※ここから先はネタバレも含みますので、前巻を読んでいないならばまずはコチラから↓
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テセウスの船 ネタバレ 3巻あらすじ
テセウスの船 ネタバレ 17話
「殺人鬼の気持ち」
放火殺人に遭う危険がある村の老人・田中。
彼の家に通う中で心は、気になる絵を発見した。
田中家に置かれたスケッチブックには、「手を繋ぐ二人の少女」の落書きのようなものが描かれていたのだ。
いったい誰が描いたのかと田中に訪ねる心だったが、ほとんど寝たきりで目も悪い田中は「分からない」と言う。
同じように田中を心配して様子を見にやって来る者は大人から子供まで多数いるからだ。
心は、音臼小のウサギが殺された件と、この落書きとには繋がりがあるのではないかと考え始める。
ウサギは二羽いた内の片方だけが殺されて、この落書きも二人いる少女の内の片方だけが上から黒く塗りつぶされていた。
いずれにせよ、放火殺人が起きたとされる2月5日は田中家をよく観察していようと決める、心と佐野。
しかし翌日に芯が音臼小へ向かうと、児童達の間で「心先生が人殺しなんじゃないの？」という疑惑や噂が広がっていた。
そんな状況に、心を信じている鈴は心を痛めていて……。
テセウスの船 ネタバレ 18話
「2月5日の終わり」
田中の家に医者を呼んで診察してもらうなど、とにかく田中家に人がいる状態を作り出そうとする心と佐野。
息子の田中正志も帰ってきており、もちろん心と佐野も今日はずっと田中家に詰めて様子を見るつもりだ。
そうしていると特に異変もなく、このまま2月5日は無事に過ぎ去ろうとしているかに思えた。
しかしそこに和子から「鈴が出かけたきり帰ってこない」という電話が入り、それに続く形で明音の両親もまた「娘が帰らない！」と佐野のところに相談に来て……？
テセウスの船 ネタバレ 19話
「少女の罪」
皆が明音を探す中、彼女はどこかの木造の建物に閉じ込められてしまっていた。
壁に少しだけ空いた穴からは、建物の外から彼女を見つめる何者かの瞳が覗く。
それに向かって「どうしてこんな事をするの？ ここから出して」と訴える明音。
するとその怪しい瞳の主は「なんでもするなら出してあげるよ」と言って扉を開けると、そのまま少女の身体に手を伸ばしてきて……。
テセウスの船 ネタバレ 20話
「秘密」
明音を捜索する中で、村の青年・長谷川翼と遭遇する心。
心が翼に明音の行方を知らないかと訊ねると、自分もまた茜を探していたと答える翼。
「俺は茜ちゃんが小さい頃から面倒を見て、おしめを変えたり風呂に入れたりもしてたんだ」
急にそんな事を言い始める翼に心は警戒の表情を見せるが、翼はそのままどこかに立ち去ってしまった。
しかし同じく捜索に走り回っていた木村先生から「鈴ちゃんが見つかった！」という報せが！
駐在所に戻ると確かに鈴が帰っていたのだが、彼女は何処で何をしていたのか誰にも話そうとしない。
熱も出しているため今晩はこのまま休ませる事になったが、明音の方は相変わらず行方不明のままだった。
心はそこで日付が2月6日に変わっている事に気付くと、田中の家へと様子を見に戻るのだが……。
テセウスの船 ネタバレ 21話
「捜索難航」
田中家のスケッチブックにあった落書き。
そこには二人の少女の他にプロペラのような何かが描かれていた事に気付く心。
だが、肝心のそのプロペラの正体が分からない。
佐野に相談してもやはり分からないと言う。
この事態を受けて佐野は「未来では明音ちゃんはどうなるんだ？」と遂に質問。
心が知る歴史では、明音は行方不明になるのは来月のはずだった。
彼女は息絶えた状態で発見され、その過程に何があったかは何も分からないまま事件は幕を閉じてしまう。
そうした情報を佐野に明かしていく心だったが、それでもやはり明音に繋がる手掛かりは見つけられなかった。
また心は、自分の存在と介入によって歴史が変わり始めている事を心配する。
心のおかげで助かった人がいるのも確かだが、事件によって逆に悪化しているものもあるのだ。
そう思い悩む心に佐野は「心さんのノートを見せてくれないか？」と頼んできて……？
テセウスの船 ネタバレ 22話
「毒薬を持つ人」
昨夜会った長谷川翼の様子はやはりおかしいと感じ、彼に会いに行くと告げる心。
そこで駐在所のインターホンが鳴り、「金丸刑事が来たよ」と和子が伝えてくる。
心の正体を気にする金丸から彼を守るため、佐野は心を裏口から逃がしてくれた。
そして佐野に教えられた住所を訪ねてみるのだが、その家には長谷川と同居している佐々木紀子という女性がいるだけで、肝心の翼の姿がない。
さらに玄関前で門前払いされて中に入れてもらえなかった。
しかし、心は佐々木の顔を見てノートの内容を思い出す。
佐々木紀子は4月6日に青酸カリで自殺するとされている人物で……？
テセウスの船 ネタバレ 23話
「青酸カリの女」
ひとまず駐在所に戻り、佐々木紀子という女性について佐野に話を伺う心。
佐々木は翼と交際中で、来月には結婚する予定だそうだ。
勤め先は木村鍍金工場。
木村とは先日の雪崩騒ぎの剣で心が助けた男性の事だった。
妻が遺したノートには、「青酸カリの出処は木村鍍金工場では？」という書き込みも。
青酸カリは佐野が起こすとされる音臼小無差別殺人事件でも使われているらしい。
それはさすがに口にできない心だったが、彼の様子から工場と青酸カリの繋がりに佐野は気付く。
そして佐野は木村鍍金工場を訪れ、木村に「青酸カリってここにあるのか？」と質問すると、木村はあっさりと頷いた。
木村の工場は仕事で青酸カリ――シアン化カリウムを使うらしいが、普段はそれを鍵のかかった部屋に保管していた。
ところが佐野と一緒に探してみたところ、そのシアン化カリウムの瓶が一つ無くなっているのが発覚し……。
テセウスの船 ネタバレ 24話
「プロペラの場所」
河川敷から女子児童の手袋らしきものが見つかったと連絡が入り、その確認に向かう明音の両親と佐野。
幸か不幸か手袋は明音のものではなかったが、この辛い状況に明音の母親は疲れ切っていた。
彼女は佐野に「心先生は本当に何も知らないの？ 信用できるの？ みんな怪しいって言ってるわよ！」と詰め寄ってくる。
そこへ心から「スケッチブックに描かれたプロペラの正体が分かった！」との電話が。
佐野は心と合流して、プロペラのヒントから分かった明音の居場所へとパトカーを走らせるが……！？
テセウスの船 ネタバレ 25話
「現行犯と死」
プロペラのある建物に辿り着いた心と佐野だったが、そこに明音の姿は見つけられなかった。
しかし建物内の床に誰かの大きな靴跡と、まだ新しい吐しゃ物が残っているのに気づく二人。
心は、パラコートを誤飲したとされて亡くなった千夏のニュースで「毒を飲むと嘔吐やめまいといった症状が現れる」と報じられていたのを思い出す。
ここで明音は毒を飲まされたのではないかと考える心。
彼が建物の周りを観察しに行くと、佐野は一人で部屋の中をさらに調査。
すると床にアルファベットのSの形をしたキーホルダーが落ちているのに気づいた。
手に取ってひっくり返してみると、そこには「suzu & akane」という刻印も。
鈴と明音が友達の証として鞄に着けていたキーホルダーの片方だと気付いて顔をこわばらせる佐野。
一方、心は建物の外で金丸刑事と遭遇！
金丸はやはり朱音と千夏の事件に心が深くかかわっていると考え、彼に任意同行を求めてきて……？
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テセウスの船 3巻の感想
明音ちゃんの誘拐事件を追いかける漫画「テセウスの船」の第３巻！
実写ドラマ版ではカットされた誘拐犯と明音ちゃんのやり取りが描かれていて「うわあ……」ってなっちゃいました。
同時にドラマ版と違う部分もいくつかあるような気がして、かなり新鮮な気持ちで読めましたね。
気になるのはやはり心が知る本来の歴史とは事件の発生日時や内容が少しずつ変わってきている事です。
これは音臼小の大量殺人事件についても変えられる可能性がある証明だとも思うのですが……問題は変化が良い方向に出るとは限らない事ですよね。
今回も明音ちゃんの事件がかなり前倒しで発生してしまったみたいですし、心のせいで逆に事態が悪化するパターンもあるわけです。
こうなると一つ一つの事件への関わり方をもっと慎重にしていく必要があるのではないかと思いました。
テセウスの船ネタバレ 漫画最新刊を無料で読む 4巻あらすじ感想
