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あらすじ
ネタバレ
感想
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あらすじ

リムルの村ではカイジンらを迎え入れたのち、開拓が進みつつあり、そのさなか警備にあたっていた部隊がオーガの一団による襲撃を受ける。

オーガの一行の話によるとリムルのように仮面をかぶった魔人がオークを率いてオーガの村を襲撃し、追い出されたため、シズの仮面を装着していたリムルを魔人と勘違いして襲撃したとのことだった。

リムルはオーガの一団に村での生活を提供することと引き換えに配下に入ることを提案し、オーガの一団は自らの力足らずによってオークに敗れたこと、村を失ったこととオークへの復讐からこの申し出を受け入れる。

その一方でオークの侵攻は継続しており、リザードマンの村でもその脅威が騒がれるようになっていた。

脅威に対抗するためリザードマンの長は息子：ガビルをリムルらの村へ協力を取り付けるべく遣ったが、ガビルはリムルらに配下に入ることを要求し、決闘でゴブ太に敗れたため結果として協力を取り付けることができなかった。

リザードマンらの動きを受けてリムルらの村でもオークの侵攻に対する会議が行われ、会議中に接触してきたドライアドのトレイニーによりオークロード討伐の依頼が言い渡された。

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ネタバレ

ドライアド：トレイニーによりオークロードの討伐を依頼されたリムル。

今回のオーク侵攻の要であるオークロードは固有スキル「飢餓者」を保有しており、個体を捕食することにより兵力の維持とスキルの獲得を行っているという。

この脅威の裏には魔王陣営に属する魔人が糸を引いていることもあり、魔王に対して因縁を持つリムルはこの討伐を引き受ける。

リムルはオークの軍勢20万に対抗すべく、リザードマンとの同盟の締結を考えるがこれよりも前に協力関係を結ぶための代理人にたてられて遣いに来たリザードマンの首領の息子：ガビルとの交渉が失敗に終わったことを受けて、直接リザードマンの首領と交渉をすることに決定し、蒼影を遣った。

首領と蒼影の対話の結果、同盟関係を取り付けるため後日リムルとリザードマンの首領で直接対談を行うこととなったが、その裏でガビルが、ゲルミュッドとともに暗躍している魔王陣営のラプラスという者にリザードマンの首領の座をとってかわるのはどうかと囃し立てられ、まんまとその口車に乗り首領に対して謀反を企て、幽閉されることとなり同盟関係の締結は困難になってしまった。

謀反を受けた首領はリムルらとどうにか同盟関係をつなぐべく娘を遣いに出し、交渉に向かわせるが道中でオークと接敵し苦戦しているところをリムルらに救われる。

リザードマン首領の娘はガビルによる謀反からリザードマンの立たされている現状を述べ、懇願し、リムルの秘書である紫苑の仲介によって半ば強引に同盟関係が締結された。

一方でオークの軍勢と対抗していたガビル率いるリザードマンの軍は善戦していたものの、スキル「飢餓者」の能力によって味方が食われるとともにリザードマンの戦略の要であった湿地帯で素早く動ける特性が奪われ、次第に劣勢となる。

そこにオークジェネラルという上位個体が現れ、形勢を立て直すべくガビルは一騎打ちを申し出る。

オークジェネラルとの戦闘は困難を極め、ガビルは追い詰められていくが、そこに同盟締結を受けてリムルらが加勢し、形勢は一気に逆転する。

圧倒的な力量差でオークの軍勢を次々と倒していくリムル達であったが、これを受けて魔人ゲルミュッドはこの劣勢である現状に対抗すべく動き出していた。

このオークの軍勢とリムルらの衝突を、戦場から遠く離れて裏で監視しているものがいた。名はクレイマン、十大魔王の人柱である。

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感想

ついに始まったオーク軍対リムル達の対戦。

今回のオーク侵攻の裏で糸を引いていたのは魔人のゲルミュッドであったものの、新しくラプラスという魔王陣営の魔物まで出てきました。

巻末では新たにクレイマンという魔王が登場し、ラプラスの発言から魔王の人数が10体であることも判明しました。

現段階で判明している魔王はシズにイフリートを宿したレオン、今回登場したクレイマン、ゲルミュッドの所属する魔王であと7体が未知であり、クレイマンと対等に会話をしているように見えるラプラスも魔王かそれに近しい存在ではないかと考えられます。

ゲルミュッドの今回の動きについて、オークとリムルらの衝突を俯瞰していたラプラスとクレイマンはあまり噛んでいないように見え、ゲルミュッドが独自に新たな魔王をたてようとしていたように思えます。

そのため魔王陣営もそれぞれの魔王は共同して何かに取り組んでいるのではなく、個々で動いており、お互いに監視しているものの深く干渉をしようというわけではないのではないかと考えられ、いずれリムルらとも友好的な魔王も現れるのではないかと思われます。

今回のオーク侵攻では確かに魔王陣営が関係しているものの、リムルの目指しているレオンとはあまり関係の強くない可能性が高く、リムルのシズの敵討ちという目的の達成はまだまだ先になるのではないでしょうか。

次巻ではオークの侵攻についてはオークロードがついに登場しましたがリムルらのほうが勢力が強力なためオークの敗北をもって終幕となると思われますが、オーク軍はどのような処分を下されるのか、オークによって村を追いやられたオーガたちは今後どうするのか、リザードマンとの同盟関係は今後も継続されるのかなど、リムルの村の発展に関係しそうな事項もあり注目です。

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