を迎えたら仲眞は終わると考えていた。